職務経歴書の書き方・レジ打ち経験を強みに変えるアピール方法

転職活動において、職務経歴書はご自身の経験と能力を伝える重要な書類あります。スーパーマーケットやコンビニエンスストア、アパレル店などで経験することの多い「レジ打ち」の業務も、その内容を具体的に記述することで、ご自身の強みとして効果的にアピールすることが可能あります。

「レジ打ち」は「レジ業務」として記述する

まず、職務経歴書に記載する際、「レジ打ち」というやや口語的な表現よりも、「レジ業務」または「レジ会計業務」といった、よりフォーマルな言葉を選ぶことをお勧めします。これだけで、採用担当者に与える印象が変わります。アルバイトやパートタイムの経験であっても、そこで培ったスキルは立派な職歴の一部であります。

レジ業務の具体的な内容を棚卸しする

採用担当者が知りたいのは、ご自身がどのような業務を、どの程度のレベルで遂行できるのかという点であります。単に「レジ業務」と記載するだけではなく、その具体的な内容を「棚卸し」し、詳細に書き出すことが重要あります。例えば、商品バーコードのスキャン、正確な金銭の授受、クレジットカードや電子マネー、ポイントカードの処理、商品の袋詰めといった一連の流れがあります。

正確性と迅速性のアピール

レジ業務の核心は、「正確性」と「迅速性」にあります。お客様の大切なお金を扱い、売上を管理する上で、ミスなく正確に処理する能力は、どのような職種においても高く評価される基本的なスキルであります。また、混雑時にお客様をお待たせしないよう、迅速かつ効率的に対応する能力も、ご自身の強みとなります。

顧客対応力（接客スキル）の記述

レジは、お客様と直接顔を合わせ、店舗の印象を左右する重要な接点であります。明るい挨拶、丁寧な言葉遣いといった基本的な接客マナーはもちろんのこと、お客様からの商品に関する問い合わせや、時にはクレームの一次対応を行った経験も、ご自身の「コミュニケーション能力」や「顧客対応力」を示す重要なエピソードとなります。

責任感と信頼性

売上金という会社の資産を直接扱う業務であるため、レジ業務には高い「責任感」が求められます。日々のレジ締め作業や、在高点検をミスなく行ってきた実績は、ご自身が信頼できる人物であることの客観的な証明となります。

関連業務も併記して経験の幅を示す

多くの場合、レジ担当者はレジ業務だけでなく、他の業務を兼任しています。例えば、「商品陳列（品出し）」「在庫管理の補助」「店内清掃」「販促物（POP）の作成」など、レジ以外の業務にも携わっていた場合は、それらも併記することで、ご自身の経験の幅広さを示すことができます。

経験を整理し、貢献意欲を伝える

レジ業務の経験は、ご自身の「正確性」「迅速性」「顧客対応力」「責任感」といった、ビジネスの基本となる重要な能力を培うものです。これらの経験を職務経歴書で具体的に示すことが、採用担当者にご自身の価値を伝え、書類選考を通過する鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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