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履歴書と「リクルートエージェント」。提出する目的と正しい活用法

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転職活動(中途採用)を始める際、「リクルートエージェント」のような転職エージェント(人材紹介会社)に登録し、サポートを受けながら活動を進める方は非常に多くいます。

エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーとの面談の前に、まず「履歴書」や「職務経歴書」の提出を求められることが一般的です。

「この履歴書は、誰が、何のために見るのだろう?」

「企業にそのまま提出されるのか?」

「リクルートエージェントが提供するフォーマットを使わないとダメ?」

こうした疑問は当然のことです。ここでは、リクルートエージェントのような転職エージェントに提出する履歴書の「本当の役割」と、それを最大限に活用するための「書き方」について解説します。


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1. リクルートエージェントに提出する履歴書の「2つの役割」

まず理解すべきは、転職エージェントに提出する履歴書には、大きく分けて「2つの役割」があるという点です。

役割1:キャリアアドバイザーへの「自己紹介資料」

これが最初の役割です。

リクルートエージェントのキャリアアドバイザー(担当者)は、あなたが提出した履歴書と職務経歴書を読んで、初めて「あなたがどのような人物か」を把握します。

あなたの「学歴」「職歴」「スキル」「資格」「希望」などを客観的に理解し、「あなたに最適な求人は何か」「あなたの強みはどこか」を分析するための、**最も重要な「基礎資料」**となります。

この内容が具体的であるほど、アドバイザーも精度の高い求人紹介や、的確なアドバイスをしやすくなります。

役割2:応募企業への「提出書類(の原本)」

アドバイザーがあなたの経歴を把握した後、いよいよ企業に応募する段階に進みます。その際、あなたが提出した履歴書は、**「応募企業に提出する書類の“素材(原本)”」**となります。

多くの場合、リクルートエージェントのようなプロの視点で、「こうした方が、より強みが伝わりますよ」「このエピソードは、もっと具体的に書きましょう」といった**「添削(てんさく)」**やアドバイスが行われます。

つまり、提出した履歴書がそのまま企業に送られるのではなく、一度プロのフィルターを通して、より「選考を通過しやすい書類」にブラッシュアップされるのが一般的です。


2. リクルートエージェントの「テンプレート」を使うべきか?

リクルートエージェントなどのサービスでは、独自の履歴書テンプレート(雛形)をダウンロードできたり、Web上で作成するツールが用意されていたりします。

「これを使わないと、選考で不利になるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、その心配は一切ありません。

採用担当者が重視しているのは、履歴書のフォーマット(様式)が「リクルート社製」か、あるいは「市販の用紙」かといった「出所」ではありません。大切なのは、その**「中身」と「丁寧さ(ビジネスマナー)」**です。

ご自身がすでに持っている履歴書のフォーマット(A4サイズ・転職者用が推奨されます)があれば、それを使って作成したもので全く問題ありません。


3. 【最重要】エージェントを「味方」につける履歴書の書き方

転職エージェント(リクルートエージェントなど)に提出する履歴書は、企業への応募書類であると同時に、エージェントという「転職のプロ」に、ご自身を推薦してもらうための「プレゼン資料」でもあります。

プロを味方につけるために、以下の点に注意して「入力」しましょう。

1. 「盛る(嘘)」は絶対にNG

これは鉄則です。「短期間の職歴を隠す」「役職を盛る」「実績(数字)を偽る」といった「経歴詐称」は、エージェントとの信頼関係を根底から覆(くつがえ)します。

プロは、入社手続き(雇用保険の履歴など)で嘘が発覚するリスクを熟知しています。事実を正確に記載しましょう。

2. 「客観的な事実」を正確に書く

職歴欄の「入社・退社」の年月、正式な会社名、雇用形態(正社員、契約社員など)は、エージェントがあなたのキャリアを把握する上で必須の情報です。曖昧(あいまい)にせず、正確に記載します。

3. 「実績」や「行動」を具体的に書く(自己PR・職務経歴書)

エージェントが企業にあなたを推薦する際、「〇〇さんは、こういう実績があるので貴社に貢献できます」という「推薦理由」が必要です。

「頑張りました」といった抽象的な言葉ではなく、「〇〇(課題)に対し、〇〇(行動)し、〇〇(実績・数字)を達成しました」といった、具体的なエピソードを(履歴書ではなく、職務経歴書の方で)しっかり書きましょう。

4. 「転職理由」や「希望」は、まず正直に

企業に提出する履歴書の「志望動機」は、企業向けに最適化する必要があります。

しかし、その前段階であるエージェントへの情報提供としては、「なぜ転職したいのか(本音の理由)」「何を希望するのか(給与、勤務地、残業時間など)」を正直に伝えた方が、ミスマッチのない求人紹介に繋がります。

エージェントは、その「本音」を理解した上で、企業向けの「建前(志望動機)」を一緒に考えてくれる存在です。


4. エージェントの「添削」を最大限に活用しよう

リクルートエージェントなど、転職エージェントを利用する最大のメリットの一つが、この「書類添削」です。

履歴書を「完璧なもの」として提出する、と気負う必要はありません。

まずは「ドラフト(下書き)」としてご自身の経歴をまとめ、「これで私の強みは伝わりますか?」「どの経験を一番アピールすべきですか?」と、プロの視点を積極的に活用しましょう。

客観的なアドバイスを受けることで、ご自身では気づかなかった「強み」を発見できることも多くあります。

5. 結論

リクルートエージェントに提出する履歴書は、選考の「第一歩」であると同時に、エージェントという「プロの伴走者」に、ご自身を深く理解してもらうための重要なコミュニケーションツールです。

フォーマット(様式)にこだわる必要はありません。それよりも、「正確な情報」と「具体的な実績」を記載し、プロの「添削」を最大限に活用して、書類選考の通過率を高めていきましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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