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履歴書の「年収」の正しい書き方とは?書くべきケースと注意点を徹底解説!

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履歴書を作成するとき、「年収は書くべき?」「どのように記載すればよい?」と悩むことがあるかもしれません。
基本的に履歴書には年収を記載する項目はない
ため、職務経歴書やエントリーシートに記載するのが一般的です。
しかし、一部の企業では、履歴書に年収を記載することを求められることもあります。

本記事では、履歴書に年収を書くべきケースや書き方のルール、企業が年収を確認する理由、年収を書かない場合の対応方法を詳しく解説します。


履歴書に年収を書く必要があるのはどんな場合?

履歴書には通常、「年収」を記載する項目はありませんが、以下のケースでは年収を記載することが求められることがあります。

1. 企業からの指示がある場合

求人票や企業の応募要項に「履歴書に年収を記載」と書かれている
年収を基準に給与交渉が行われる場合

📌 企業の応募要項の例

・履歴書には、直近の年収を記載してください
・過去3年間の年収を履歴書に明記すること

企業側が年収の情報を求めている場合は、指示に従い履歴書に記載しましょう。


2. 履歴書のフォーマットに「年収欄」がある場合

特定の履歴書フォーマットには、「年収」の項目が含まれていることがある
特に転職活動用の履歴書では、過去の職務経験と共に年収を記載する場合がある

📌 記入例(履歴書の職歴欄に年収を記載する場合)

職歴
2018年4月 〇〇株式会社 入社 営業部配属(年収400万円)
2020年7月 〇〇株式会社 主任昇格(年収500万円)
2023年3月 〇〇株式会社 退職(年収550万円)

履歴書の職歴欄に記載する場合、年収は簡潔に括弧書きで書くのが一般的。


3. 給与交渉を意識している場合

転職の際に、前職の年収を考慮して給与を決めるケースが多い
特に管理職や専門職の場合、年収が給与交渉の基準になることがある

📌 記入例(備考欄に記載する場合)

備考
前職の年収は500万円(基本給400万円+賞与100万円)でした。
希望年収は、これまでの経験を活かし、550万円程度を希望しております。

企業によっては、希望年収の記載を求められることもあるため、シンプルに書くのがポイント。


履歴書の年収の書き方と注意点

履歴書に年収を記載する際は、具体的な金額を明記し、誤解を招かない表記を心がけることが重要です。

1. 年収の表記は「総支給額」を記載する

年収は基本的に「総支給額(税引き前)」で記載する
手取り額(税引き後)ではなく、ボーナスや手当を含めた総額を書くのが一般的

📌 OK例(年収の表記)

年収:500万円(基本給400万円+賞与100万円)

📌 NG例(誤解を招く書き方)

年収:手取り350万円

企業が年収を知りたいのは、給与の目安を把握するためなので、必ず「総支給額」で記載する。


2. 年収の内訳を簡潔に記載

企業によっては、基本給・賞与・手当の内訳が重要な判断材料となることもある
職務経歴書に詳細を書く場合は、履歴書ではシンプルに記載するのがベスト

📌 記入例(詳細な年収の書き方)

年収:600万円(基本給450万円+賞与120万円+各種手当30万円)

📌 簡潔な記入例

年収:600万円

年収の内訳を求められていない場合は、簡潔に「年収〇〇万円」と書くだけでOK!


3. 過去の年収を書く場合は最新のものを記載

過去の年収を記載する場合は、直近の年収を基準にする
転職回数が多い場合は、直近2〜3社分の年収を記載すると良い

📌 記入例(職歴とともに年収を記載する場合)

職歴
2016年4月 △△株式会社 入社(年収350万円)
2020年7月 □□株式会社 転職(年収450万円)
2023年4月 現在に至る(年収500万円)

すべての職歴の年収を書く必要はなく、特に関連性の高い経歴のみ記載すると分かりやすい。


履歴書に年収を書かない場合の対応

1. 企業の指定がない場合は、無理に記載しない

履歴書には年収を書く欄がないため、指定されていない場合は書かなくても問題なし
職務経歴書で年収を伝えるのが一般的なので、履歴書には書かずに済むことが多い

📌 備考欄に年収を書かない例

備考
これまでの経験を活かし、貴社に貢献できるよう努めます。

履歴書の備考欄に「年収希望額」を記載する必要はない


2. 年収を開示したくない場合の対応

年収を伝えたくない場合は「応相談」などの記載をする
希望年収を書く場合でも「現在の年収を考慮し、貴社の規定に従います」と記載すればOK

📌 記入例(年収非開示の例)

備考
年収に関しては、面接時に応相談とさせていただければ幸いです。

年収が選考基準にならない場合は、このように書くことで無理に開示する必要がなくなる。


まとめ

履歴書には基本的に年収を記載する項目はありませんが、企業の指示がある場合や給与交渉を考えている場合は、正しく記載することが重要です。

企業の指示がある場合のみ履歴書に年収を記載する
年収は「総支給額(税引き前)」で記載する
内訳を簡潔に記載する(基本給+賞与+手当など)
直近の年収を基準に書く(転職回数が多い場合は直近2〜3社分)
指定がなければ履歴書には書かず、職務経歴書に記載するのが一般的

履歴書の年収欄に正しく記載し、スムーズな転職活動を進めましょう!

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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