お役立ち情報

【編集者のための職務経歴書の書き方ガイド】経験・スキル・実績を最大限に活かすコツと記載例

keireki0530

編集者としてのキャリアを活かして転職・キャリアアップを目指す際に欠かせないのが、「職務経歴書」です。
しかし、「編集者」という職種の特性上、自分の成果が数字で表しにくく、どのようにアピールすればよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「職務経歴書 編集者」というキーワードに基づき、編集者としての経験やスキルを魅力的に伝えるための職務経歴書の書き方、採用担当者が注目するポイント、実際の記載例まで詳しくご紹介します。


1. 編集者の職務経歴書でアピールすべき要素とは?

編集者という職業は、書籍・雑誌・Webメディア・映像など、幅広いジャンルで活躍の場があります。そのため、職務経歴書では次のような具体的なスキルや実績を意識的に記載することが重要です。

✅ 編集者としての職務経歴書で求められる要素

項目内容例
担当媒体雑誌、書籍、Webメディア、広告、動画など
担当業務企画立案、取材・執筆、編集・校正、進行管理
実績発行部数、PV数、売上貢献度、話題性、SNS拡散数など
スキル文章力、構成力、取材力、ディレクション力、SEOなど
使用ツールWord、Excel、PowerPoint、Photoshop、CMS など

“どんな媒体で、どんな役割を担い、どのような成果を出したか” を明確に伝えるのがポイントです。


2. 編集者向けの職務経歴書|構成と書き方のポイント

📄 基本構成

  1. 職務要約
  2. 職務経歴(会社・媒体ごとに業務内容と実績)
  3. スキル・資格・使用ツール
  4. 自己PR

✍ 書き方のコツ

  • 担当媒体は必ず名称を記載(公開不可の場合は「月刊生活情報誌(発行部数●万部)」などで代用)
  • 実績は可能な限り数字や成果で表現
  • 複数の役割を担っていた場合は「企画」「編集」「進行管理」など分けて整理
  • チームでの働き方も明記すると協調性をアピールできる

3. 【記載例】編集者の職務経歴書(書籍・Web両対応)

職務経歴書  
作成日:2024年3月28日  
氏名:田村 紗季

【職務要約】  
書籍編集者として7年間の実務経験があり、ビジネス書・実用書を中心に20冊以上の書籍制作に携わってきました。また近年はWebコンテンツ編集にも携わり、SEOを意識した構成、ライターへのディレクション、SNSを活用した拡散施策などを通じて、PV向上にも貢献しています。

【職務経歴】

■株式会社ライトブック(2020年1月〜現在)  
職種:編集者  
雇用形態:正社員

<業務内容>  
・書籍編集(企画立案、著者選定、原稿依頼、編集、校正、進行管理)  
・Web記事の編集・リライト(自社メディア運営)  
・ライターとの連携、CMSを用いた入稿作業  
・書籍・Web両方でのSNS施策、読者とのエンゲージメント向上

<主な実績>  
・担当書籍『○○の法則』が初版3万部→増刷2回(累計5万部)  
・Webメディア月間PV:30万→60万に拡大(2022年比)  
・編集担当記事がYahoo!ニュース等で二次掲載される

■株式会社メディアリンク(2017年4月〜2019年12月)  
職種:アシスタント編集者

<業務内容>  
・雑誌記事の編集・校正、デザイン確認、写真選定  
・取材同行、文字起こし、進行表の作成  
・編集長の補佐として複数プロジェクトを並行管理

【スキル・使用ツール】  
・Adobe InDesign/Photoshop/Illustrator(簡単な操作)  
・Word/Excel/PowerPoint/CMS(WordPress)  
・SEO基礎知識(キーワード選定・構成案作成)  
・タイピングスピード:300字/分以上

【自己PR】  
編集者としてのこだわりは、「読みやすさ」「信頼性」「スピード」の3軸です。著者・ライター・デザイナーなど多くの関係者と協力しながら、スムーズな制作進行と高品質なアウトプットを常に目指してきました。今後はWebと紙の両方をつなぐクロスメディア展開にも力を入れていきたいと考えています。

4. 編集者ならではのアピールポイント

✅ 1. 「目に見える成果」が難しい職種だからこそ、数字を使う

  • 発行部数、WebのPV、SNSでの反響、売上増加 など
  • 明確な数字が難しい場合は、「累計20冊担当」「著者評価」などでもOK

✅ 2. 媒体ジャンルや得意分野を明示する

  • ビジネス書/ファッション誌/医療系/教育系 など、専門性のアピールに有効

✅ 3. コミュニケーション力・調整力を強調

  • 編集者は関係者とのやり取りが非常に多い職種のため、対人スキルの高さも武器になります

5. よくある質問(Q&A)

Q. 編集者の職務経歴書にポートフォリオは必要?

▶ 書籍・雑誌の編集者であれば、**担当書籍の一覧(書名・出版社・刊行年月)**を別紙で添付すると効果的です。Web系ならURL一覧を提出できるとベストです。


Q. 著者やクライアントとの守秘義務があって詳細が書けない場合は?

▶ 「ビジネス書(累計5万部)」「大手通信会社のオウンドメディア」など、概要だけでも記載し、イメージを伝えることが可能です。


まとめ|編集者としての強みを「構成力」で魅せる職務経歴書を

職務経歴書 編集者」というキーワードが示すように、編集者にとって職務経歴書は、あなた自身の“企画書”でもあります。

✅ 媒体・役割・成果を明確に整理して伝える
✅ 数字や実績を使って説得力を高める
✅ 専門分野・得意ジャンル・使用ツールを具体的に示す
✅ 職務経歴書そのものも「読みやすく、構成された文章」であることが大切

文章や構成にこだわる編集者だからこそ、職務経歴書でもそのスキルと魅力を発揮しましょう。読み手を意識した“伝わる一枚”で、次のキャリアチャンスをつかんでください。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました