履歴書のアルバイトの職歴の書き方と具体的な例文を紹介

はじめに

履歴書を書く際に、「アルバイト経験は職歴欄に書くべきなのか？」と悩む人は多いでしょう。
特に、正社員経験がない場合や、応募先の仕事に関連するアルバイト経験がある場合、アルバイトの職歴を適切に記載することで履歴書の印象を向上させることができます。

しかし、

• 「職歴欄にアルバイトを書いてもいいのか？」
• 「どのように書けば評価されるのか？」
• 「正社員経験がある場合は、アルバイト歴はどうする？」

といった疑問を持つ方も多いでしょう。

本記事では、履歴書のアルバイトの職歴の書き方や、採用担当者に好印象を与える記載例を紹介します。

1. アルバイト経験は職歴欄に書いてもいいのか？

(1) アルバイト歴を職歴欄に書くべきケース

アルバイト歴を職歴欄に記載すべきかどうかは、以下のポイントをチェックしましょう。

✅ 応募先の仕事に関連するアルバイト経験がある
✅ 長期間（1年以上）継続して働いたアルバイトがある
✅ リーダー経験や責任のある業務を担当した
✅ 正社員経験がない、または少なく、アピールできる職歴が欲しい

(2) アルバイト歴を職歴欄に書かなくてもよいケース

以下のような場合は、職歴欄に記載しなくても問題ありません。

❌ 短期間（数ヶ月）のアルバイトばかり
❌ 応募職種と無関係なアルバイト経験
❌ 正社員経験があり、アルバイト歴を強調する必要がない

※ただし、自己PR欄や志望動機欄でアルバイト経験を活かせる場合は、そちらで記載すると良いでしょう。

2. 履歴書のアルバイト職歴の書き方

アルバイト歴を履歴書に記載する方法には、**「職歴欄に記載する方法」と「自己PR欄でアピールする方法」**の2つがあります。

(1) 職歴欄に記載する場合

アルバイト経験を職歴欄に記載する際のポイント

• 「アルバイトとして入社」と明記する
• 勤務期間を記載する
• 具体的な業務内容や実績を簡潔に書く

記載例（職歴欄）

職歴
2020年4月　株式会社○○（○○カフェ）にアルバイトとして入社  
　　　　　接客業務、レジ対応を担当し、アルバイトリーダーとして新人教育にも従事  
2023年3月　一身上の都合により退職

✅ 「株式会社○○（○○カフェ）」のように、運営会社の正式名称を書く
✅ 「アルバイトとして入社」と明記する
✅ 業務内容やリーダー経験を簡潔に記載する

(2) 職歴欄に書かず、自己PR欄で補足する場合

職歴欄に書かない場合でも、自己PR欄や志望動機欄でアルバイト経験をアピールできます。

記載例（自己PR欄）

自己PR
大学時代に○○カフェで2年間アルバイトを経験しました。  
接客業務だけでなく、スタッフの教育やシフト管理にも携わり、リーダーとしての経験を積みました。  
お客様とのコミュニケーションを大切にし、リピーターの獲得に貢献したことが強みです。  
この経験を活かし、貴社でもお客様満足度の向上に貢献したいと考えております。

✅ アルバイトで培ったスキルや経験を伝える
✅ 具体的な成果を記載する（リピーター獲得、業務改善など）

3. アルバイト歴を履歴書に書く際の具体例

(1) 飲食業のアルバイト

職歴
2019年6月　株式会社○○（レストラン○○）にアルバイトとして入社  
　　　　　ホールスタッフとして接客、レジ業務、オーダー管理を担当  
　　　　　アルバイトリーダーとして新人教育・シフト管理を経験  
2022年12月　一身上の都合により退職

➡ 接客スキル・チームワーク・マネジメント経験をアピール

(2) 事務・オフィスワークのアルバイト

職歴
2021年5月　株式会社○○にアルバイトとして入社  
　　　　　データ入力、書類作成、電話対応を担当  
　　　　　業務改善のためにExcelマクロを活用し、作業時間を20％削減  
2023年3月　一身上の都合により退職

➡ 事務スキル・ITスキル・業務改善の経験をアピール

(3) コンビニ・販売業のアルバイト

職歴
2020年7月　株式会社○○（○○コンビニ）にアルバイトとして入社  
　　　　　レジ対応、品出し、発注業務を担当  
　　　　　顧客対応力を活かし、売上向上に貢献  
2023年2月　一身上の都合により退職

➡ 販売経験・顧客対応スキルをアピール

4. アルバイト歴を履歴書に書く際の注意点

(1) 企業の正式名称を記載する

「○○カフェ」や「△△コンビニ」ではなく、運営会社の正式名称を記載するのが望ましいです。

✅ 正しい例：「株式会社○○（○○カフェ）」
❌ 避けるべき例：「○○カフェでバイト」

(2) 「バイト」「パート」ではなく「アルバイト」と書く

「バイト」「パート」という表現はカジュアルすぎるため、履歴書では「アルバイト」と書くのが適切です。

(3) 短期間のアルバイトは省略する

短期間（数ヶ月）のアルバイトを多く書くと、「すぐに辞める人」という印象を与える可能性があるため、省略するのがベターです。

(4) 退職理由は「一身上の都合」と書く

アルバイトを辞めた理由は、「一身上の都合により退職」と記載すればOKです。詳しい理由を書く必要はありません。

5. まとめ

✅ 履歴書にアルバイト歴を書くべきか判断する（応募先との関連性が重要）
✅ 職歴欄に記載する場合は、「アルバイトとして入社」と明記
✅ 職歴欄に書かない場合は、自己PR欄でアピール
✅ 企業の正式名称を使い、簡潔で分かりやすく記載する

履歴書のアルバイト職歴をうまく活用し、採用担当者に「この人を採用したい！」と思わせるアピールをしましょう！

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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