履歴書の検定の書き方|採用担当者に好印象を与える記入例と注意点を解説!
はじめに
履歴書を作成する際、
- 「取得した検定は履歴書に書くべき?」
- 「検定と資格はどう違うの?」
- 「どのように書けばアピールになる?」
と悩む方も多いのではないでしょうか?
検定の取得は、スキルの証明として履歴書に記載することで、採用担当者に好印象を与える要素になります。
特に、応募する職種に関連する検定であれば、「この人は実務に必要なスキルを持っている」と評価される可能性が高まります。
本記事では、履歴書に検定を正しく書く方法、好印象を与えるポイント、具体的な記入例、注意点を詳しく解説します!
1. 履歴書に検定を書くべきか?
履歴書には、資格・免許を記入する「資格欄」がありますが、検定もこの欄に記載するのが一般的です。
(1) 検定と資格の違い
✅ 資格 → 国家資格・民間資格など、法律や制度で定められた公的な認定(例:宅地建物取引士、簿記、TOEIC)
✅ 検定 → 技能や知識を測るための試験で、企業・団体が独自に実施(例:英検、漢検、情報処理検定)
📌 採用担当者の意見
応募職種に関連する検定を取得していると、知識やスキルを持っている証明になるため、積極的に評価します。
➡ 応募する仕事に関係のある検定なら、履歴書に書くのがベスト!
2. 履歴書の資格・検定欄の基本ルール
(1) 検定を書く場所
履歴書の「資格・免許」欄に記載します。
✅ 取得年月を記載する(西暦・和暦を統一)
✅ 正式名称で記載する(略称は避ける)
✅ 合格級がある場合は、級も明記する(例:英検2級、日商簿記3級)
📌 履歴書の資格・検定欄のフォーマット
取得年月 資格・検定名
📌 NG例
2022年6月 英検
2023年1月 簿記
📌 OK例
2022年6月 実用英語技能検定2級 取得
2023年1月 日本商工会議所主催 日商簿記3級 取得
➡ 正式名称を記載することで、採用担当者に正確に伝わる!
3. 検定の書き方(具体的な記入例)
履歴書に記載する際、検定の種類ごとに適切な書き方を知っておくことが重要です。
以下に、職種ごとに役立つ検定の記入例を紹介します。
(1) 事務職を希望する場合
📌 記入例
2021年6月 日本商工会議所主催 日商簿記2級 取得
2022年10月 日本語ワープロ検定1級 取得
➡ 事務系のスキルを証明できる検定(簿記・ワープロ・パソコン検定など)を記載!
(2) 営業職・販売職を希望する場合
📌 記入例
2020年12月 実用英語技能検定2級 取得
2021年3月 販売士検定3級 取得
➡ 英語力や販売知識を示せる検定を記載すると、営業や接客業に活かせる!
(3) IT・エンジニア職を希望する場合
📌 記入例
2022年5月 基本情報技術者試験 合格
2023年4月 ITパスポート試験 合格
➡ IT関連の検定(情報処理、プログラミングなど)を記載すると、実務能力をアピールできる!
(4) 教育・公務員・研究職を希望する場合
📌 記入例
2019年11月 漢字能力検定準1級 取得
2021年2月 日本数学検定2級 取得
➡ 語学や専門知識に関する検定を記載すると、教育・研究分野でのスキルを証明できる!
(5) 医療・福祉・介護職を希望する場合
📌 記入例
2020年8月 介護職員初任者研修 修了
2022年1月 メンタルヘルスマネジメント検定II種 取得
➡ 医療や福祉関連の検定を記載すると、専門知識があることをアピールできる!
4. 検定を書く際の注意点
(1) 取得していない検定を書かない
✅ 未取得の検定を記載するのは経歴詐称になるので絶対にNG!
✅ 試験を受けたが合格していない場合は、履歴書には記載しない
📌 NG例
2023年3月 TOEIC 900点(予定)
➡ 「予定」は不可! 合格してから記載する!
(2) 古すぎる検定は記載しない
✅ 10年以上前に取得した検定は、最新の資格やスキルがある場合は省略してもよい
✅ 業務に関係がない検定は無理に記載しない
📌 NG例
2005年6月 日本語ワープロ検定2級 取得
➡ 業務に活かせる新しい検定がある場合、古いものは省略してもOK!
(3) 不要な検定をたくさん書かない
✅ 採用担当者が求めるスキルと関係がない検定は、書かない方が良い
✅ 記載することで仕事に役立つことを示せる検定のみを記載する
📌 NG例
2018年5月 そろばん3級 取得
2019年7月 書道5段 取得
➡ 業務に関連がない検定は記載せず、応募職種に役立つものだけを記載!
5. まとめ
📌 履歴書の検定の書き方ポイント ✅ 資格・免許欄に正式名称で記載する
✅ 取得年月を明記し、西暦・和暦を統一する
✅ 応募する職種に関連する検定を優先的に書く
✅ 未取得の検定は記載しない(予定はNG)
✅ 古すぎる検定や関係のない検定は省略する
履歴書に検定を記載することで、自分のスキルや強みを明確に伝え、採用担当者に好印象を与えることができます。
適切に記入し、選考を有利に進めましょう!