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履歴書の「留守電」とは? 転職活動で必須の設定理由と、正しい折り返しマナー

keireki0530
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転職活動において、応募先企業からの連絡は、Eメールだけでなく「電話(特に履歴書に記載した携帯電話)」で来ることも非常に多くあります。しかし、在職中であったり、移動中であったりと、その電話にすぐ出られないケースも当然あります。

その「電話に出られなかった」瞬間に、応募者のビジネスマナーと準備が問われるのが、「留守番電話(留守電)」の対応です。

「留守電とは、ただの伝言機能では?」と思うかもしれませんが、採用担当者は、あなたの留守電設定の有無や、留守電への対応(折り返し)からも、「仕事への姿勢」や「入社意欲」を判断している可能性があります。

ここでは、履歴書を提出する上で知っておくべき「留守電」の役割と、正しいマナーについて詳しく解説します。


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1. なぜ? 履歴書提出前に「留守電設定」が必須のマナーである理由

まず、転職活動を始めるにあたり、履歴書に記載するご自身の携帯電話番号の**「留守番電話機能」は、必ずON(設定)にしておく**必要があります。これは、現代の転職活動における必須のマナーです。

採用担当者の心理:「留守電」がないとどう思うか

採用担当者が、面接の日程調整などであなたに電話をかけたとします。

  • (Aさんの場合):電話に出ない。コール音だけが鳴り続け、留守電にも繋がらない。
  • (Bさんの場合):電話に出ない。しかし、「ただいま電話に出ることができません。ご用件とお名前を録音してください」と留守電メッセージが流れる。

採用担当者は、(Aさん)に対して「本当に応募意思があるのだろうか?」「ビジネスマナーを知らないのでは?」という不信感を抱くかもしれません。

一方、(Bさん)に対しては、「今は出られない状況なのだな。用件(面接の件)を伝言しておこう」と、スムーズに次の行動に移せます。

「機会損失」を防ぐため

もし留守電設定がなければ、採用担当者は用件を伝える手段を失います。その結果、面接の案内といった重要な選考のチャンスを、あなたが電話に出られなかったというだけで逃してしまう(=機会損失)リスクがあるのです。

履歴書に電話番号を書く以上、留守電設定は「必ずON」にしておくのが、社会人としての「準備」です。


2. 「留守電」の応答メッセージも見直そう

「留守電とは」、単なる機能ではなく、あなたの「声の第一印象」を伝えるものでもあります。

初期設定の機械的なメッセージや、プライベートすぎる内容(音楽や、友人向けのくだけた挨拶など)は、転職活動にはふさわしくありません。

【推奨される応答メッセージ例】

「お電話ありがとうございます。〇〇(ご自身の氏名)です。ただいま電話に出ることができません。恐れ入りますが、ご用件とお名前を録音してください。確認次第、折り返しご連絡いたします。」

(※フルネームを名乗ることに抵抗がある場合は、最低限、初期設定の音声ではない、ご自身の声で丁寧なメッセージを録音しておきましょう)


3. 企業から「留守電」が入っていた場合の正しい対応マナー

ここが、応募者のマナーが最も問われる場面です。採用担当者から留守電が入っていた場合、以下のルールに従って「折り返し電話」をかけます。

マナー1:できるだけ「早く」折り返す

留守電に気づいたら、内容を確認し、できるだけ早く(遅くとも24時間以内、または翌営業日中)に折り返します。

この「スピード感」が、「志望度の高さ」や「仕事の速さ」として、ポジティブに評価されます。

マナー2:折り返す「時間帯」に配慮する

企業の「営業時間内」にかけるのが鉄則です。

ただし、以下の時間帯は、相手が忙しい可能性が高いため、避けるのが賢明です。

  • 避けるべき時間帯
    • 始業直後(朝礼やミーティングが多い)
    • 昼休み(一般的に12時〜13時)
    • 終業間際(退勤準備で慌ただしい)
  • 推奨される時間帯
    • 午前:10時 〜 11時30分頃
    • 午後:14時 〜 17時頃

マナー3:静かな場所で、準備をしてからかける

駅のホームや雑踏の中など、騒がしい場所からかけるのはNGです。相手の声が聞き取れず、失礼にあたります。

必ず、電波の良い「静かな場所」に移動し、手元に**「スケジュール帳」「筆記用具」「応募した求人情報」**を準備してから電話をかけましょう。

マナー4:「またかけます」と入っていても、こちらから折り返す

たとえ留守電の用件が「面接の件で連絡しました。また改めてお電話します」という内容であったとしても、応募者側から折り返すのが、ビジネスマナーとしての正解です。

相手に二度手間をかけさせない、という「配慮」を示すことができます。


4. 【例文】留守電への「折り返し電話」のかけ方

実際に折り返し電話をかける際の、ビジネスマナーに沿った会話の例です。

(1)最初の名乗りと、担当者の呼び出し

「お忙しいところ恐れ入ります。私、〇〇職(応募職種)に応募しております、山田 太郎(やまだ たろう)と申します。

先ほど、採用ご担当の〇〇様(※留守電で名乗っていた場合)よりお電話(留守番電話)をいただきましたので、折り返しご連絡いたしました。

〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」

(2)担当者が出た場合

「お忙しいところ恐れ入ります。私、〇〇職に応募しております、山田 太郎と申します。

先ほどは、お電話(留守番電話)をいただき、ありがとうございました。お電話に出ることができず、大変失礼いたしました。

ただいま、お時間よろしいでしょうか。」

(→ここで、相手が留守電で伝えたかった用件を伺います)


5. 結論。履歴書提出後の「留守電」は、選考の一部

履歴書を提出した後の転職活動において、「留守電とは」、単なる伝言機能ではなく、「選考の機会損失を防ぐ」ための必須ツールであり、あなたの「ビジネスマナー」が試される場面でもあります。

「留守電を正しく設定しておく」という**“守り”と、

「留守電に正しく対応(折り返し)する」という“攻め”**。

この両方を完璧にこなすことが、採用担当者からの信頼を勝ち取り、書類選考のその先へ進むための鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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