職務経歴書の書き方・ロフト（雑貨販売）経験のアピール方法

転職活動において、職務経歴書はご自身の経験とスキルを伝える重要な書類あります。ロフト（Loft）に代表される生活雑貨・バラエティショップでの勤務経験は、その業務の幅広さと専門性から、書き方次第で多くの能力をアピールできる貴重な財産となります。

雑貨販売業務の多様性

雑貨販売店の業務は、多くの方が想像する以上に多岐にわたります。採用担当者は、ご自身がどのような環境で、どのような役割を担ってきたのかを知りたいと考えています。まずはご自身の経験を「棚卸し」し、担当した業務を具体的に書き出すことが第一歩となります。

業務内容の具体的な記述

職務経歴書には、単に「販売業務」と記載するだけでは、ご自身の能力は伝わりません。「レジ会計業務」「お客様への接客・商品説明」「商品の検品・品出し・陳列」「在庫管理・バックヤード整理」「発注業務の補助」「ギフトラッピング対応」など、担当した業務を詳細に記述します。

接客と「提案力」のアピール

ロフトのような店舗の大きな特徴は、文具、コスメ、インテリア、バラエティ雑貨など、非常に多岐にわたる商品を取り扱う点にあります。この環境で培われるのは、お客様の多様なニーズ（例：ギフト選び、特定の機能を持つ商品の探索）を的確にヒアリングし、膨大な商品知識の中から最適なものを提案する「高い提案力」であります。

売り場作り（VMD）の経験

季節のイベント（例：クリスマス、バレンタイン、新生活シーズン）や、メディアで話題の商品、新しいトレンドに合わせて、商品の陳列方法やレイアウトを変更するといった「売り場作り（VMD）」の経験は、ご自身の販売促進スキルや企画力を示す上で有効なアピールポイントとなります。ご自身でPOP（販促物）を作成した経験などもあれば、併記します。

商品管理能力（膨大なSKU）

膨大なアイテム数（SKU）の商品を扱う雑貨店での経験は、ご自身の「管理能力」の証明となります。新商品が次々と入荷する中で、商品の場所を正確に把握し、在庫を適切に管理・発注した経験は、ご自身の正確性や計画性を示すものとなります。

異業種にも通じる汎用的な能力

雑貨販売の経験で培われるスキルは、多くの業界や職種で共通して求められる汎用的な能力（ポータブルスキル）でもあります。レジ、品出し、ラッピング、顧客対応などを同時に、かつ迅速にこなす「マルチタスク能力」。多様なお客様に対応する「コミュニケーション能力」。そして、トレンドを敏感に察知する「情報感度」は、どのような仕事にも活かせるご自身の強みであります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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