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NCPRの履歴書への正しい書き方と周産期医療でのアピール方法

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産科や小児科、NICUなどで勤務する医療従事者にとって、新生児蘇生法(NCPR)の資格は即戦力を証明する非常に重要なライセンスです。しかし、いざ履歴書の資格欄に記入しようとすると、NCPRと略称で書いてよいのか、コース名はどのように記載すべきか迷うことがあります。資格名を正確に記載することは、医療従事者としての正確性や信頼性をアピールする第一歩となります。ここではNCPRの履歴書への正しい書き方や正式名称、そして書類選考で評価されるためのポイントについて詳しく解説します。

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NCPRは略称であり正式名称で記載する必要があります

履歴書の免許・資格欄に記入する際、最も重要なルールは資格の正式名称を記載することです。普段現場で使われているNCPRという言葉はNeonatal Cardio-Pulmonary Resuscitationの略称であり、履歴書のような公的な書類にそのまま書くことは不適切とされます。

この資格の主催団体は「公益社団法人 日本周産期・新生児医学会」です。したがって、履歴書には以下のように記載するのが最も適切で丁寧な書き方となります。

公益社団法人日本周産期・新生児医学会主催 新生児蘇生法「専門」コース(Aコース) 修了認定

行数に余裕がない場合は、主催団体名を省略して「日本周産期・新生児医学会認定 新生児蘇生法「専門」コース 修了」と記載しても問題ありませんが、学会認定の資格であることを明記することが重要です。また、末尾は合格や取得ではなく、講習会を受講し認定を受ける性質のものであるため「修了」あるいは「修了認定」と書くのが一般的です。

取得したコースの種類を正確に明記します

NCPRには対象者や習得レベルに応じていくつかのコース区分が存在します。ご自身が取得したコースを確認し、正確に記載してください。主なコースは以下の通りです。

専門コース(Aコース)

医師、看護師、助産師、救急救命士など、新生児蘇生を専門的に行う医療従事者向けのコースです。多くの看護職や医師が取得しているのはこのコースになります。履歴書には「専門コース(Aコース)」と明記します。

一次コース(Bコース)

すべての医療従事者や学生、消防士などを対象とした基礎的なコースです。こちらを取得している場合は「一次コース(Bコース)」と記載します。

インストラクターコース(Iコース)

講習会のインストラクターとして指導できる資格です。これを保有している場合は、教育指導能力の証明となりますので、「インストラクターコース認定」と必ず記載し、指導経験があれば職務経歴書にも追記します。

以前の制度(2015年以前など)で取得した場合、「Aコース」「Bコース」という名称のみが使われていた時期もありますが、現在は「専門コース」「一次コース」という名称が併用されています。手元の認定証を確認し、記載されている通りに書くのが確実です。

有効期限と更新状況を確認して記載します

NCPRの資格には有効期限(通常5年間)が設けられています。履歴書に記載する際は、現在その資格が有効であるかを確認することが不可欠です。もし有効期限が切れてしまっている場合は、資格欄に書くことは避け、職務経歴書の自己PR欄などで「過去にNCPRを取得し実務経験がある(現在は失効中)」といった形で補足するにとどめます。失効しているにもかかわらず、現有資格のように書くと経歴詐称を疑われるリスクがあります。

また、現在更新手続き中である場合や、講習会の受講予定がある場合は、「新生児蘇生法「専門」コース 修了認定(更新手続き中)」などと現状を正直に記載することで、意欲とスキルの維持をアピールできます。

周産期母子医療センターや産科クリニックで評価される理由

NCPRの資格は、分娩を取り扱う医療機関への転職において強力な武器となります。出生時の新生児の約10パーセントは何らかの蘇生処置が必要と言われており、NCPRのスキルは現場で日常的に求められるものだからです。

履歴書の資格欄に記載するだけでなく、職務経歴書や志望動機の中で、この資格をどのように活かしてきたかを具体的に伝えるとより効果的です。「NCPRのアルゴリズムに基づき、仮死状態で出生した児への迅速な蘇生処置を行い、救命に貢献しました」や「定期的な院内シミュレーションに参加し、チーム蘇生のスキル維持に努めてきました」といったエピソードは、即戦力としての信頼感を高めます。

他の救命資格と合わせて記載しスキルを強調する

救急や集中治療の現場を目指す場合、NCPRだけでなく他の救命資格と合わせて記載することで、緊急時対応能力の高さを総合的にアピールできます。

BLS(一次救命処置)

ACLS(二次救命処置)

ICLS(日本救急医学会認定)

PALS(小児二次救命処置)

これらの資格を持っている場合は、取得順または重要度の高い順に履歴書に記載してください。複数のライセンスを保持していることは、医療安全に対する意識の高さと、スキルアップへの積極的な姿勢を示す強力な証拠となります。周産期医療に限らず、小児科や救急外来、訪問看護など幅広いフィールドで評価される要素ですので、漏らさず記載することをお勧めします。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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