お役立ち情報
PR

履歴書を「グーグルフォーム」で提出? 企業が使う理由と応募者の正しい入力マナー

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職活動(中途採用)において、応募書類の提出方法は多様化しています。従来の郵送やEメール添付に加え、近年では「グーグルフォーム(Google Forms)」を使って履歴書情報の提出を求める企業が増えています。

これは特に、IT企業、スタートアップ、中小企業などで、採用プロセスを効率化するために導入されている方法です。

「フォームに入力するだけで良いの?」「PDFを添付するのと何が違うのか?」

応募者にとっては馴染(なじ)みが薄いかもしれませんが、これも「書類選考」の一部です。採用担当者は、あなたがこのフォームにどう対応するかで、あなたの「丁寧さ」や「指示への理解度」を見ています。

ここでは、グーグルフォームでの履歴書提出を求められた際の、正しい入力マナーと注意点について詳しく解説します。


スポンサーリンク

1. なぜ企業は「グーグルフォーム」を使うのか?

採用担当者が、Eメールではなくグーグルフォームを利用するのには、明確な「効率化」の理由があります。

  • 応募者情報を「一覧化」できるフォームで送信された内容は、自動的に「グーグルスプレッドシート(一覧表)」に集約されます。採用担当者は、メール本文から一件ずつ情報をコピー&ペーストする手間なく、応募者全員の情報を一覧で比較・管理できます。
  • 「抜け漏れ」なく情報を収集できる「氏名」「住所」「職歴」「志望動機」などを「必須項目」として設定できるため、応募者による記入漏れ(抜け)を防ぐことができます。
  • 応募者にとっても「手軽」応募者側も、指定された項目を順番に埋めていくだけでよいため、応募のハードルが下がるという側面もあります。

2. グーグルフォームでの「履歴書提出」2つのパターン

企業がグーグルフォームを使う場合、応募のパターンは主に2つあります。

パターン1:フォームの「項目」に直接入力する形式

これが最も多いパターンです。フォーム上に、「お名前」「ご住所」「学歴」「職務経歴」「志望動機(400文字以内)」といった質問項目が用意されており、応募者はそれに沿って、一つひとつテキストを入力していきます。

この場合、別途履歴書(PDFなど)のファイルを作成・添付する必要はありません。

パターン2:フォームから「PDFファイル」をアップロードする形式

フォームはあくまで「応募窓口」として機能し、「氏名」や「メールアドレス」といった最低限の情報を入力させた上で、「履歴書(PDF)をここにアップロードしてください」「職務経歴書(PDF)を添付してください」といった、「ファイル添付」の項目が設けられている形式です。


3. 【最重要】グーグルフォーム入力時の「正しいマナー」と「注意点」

グーグルフォームは手軽に入力できますが、友人へのアンケートとは違います。Eメールや手書きの履歴書と同じ、あるいはそれ以上に、以下の点に細心の注意を払う必要があります。

1. 指示に「完全に従う」こと

フォームは、企業が「この順番で、この情報が欲しい」と設計した「ルール」そのものです。

「(西暦でご記入ください)」「(〇〇文字以内)」「(会社名は正式名称で)」といった注釈(ちゅうしゃく)や指示は、必ず完璧に守る必要があります。

この指示を無視した入力は、「募集要項を読んでいない」のと同じであり、その時点で「注意不足」と判断されます。

2. 「志望動機」や「自己PR」は「下書き」を推奨

これが、入力ミスを防ぐ最も有効なテクニックです。

志望動機や自己PRといった「長文」の項目は、グーグルフォームの小さな入力欄に直接書き込むのではなく、一度メモ帳やテキストエディタ(Word、グーグルドキュメントなど)で「下書き」することを強く推奨します。

  • (下書きのメリット)
    • 誤字脱字や、「抜け字」のチェックがしやすい。
    • 「〇〇文字以内」といった文字数調整がしやすい。
    • 焦らずに内容を推敲(すいこう)できる。
    • ブラウザバック(戻るボタン)などで、入力内容が消えてしまうリスクを防げる。

3. 「誤字脱字」と「予測変換ミス」に細心の注意を

手軽に入力できる分、特にスマートフォン(スマホ)から操作していると、「誤字脱字」や「予測変換ミス」が起こりやすくなります。

応募先企業の「会社名」を予測変換で間違えるのは、致命的なミスです。

4. 「履歴書PDF」の準備も忘れずに(パターン2の場合)

パターン2(アップロード形式)に備え、通常の履歴書データ(PDF)は必ず準備しておきましょう。

その際、ファイル名も「履歴書.pdf」などではなく、**「履歴書(氏名)_日付.pdf」**といった、ビジネスマナーに沿った分かりやすい名前に設定しておく必要があります。

5. 「送信(提出)」ボタンを押す前の「最終確認」

Eメールの「送信」ボタンと同様、グーグルフォームの「送信」ボタンを押したら、原則として修正はききません。

送信する前に、必ず「必須項目」に抜けはないか、入力内容(特に連絡先)に間違いはないか、添付ファイル(もしあれば)は正しいか、最初から最後まで見直しましょう。


4. (補足)「履歴書作成ツール」としてのグーグルフォーム(非推奨)

もし応募者(あなた)が、「企業から指示された」のではなく、「自分の履歴書をグーグルフォームで作れないか」と考えているのであれば、その使い方は間違っています。

グーグルフォームは、あくまで「アンケート(情報を収集する)」ツールです。

ご自身の履歴書(提出用のファイル)を作成・管理するツールとしては、「グーグルドキュメント(Google Docs)」や「グーグルスプレッドシート(Google Sheets)」の方が遥かに適しています。


5. 結論。グーグルフォームは「企業のルール」。丁寧な対応が鍵

応募先企業から「グーグルフォーム」での提出を求められたら、それは企業の「採用ルール」です。

手軽なツールであっても、その入力内容は、郵送する履歴書と全く同じ重みを持っています。

「指示通り、正確に入力できるか」「誤字脱字のない、丁寧な文章が書けるか」

採用担当者は、その「入力内容」から、あなたの「仕事の正確性」や「丁寧さ」を厳しくチェックしています。

「下書き」と「最終確認」を徹底し、ミスなく誠実に対応することが、書類選考を通過する鍵となります。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました