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学生でも職務経歴書は必要?作成する意味と正しい書き方を徹底解説

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学生が職務経歴書を書く意味とは?

職務経歴書って、社会人向けの書類じゃないの?」と思っている学生の方は多いかもしれません。確かに、職務経歴書は本来、転職活動などで“過去の職務経験”を整理して提出する文書です。しかし、近年では学生の就職活動においても、企業から職務経歴書の提出を求められるケースが増えてきています

特に以下のような場合、学生でも職務経歴書の提出が推奨されます:

  • インターン経験やアルバイト歴が豊富な人
  • 既卒・第二新卒扱いでの応募
  • 大学院生や研究職志望で、プロジェクト経験や論文実績がある場合
  • NPO活動や留学経験など、履歴書では書ききれない経験を伝えたいとき

この記事では、学生の立場で職務経歴書を書く際のポイントや構成例、書き方の注意点について詳しく解説します。


学生が職務経歴書でアピールすべきこととは?

学生の場合、企業での正社員経験はないのが一般的ですが、以下のような経験も「職務に類する経歴」として十分に評価されます。

✅ アピールになる経験の例

  • 長期インターンシップ(職種問わず)
  • 継続的なアルバイト(接客・事務・営業補助など)
  • 大学での研究活動や論文執筆(特に大学院生)
  • 学生団体やNPOでの実務的な活動
  • プログラミング・Web制作など、自己学習によるアウトプット

これらの経験を、「いつ・どこで・どんな役割で・どのように取り組み、何を得たか」という流れで記載することで、職務経歴書としての体裁を整えることができます。


学生向け職務経歴書の基本構成

職務経歴書は、A4サイズ1〜2枚でまとめるのが一般的です。以下のような構成をベースに書いていきましょう。

【構成例】

  1. タイトル(職務経歴書)
  2. 氏名・作成日
  3. 職務要約(キャリアの概要)
  4. 経験内容(インターン・アルバイトなど)
  5. スキル・資格・使用ツールなど
  6. 自己PR(企業に対する姿勢・意欲)

【記載例】学生向けの職務経歴書サンプル


職務経歴書

氏名:山田 太郎
作成日:2025年3月25日


【職務要約】

大学在学中に2社で長期インターンを経験し、営業アシスタントとマーケティング業務に従事。学業と並行しながら実務経験を積み、チームでの成果達成やPDCAの実行サイクルを体験。ビジネスマナーや報連相の徹底など、社会人としての基礎力を実践的に習得。


【職務経歴】

■ 株式会社○○(2023年4月〜2024年9月)
【職種】マーケティングインターン(週3日勤務)
【業務内容】

  • 自社SNS運用の補助(Instagram・Xの更新)
  • メールマーケティング(ステップ配信のシナリオ作成補助)
  • Google Analyticsを用いたWebサイトの分析レポート作成
    【成果】
  • Instagramのフォロワー数を半年で3,000人→5,500人に拡大
  • 月間レポート提出によるデータ活用の仕組み化に貢献

■ 株式会社△△(2022年6月〜2023年2月)
【職種】営業アシスタント(長期インターン)
【業務内容】

  • 資料作成、見積書・請求書の発行
  • 営業同行・議事録の作成
  • 顧客データベースの整備と管理

【スキル・資格】

  • Microsoft Office(Excel・Word・PowerPoint):実務レベル
  • Google Workspace(ドキュメント・スプレッドシート)
  • TOEIC 820点(2024年10月取得)
  • HTML / CSS(基礎知識あり)
  • 普通自動車運転免許(2023年取得)

【自己PR】

在学中から実務経験を積むことに注力してきました。常に「自分がどう貢献できるか」を考え、与えられた業務に留まらず、改善提案や効率化に取り組んできました。社会人としての基礎力を身につけた今、今後は正社員としてさらに責任ある仕事を任せていただき、成長しながら貢献したいと考えております。


書くときの注意点

❌ アルバイトを「ただのバイト」として書かない

→ マニュアル作業でも、工夫した点や接客対応力などを強調すれば評価につながります。

❌ 難解な学術用語だけでまとめない(研究職志望でも)

→ 特に企業研究職志望の方は、研究概要を「ビジネスにも伝わる言葉」で表現する工夫が必要です。

✅ 嘘は書かないが、実績は客観的にアピール

→ 数字や成果を使って、説得力を持たせましょう。


職務経歴書は「成長の過程」を見せるツール

学生にとっての職務経歴書は、完璧な実績を見せるためのものではありません。むしろ、**「どのような場面で、何を学び、どう成長してきたか」**を伝えることが最大の目的です。

社会人経験がなくても、学生ならではの努力や経験は、企業にとって新たな価値をもたらす可能性があります。自身の経験を整理し、自分らしい言葉でアピールしていきましょう。


まとめ|学生でも職務経歴書は書くべき!経験を未来につなげる

✅ 学生でも、インターンやアルバイト経験は「職務経歴」として評価される
✅ 経験の内容・成果・学びを具体的に記載する
✅ フォーマットは社会人用と同じでOK。1〜2ページで簡潔に
✅ 自己PRでは、成長意欲と社会人基礎力をアピール

学生のうちから職務経歴書を作成することは、自己分析とキャリア設計の第一歩です。ぜひこの機会に、自分の歩んできた経験を「書類」という形で整理し、次のステージへとつなげていきましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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