お役立ち情報

「職務経歴書は直近から」が基本!書き方のポイントと印象を良くするコツ

keireki0530

転職活動において必須の書類である職務経歴書。その作成にあたって、「経歴は古い順に書くべきか、直近から書くべきか」と迷う方も少なくありません。結論から言うと、職務経歴書は“直近から”記載するのが基本です。

この記事では、「職務経歴書 直近から」というテーマに沿って、なぜ直近から書くのが望ましいのか、どう書けば採用担当者に伝わりやすいか、そして具体的な記載例を交えて解説します。


なぜ職務経歴書は直近から書くのが基本なのか?

中途採用において、企業が最も重視するのは応募者の「今のスキル・経験が、自社で活かせるか」という点です。そのため、直近の職務経験ほど評価対象として重視される傾向にあります。

古い職歴よりも、最新の仕事の内容・ポジション・成果を優先的に伝えることで、採用担当者に「この人は即戦力になる」と感じてもらいやすくなります。


「直近から」記載する職務経歴書の構成

▶ 推奨フォーマット(逆時系列)

  1. 職務要約(3〜5行)
  2. 職務経歴(直近の職場から順に)
  3. 保有資格・スキル
  4. 自己PR

【記載例】職務経歴書(直近から書くパターン)

【職務要約】

営業職として8年間の経験を有し、直近ではSaaS系商材を扱うIT企業で法人営業を担当。新規開拓から既存フォロー、提案・導入・契約管理まで一貫して担当。営業目標120%を達成し、チームリーダーとして部下の育成も経験。


【職務経歴】

■ 株式会社クラウドシステムズ(2021年4月〜2024年3月)
職種:法人営業(SaaS事業部)
従業員数:150名/業種:IT・クラウドサービス

【業務内容】

  • 中小企業向けに自社クラウドサービスの導入提案
  • アポイント獲得から契約・フォローまでの一連業務
  • チーム4名のリーダーとして進捗管理・育成を担当

【実績】

  • 年間契約額 5,800万円(前年比130%)
  • 顧客継続率 93%を維持
  • 新人研修マニュアルの作成・導入

■ 株式会社ビジネスリンク(2016年6月〜2021年3月)
職種:営業アシスタント → 営業担当

【業務内容】

  • 営業サポート(見積作成・電話応対・資料作成)
  • 2018年より営業職に昇格し、主に既存顧客対応を担当
  • 製造業向けに業務効率化ソリューションを提案

【実績】

  • 継続取引率 95%以上を維持
  • 年間売上4,000万円超のアカウントを10件以上管理

直近から書くメリット

メリット解説
応募職種との関連性が明確になる直近の経験が活かせる場合、マッチ度を強くアピールできる
最新のスキルや知識を伝えやすい技術や業界の変化に対応していることを示せる
採用担当者が読みやすい書類を見る側は“今何をしているか”に最も関心がある

「古い順」で書いても良い場合はある?

基本的には**直近から書く「逆時系列形式」**がおすすめですが、以下のようなケースでは「古い順」で書いた方が分かりやすいこともあります。

  • 長期にわたって同じ企業に勤務し、昇進を段階的に経験してきた場合
  • 現在の仕事が応募先と無関係で、過去の職歴の方が関連性が高い場合
  • 職務の変遷をストーリー性を持って説明したい場合

このようなケースでは、「応募先に伝わりやすい構成」で書くことを優先しましょう。


直近の職務が短期離職だった場合の工夫

「直近の職場が数ヶ月で辞めてしまった」「ブランクがある」という場合でも、基本的には隠さず記載するべきです。ただし、書き方を工夫することで印象を和らげることができます。

記載例:

【株式会社△△(2023年4月〜2023年9月)】※契約期間満了により退職
職種:事務スタッフ
業務内容:データ入力・請求書処理・電話対応

※短期在籍のため、詳細は面接時にご説明いたします。


書き方のコツまとめ

  • ✅ 「直近から」=読みやすく、スキルが伝わりやすい
  • ✅ 古い職歴は簡潔にまとめ、応募職種に関係する部分を強調
  • ✅ 職務経歴は「業務内容+実績+工夫点」で構成
  • ✅ 数字や成果を盛り込んで説得力をアップ

まとめ|職務経歴書は「直近から」が基本。読みやすさと伝わりやすさを意識しよう

中途採用では「今どんな仕事をしているか」「それがどのように活かせるか」が最も重視されるため、職務経歴書は直近から記載する逆時系列形式が基本です。

ただ経歴を並べるのではなく、実績やスキル、工夫した点を盛り込むことで、あなたの強みが明確に伝わります。採用担当者にとって“読みやすく・理解しやすい”職務経歴書を意識して、より高い書類通過率を目指しましょう。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました