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職務経歴書が「1枚だと少ない」?|最適な分量と採用担当者に伝わる工夫とは

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「職務経歴書って1枚で本当に大丈夫?」「なんとなく少なくて不安…」と感じていませんか?

職務経歴書を作成していて、「これで足りてるのかな?」「1枚だけだと印象が悪いのでは?」と不安になる方は少なくありません。
特に社会人経験が豊富な方や複数社で働いた経験がある方は、1枚だと内容が少ない=評価されにくいと感じるかもしれません。

しかし実際には、「1枚=NG」ではありません。重要なのは“分量”より“内容の質”と“伝え方”です。

この記事では、「職務経歴書が1枚だと少ないと見なされるケース」や「1枚でも好印象を与えるコツ」、そして枚数の判断基準について詳しく解説します。


結論:職務経歴書が1枚でも「内容が適切なら問題なし」

職務経歴書の理想的な分量は、「応募企業が読みやすく、必要な情報が過不足なく書かれていること」。
そのため、1枚でも十分にまとまっていればまったく問題はありません。

✅ 1枚でOKなケース

  • 社会人経験が3年以内(第二新卒など)
  • 経歴が1〜2社で、業務内容がシンプル
  • 職種が特化していて、伝える軸が明確
  • 応募書類を複数提出する場合(履歴書+職務経歴書+ポートフォリオなど)

1枚だと“少ない”と見なされやすいケースとは?

一方、以下のようなケースでは「情報不足」と受け取られてしまうこともあります。

状況懸念されるポイント
経歴が豊富(10年以上)なのに内容が薄い経験やスキルが十分に伝わらず「手抜き」に見られる
数社経験しているのに、詳細が記載されていない応募先に合う情報が読み取れない可能性
実績や成果、工夫点がない単なる「作業履歴」にしか見えず、アピール不足

👉 「1枚=少ない」ではなく、「1枚でも薄い」内容が問題なのです。


職務経歴書1枚でもしっかり伝える工夫【4つのコツ】

① 職務要約で全体像を先に伝える

冒頭に「何年、どんな業界で、どんな業務をしてきたか」を2~3行でまとめて書くと、内容の印象が強まります。

例:
事務職として5年間勤務し、総務・庶務・経理補助まで幅広い業務を担当。Excelを活用した業務改善に取り組み、作業効率の向上に貢献。


② 実績・成果は必ず具体的に数字で

単なる業務内容だけでなく、「どのような成果を上げたか」「どんな工夫をしたか」を必ず記載しましょう。

NG例:
「売上に貢献」 → 抽象的で印象に残らない

OK例:
「新規顧客の獲得数:月平均5件、前年比120%の売上達成」


③ 箇条書きを効果的に使う

文章ばかりだと読みづらくなり、情報が埋もれてしまいます。箇条書きを使えば、1枚でも多くの情報を整理して伝えられます。


④ 応募企業に合った内容に“取捨選択”する

すべてを詰め込む必要はありません。応募先が知りたい内容を優先的に書くことで、1枚でも密度の高い書類になります。


【参考】職務経歴書が「1枚」で十分なサンプル構成

【職務要約】
業界/職種/年数/強み/実績

【職務経歴】
■会社名:株式会社○○(2019年4月~2024年3月)
■職種:営業職
■業務内容:
・法人営業(SaaS提案/新規開拓/既存対応)
・CRM導入支援/導入後フォロー

■実績:
・年間売上目標120%達成(2022年)
・顧客満足度アンケート上位10%を維持

【保有スキル・使用ツール】
Excel(関数・VLOOKUP・ピボット)/Salesforce/PowerPoint

【資格】
日商簿記2級/TOEIC 700点

【自己PR】
顧客との信頼構築に強みを持ち、ニーズを深く理解した提案が評価されてきました。成果だけでなくプロセスを重視し、チーム全体の目標達成にも貢献してきました。

職務経歴書が1枚に収まらないときの対処法

  • 表形式にして情報を整理する(縦に長くならない工夫)
  • 応募企業に不要な職務は簡潔にまとめる
  • ポートフォリオや別紙資料で補足する(クリエイティブ・技術系職種など)

まとめ|「1枚=少ない」ではない。“中身”が伝わる構成と表現を意識しよう

✅ 職務経歴書は1枚でもOK!内容が充実していれば評価される
✅ 経験が長い人は、「削る」より「要点をまとめる」意識が重要
✅ 数値・成果・工夫を織り交ぜて、密度の高い1枚に
✅ 採用担当者が「この人に会ってみたい」と思う情報を厳選しよう

「短い=不十分」ではありません。伝えるべきことを“凝縮した1枚”は、むしろ印象に残る武器になります。
限られたスペースで、あなたの価値を最大限に伝えていきましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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