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履歴書の「日付」はいつ?「現在」の基準と正しい書き方

keireki0530
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転職活動で履歴書を作成する際、右上の日付欄(「〇年〇月〇日現在」)に、いつの日付を記載すべきか悩む方は少なくありません。

「履歴書を書き終えた日(作成日)」を書くべきでしょうか、それとも「提出する日」を書くべきでしょうか。

「たかが日付」と思うかもしれませんが、採用担当者は、この日付欄も「応募者の丁寧さ」や「ビジネスマナーへの理解度」を判断する材料として、意外と注目しています。

もし、この日付が古かったり、空欄だったりすると、「準備が雑である」「他の企業への応募書類を使い回しているのでは?」といった、マイナスの印象を与えかねません。

ここでは、「現在」とはいつの時点を指すのか、履歴書の正しい日付の書き方について詳しく解説します。


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1. 結論:履歴書の日付は「提出日」が原則

まず結論から言いますと、履歴書に記載する日付(「何日現在」の部分)は、履歴書を「作成した日(書いた日)」ではありません。

**「応募先に提出する日」**を書くのが、ビジネスマナーとしての基本です。

これは、その履歴書に書かれている内容(満年齢や経歴など)が、**「いつの時点(=現在)の情報であるか」**を明確に示すためのものです。


2. なぜ「書いた日」のまま提出するとNGなのか

例えば、11月1日に履歴書を書き終え、その日付を記入したとします。しかし、他の書類の準備などで手間取り、実際に郵送(投函)したのが11月7日だった場合、採用担当者はどう思うでしょうか。

  • 「古い情報」という印象提出日と日付が1週間も離れていると、「最新の情報ではない」と受け取られる可能性があります。
  • 「使い回し」の懸念「他の企業に提出したものを、日付も直さず使い回しているのではないか」と、志望度を疑われるリスクがあります。
  • 「注意不足」という評価「提出日と日付を合わせる」という基本的なルールを知らない、あるいは注意力が不足していると判断されるかもしれません。

不要なマイナスイメージを避けるためにも、日付は「提出日当日」に合わせるのが最も安全で、正しいマナーです。


3. 「提出日(=現在)」の具体的な定義

「提出する日」は、応募の方法によって具体的にいつを指すかが異なります。

1. 郵送で送付する場合

**「ポストに投函する日」**または「郵便局の窓口に持ち込む日」の日付を記載します。

(※「書いた日」が11月6日で、投函日が11月7日なら、「11月7日」と記載します)

2. 面接などで直接手渡し(持参)する場合

**「面接当日の日付」**を記載します。

(※「書いた日」が面接の一日前だとしても、日付は「面接当日」にします)

3. メールやWebフォームで提出する場合

**「送信する日(アップロードする日)」**の日付を記載します。


4. 【最重要】日付と「満年齢」は必ず連動させる

この日付欄が重要な、もう一つの理由があります。それは、「満年齢」を計算する基準日となるからです。

履歴書の「(満〇〇歳)」という満年齢は、この**「日付」欄に記載した日(〇日現在)の時点**での年齢を書く必要があります。

誕生日が近い場合の計算ミスに注意(具体例)

このルールを理解していないと、「誕生日が近い」タイミングで履歴書を作成する際に、計算ミスが起こりやすくなります。

(例)

  • 履歴書の提出日(日付欄に書く日):2025年11月7日
  • 応募者の誕生日:1990年11月10日

この場合、履歴書を提出する「2025年11月7日」の時点では、まだ今年の誕生日(11月10日)を迎えていません。

したがって、履歴書の満年齢欄に記載すべき正しい年齢は、「34歳」(35歳の一つ手前)となります。

ここで「もうすぐ35歳だから」と「35歳」と記載してしまうと、「日付(11月7日現在)と、満年齢(35歳)の計算が合わない」と採用担当者に判断されます。


5. 年号(西暦・和暦)の統一ルールも忘れずに

日付を記載する際は、「年号」の表記にも絶対のルールがあります。

それは、日付欄の年号(西暦/和暦)を、履歴書全体(生年月日、学歴、職歴、資格取得日)と必ず「統一」することです。

  • (良い例)日付:2025年11月7日現在生年月日:1990年4月1日(満35歳)
  • (悪い例)日付:令和7年11月7日現在生年月日:1990年4月1日(満35歳) ← 混在はNG

年号が混在していると、採用担当者は時系列の把握がしにくく、「読み手への配慮が欠けてING」と判断される可能性があります。


6. 「一日前」に作成した場合の正しい対処法

「一日前」に履歴書を準備し終えた場合は、どうすれば良いでしょうか。

手書きで作成した場合

最も簡単な方法は、日付欄だけを空欄にしておき、提出する「当日」に(家を出る前や、投函する直前に)日付を書き入れることです。

この方法なら、本文を書き直す必要はありません。

パソコン(PC)で作成した場合

パソコンで作成したデータ(WordやExcelなど)であれば、修正は簡単です。

**提出する当日に、パソコンで日付のデータだけを「当日の日付」に修正し、印刷し直す(またはPDF化する)**のが、最も丁寧な対応です。


7. 結論。「日付」は、あなたの「丁寧さ」を示す証(あかし)

履歴書の日付欄は、応募書類の「最終チェックポイント」とも言えます。「書いた日」のまま提出するのではなく、「提出日」に更新することで、**「これは、あなたのために本日付けで準備した、最新の書類です」**というメッセージを伝えることができます。

その「ひと手間」が、あなたの丁寧さや信頼性を高め、書類選考を通過するための確実な第一歩となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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