履歴書の住所の書き方|正しい記入方法と注意点を詳しく解説
はじめに
履歴書を作成する際、住所の書き方について悩むことはありませんか?
「都道府県から書くべき?」「番地はどう書けばいい?」「ふりがなは必要?」など、細かいルールが気になる方も多いでしょう。
履歴書の住所欄は、応募者の所在地を正しく伝えるだけでなく、ビジネスマナーや注意力をチェックするポイントの一つです。正確に書くことで、採用担当者に良い印象を与えることができます。
本記事では、履歴書の住所の正しい書き方、ふりがなの記入ルール、住民票と異なる場合の対応、マンション・アパート名の書き方などを詳しく解説します。
1. 履歴書の住所の基本ルール
① 住所は省略せず正式名称で記載する
履歴書の住所欄には、都道府県名から正式名称で記載するのが基本です。
✅ 【正しい記入例】
東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
❌ 【間違った記入例】
東京都新宿区西新宿2-8-1
📌 ポイント
- 都道府県から記載する(省略不可)
- 番地は「〇-〇-〇」ではなく「〇丁目〇番〇号」と正式に書く
- 「丁目」「番」「号」は略さずに記載するのがマナー
② ふりがなを正しく記入する
履歴書の住所欄には、ふりがなを記入する欄がある場合が多いです。
✅ 【ふりがなの記入例】
ふりがな:とうきょうと しんじゅくく にししんじゅく にちょうめ 8ばん 1ごう
住所 :東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
📌 ポイント
- 履歴書のふりがな欄が「ふりがな」なら「ひらがな」で記入する
- 「フリガナ」と書かれている場合は「カタカナ」で記入する
- マンション名がある場合も、ふりがなを付けると丁寧な印象になる
2. 住民票と異なる住所を記載してもよい?
③ 現住所が住民票と異なる場合
実家から離れて一人暮らしをしている場合など、住民票と異なる住所に住んでいるケースもあるでしょう。その場合は、履歴書には現在住んでいる住所(現住所)を記載するのが基本です。
✅ 【現住所と住民票住所が異なる場合の記入例】
現住所:東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
住民票住所:神奈川県横浜市港北区〇〇町1丁目5番3号
📌 ポイント
- 履歴書には「現住所」を記載するのが基本
- 企業側が住民票の住所を求めている場合は、住民票の住所も併記するとよい
3. マンション・アパート名の記載方法
④ マンション・アパート名も省略せず記入
賃貸物件に住んでいる場合、履歴書の住所欄にはマンションやアパートの名称を省略せずに記載することが大切です。
✅ 【正しい記入例】
東京都渋谷区恵比寿三丁目10番5号
〇〇マンション101号室
✅ 【ふりがなの記入例】
とうきょうと しぶやく えびす さんちょうめ 10ばん 5ごう
〇〇まんしょん 101ごうしつ
📌 ポイント
- マンション・アパート名も正式名称で記載する(省略しない)
- 「101号室」のように、部屋番号まで明記する
- ふりがなを記入する場合は、マンション名にもつけると丁寧な印象に
4. 履歴書の住所を書く際の注意点
⑤ 郵便番号は不要
履歴書には郵便番号を記載する欄がないため、基本的には郵便番号は不要です。
ただし、企業から郵便番号の記載を求められた場合は、正式なものを記入しましょう。
⑥ 番地の数字の書き方に統一感を持たせる
履歴書の住所を書く際、数字の書き方に統一感を持たせることが重要です。
特に「漢数字」と「算用数字(アラビア数字)」のどちらを使うか統一しましょう。
✅ 【漢数字で統一した場合】
東京都千代田区一丁目三番四号
✅ 【算用数字で統一した場合】
東京都千代田区1丁目3番4号
❌ 【混在はNG】
東京都千代田区一丁目3番四号
📌 ポイント
- 漢数字か算用数字のどちらかで統一する
- 一般的には、算用数字の方が読みやすいためおすすめ
5. 履歴書の住所に関するQ&A
⑦ 住所が長すぎる場合、省略してもいい?
基本的には、省略せずに正式名称で記載するのがルールです。
ただし、住所が極端に長く、履歴書の欄に収まりきらない場合は、以下のように略すことも可能です。
✅ 【長すぎる場合の省略例】
東京都世田谷区北沢三丁目12番15号
→ 東京都世田谷区北沢3-12-15(企業によっては許容される)
📌 企業の指示がない限り、省略せずに正式名称で書くのがベスト!
6. まとめ
履歴書の住所欄は、正式な表記で正しく記載することが大切です。
✅ 都道府県から正式名称で記載する(省略不可)
✅ 番地や号は「〇丁目〇番〇号」と記載する
✅ ふりがなは履歴書の指定に従い、ひらがなまたはカタカナで記入する
✅ 現住所が住民票と異なる場合は、必要に応じて両方記載する
✅ マンション・アパート名を省略せず、部屋番号まで明記する
✅ 数字の書き方は「漢数字」または「算用数字」のどちらかで統一する
履歴書は、企業にとって応募者の印象を決める大切な書類です。細かい部分も正確に記入し、きちんとした履歴書を作成しましょう!