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福祉・介護職の履歴書志望動機【完全版】採用担当者の心を掴む例文と書き方のコツ

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高齢者介護や障害者支援、児童福祉など、福祉業界は社会的な需要が高く、常に人材が求められています。しかし、希望する施設や好条件の事業所への転職を成功させるためには、「人手が足りているから誰でも受かる」という油断は禁物です。

採用担当者は、資格の有無だけでなく、応募者が「利用者様に寄り添える人物か」「チームケアに適応できるか」「長く活躍してくれるか」を、履歴書の志望動機から厳しく見極めています。

ここでは、福祉・介護職への転職を成功させるための志望動機の書き方ポイントと、未経験者・経験者・職種別にそのまま参考にできる具体的な例文を紹介します。


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福祉職の採用担当者が志望動機で見ている3つのポイント

例文を見る前に、福祉の現場で求められている人材像を整理しておきましょう。以下の3点を意識して文章を構成することで、説得力が格段に増します。

1. 「なぜこの施設(法人)」なのか

「福祉の仕事ができればどこでもいい」と思われないために、その施設の理念や特徴への共感を伝えます。

  • 「『自立支援』を掲げる貴施設のケア方針に惹かれた」
  • 「地域密着で、利用者様の在宅生活を支える姿勢に共感した」など、具体的な理由を盛り込みましょう。

2. 利用者様への姿勢(ホスピタリティ)

福祉は究極の対人援助職です。技術も大切ですが、「相手の立場に立って考えられるか」「優しさだけでなく、プロとしての責任感があるか」といった人間性が重視されます。

3. チームケアへの適性

福祉現場では、介護職、看護師、相談員など多職種が連携します。独断ではなく、周囲とコミュニケーションを取りながら協調して働ける姿勢をアピールすることが重要です。


評価される志望動機を作る「3段構成」の鉄則

読みやすく、熱意が伝わる志望動機にするためには、以下の3つのステップで文章を組み立てるのが基本です。履歴書の志望動機欄はスペースが限られているため、200文字〜300文字程度にまとめるのが理想的です。

  1. 結論(志望理由): その施設を選んだ最大の理由(理念や特徴)を述べる。
  2. 根拠(経験・スキル): その理由に至った背景や、活かせる経験(接客、介護経験など)を書く。
  3. 貢献(結び): 入社後にどうなりたいか、どう貢献したいかで締めくくる。

【状況・職種別】福祉職の履歴書 志望動機 例文集

ここからは、具体的なシチュエーション別に例文を紹介します。ご自身の経歴に合わせて、内容を調整して活用してください。

ケース1:未経験・異業種から介護職へ挑戦する場合

【アピールポイント】 接客経験で培った「傾聴力」「観察力」、資格取得への意欲

【例文】

貴施設の「利用者様の『できる』を増やす自立支援」という理念に深く共感し、志望いたしました。

前職ではアパレル販売員として3年間勤務し、お客様一人ひとりのご要望を丁寧に汲み取る傾聴力と、表情からニーズを察知する観察力を磨いてまいりました。福祉は未経験ですが、これまでの対人スキルは利用者様の心に寄り添うケアに活かせると確信しております。

現在は介護職員初任者研修の資格取得に向けて勉強中です。持ち前の明るさと体力を活かし、利用者様に安心していただける介護職員として貢献できるよう尽力いたします。

ケース2:介護経験者がキャリアアップを目指す場合

【アピールポイント】 即戦力となる技術、リーダーシップ、より良いケアへの探究心

【例文:特養からユニットケアの施設へ】

貴施設が導入されているユニットケアの体制と、利用者様個人の生活リズムを尊重した個別ケアの実践に魅力を感じ、志望いたしました。

私は現職で5年間、特別養護老人ホームの介護福祉士として勤務し、重度の方の身体介助や看取りケアに従事してまいりました。その中で、集団ケアではなく、より一人ひとりと深く向き合うケアがしたいという思いが強くなりました。

これまでの経験と観察力を活かし、貴施設の利用者様が「その人らしく」過ごせる環境づくりに即戦力として貢献したいと考えております。

ケース3:生活相談員・支援相談員を目指す場合

【アピールポイント】 調整力、家族支援の視点、地域連携への意欲

【例文】

貴事業所が地域包括ケアシステムの中心として、多職種連携に力を入れている点に惹かれ、志望いたしました。

私はこれまでデイサービスの介護職員として現場経験を積んでまいりましたが、利用者様だけでなくご家族の悩みや在宅生活の課題解決にも携わりたいと考え、社会福祉士の資格を取得いたしました。

現場で培った「利用者様の変化に気づく力」を活かし、ご本人・ご家族・地域の架け橋となる相談員として、貴事業所のサービスの質向上に貢献いたします。

ケース4:障害者支援施設(生活支援員)へ転職する場合

【アピールポイント】 利用者の意思決定支援、忍耐力、継続的なサポート

【例文】

貴施設の「利用者様の『働きたい』を応援する」という就労支援の方針に感銘を受け、志望いたしました。

前職では営業事務として、チームメンバーが働きやすいよう業務マニュアルを作成するなど、サポート業務にやりがいを感じておりました。障害福祉の分野は初めてですが、利用者様の個性や得意なことを見つけ、社会参加を後押しする支援員になりたいと強く願っております。

粘り強く相手に向き合う姿勢と事務処理能力を活かし、利用者様の自立を全力でサポートいたします。

ケース5:ブランクあり(復職)の場合

【アピールポイント】 復職への意欲、過去の経験、家庭との両立(定着性)

【例文】

出産・育児のため5年間のブランクがありますが、以前は介護老人保健施設にて3年間勤務しておりました。子育てがひと段落し、改めてやりがいを感じていた介護の現場で長く働き続けたいと考え、地域に根ざし研修制度も充実している貴施設を志望いたしました。

ブランク期間中も介護技術の動画で復習を行うなど、復職に向けた準備をしてまいりました。子育てを通じて培った忍耐力と柔軟性を活かし、利用者様に優しく寄り添うケアを実践いたします。


採用担当者に嫌われる「NGな志望動機」

以下のような内容は、採用担当者にマイナス評価を与えてしまうリスクがあるため避けましょう。

  • 「お年寄りが好きだから」「ボランティア精神で」
    • 「好き」「奉仕」だけではプロとして通用しません。「好きだからこそ、プロとして安全安楽なケアを提供したい」という責任感に変換しましょう。
  • 「勉強させてほしい」という受け身の姿勢
    • 施設は学校ではありません。「学びたい」ではなく「自ら学び、早く戦力になりたい」「経験を活かして貢献したい」という能動的なスタンスで書きましょう。
  • 「家から近いから」「楽そうだから」
    • 本音であっても、志望動機の中心にするのはNGです。「地域密着の貴施設で腰を据えて働きたい」など、ポジティブな表現に変換しましょう。

まとめ

福祉職の履歴書においては、「利用者様への想い(優しさ)」と「プロとしての責任感(強さ)」の両面を持っていることを伝えるのがポイントです。

未経験であっても、これまでの経験(接客や事務、子育てなど)が福祉の現場でどう役立つかを具体的にイメージさせることができれば、採用の確率はぐっと高まります。例文を参考に、あなた自身の言葉で熱意を伝えてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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