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美容師の書類選考を突破する履歴書の書き方ガイド。技術とセンスを採用担当者に伝えるアピール術

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美容師の転職活動において、履歴書は単なる経歴の記録ではありません。クリエイティブな職業である美容師にとって、履歴書は「センス」「丁寧さ」「人間性」を表現する最初のポートフォリオのような役割を果たします。

人気サロンや好条件の求人には多くの応募が集まります。「技術チェック(面接)まで行けば自信があるのに、書類で落ちてしまう」という事態を避けるためには、美容業界特有の評価ポイントを押さえた書き方が必要です。

ここでは、美容師ならではの履歴書の書き方や、スタイリスト・アシスタント別の職歴アピール術、そして採用担当者に「会ってみたい」と思わせる志望動機の作成方法について詳しく解説します。

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美容師の採用担当者が履歴書で重視する3つの視点

美容室のオーナーや採用担当者は、履歴書を通じて以下の3点を重点的にチェックしています。これらを意識して作成することが、書類選考突破の第一歩です。

  1. 第一印象(写真・文字)の美意識お客様を美しくする仕事だからこそ、応募者自身の「見せ方」や「細部へのこだわり」が問われます。写真の雰囲気や文字の丁寧さは、そのまま接客や技術への姿勢として評価されます。
  2. 具体的な実績(売上・指名数)スタイリストであれば即戦力性が求められます。技術力だけでなく、数字を作れる美容師かどうかが重要視されます。
  3. サロンのコンセプトとの相性そのサロンが「ナチュラル系」なのか「トレンド系」なのかによって求める人物像は異なります。サロンのカラーにマッチしているかが判断されます。

合否を左右する「証明写真」はサロンの雰囲気に合わせる

美容師の履歴書において、証明写真は最大の自己アピールポイントです。一般的な企業の就職活動のような「黒のリクルートスーツ」である必要はありませんが、清潔感は絶対条件です。

  • 服装と髪型:応募するサロンの雰囲気に合わせつつ、自分らしさを表現できる服装を選びます。襟付きのシャツやきれいめのジャケットスタイルなどが無難ですが、トレンドサロンであればファッション性をアピールするのも有効です。髪型は顔周りをすっきりとさせ、スタイリングが行き届いていることを見せましょう。
  • 表情:接客業ですので、無表情はNGです。口角を上げた自然な笑顔で、「お客様に愛されそうな雰囲気」を演出してください。
  • NG例:過度な加工アプリの使用、背景が雑然とした自撮り、ヨレヨレの私服などは、「美意識が低い」と判断されるため避けましょう。

【職歴欄】スタイリストは「数字」、アシスタントは「できる技術」を書く

職歴欄に「〇〇美容室 入社」と書くだけでは不十分です。ポジションに合わせて具体的なスキルと実績を記載し、即戦力であることを証明します。

スタイリスト(技術者)の場合

実績を数値化して記載します。

  • 店舗の規模: セット面数、スタッフ数、客単価
  • 個人の実績: 月間個人売上、指名売上、指名客数、店販比率など
  • 役割: 店長経験、チーフ経験、後輩指導の有無

【記入例】

Plaintext

平成〇年〇月 株式会社〇〇(美容室△△ 原宿店) 入社
       [規模] セット面10席、スタッフ15名
       [実績] スタイリスト歴5年
           月間個人売上150万円(うち指名売上100万円)
           カラー比率40%、店販コンテスト社内1位受賞
令和〇年〇月 一身上の都合により退社

アシスタント(中間生)の場合

習得済みの技術と、現在のレッスン状況を記載します。

  • 習得技術: シャンプー、カラー塗布、ブロー、ワインディングなど、どこまで入客可能か。
  • 勉強中: 現在カット練習中(モデルカット段階)など、デビューまでの距離感。

これにより、サロン側は「教育にどれくらい時間がかかるか」を把握でき、採用計画が立てやすくなります。

【資格欄】美容師免許は正式名称で記載する

資格欄には、美容師免許を必ず正式名称で記載します。

  • 正式名称: 美容師免許 取得※「合格」ではなく、免許登録が完了していることを示す「取得」と書くのが一般的です。

その他、管理美容師免許、ヘアケアマイスター、カラーコーディネーター、ネイリスト検定など、業務に活かせる資格があれば積極的に記載し、向上心の高さをアピールしましょう。

【志望動機】「なぜこのサロンなのか」を明確にする

美容室は数多くあります。「家から近い」「給料が良い」といった条件面だけでなく、そのサロンならではの魅力に触れることが採用への近道です。

サロンの強みと自分の強みをリンクさせる

  • デザインカラーに強いサロンへの応募:「貴店の発信する革新的なカラーデザインに魅力を感じています。前職で培ったブリーチ技術と色彩知識を活かし、貴店のデザインを求めて来店されるお客様の期待に応えたいと思い志望しました。」
  • 地域密着・髪質改善サロンへの応募:「一人ひとりのお客様と長くお付き合いできる美容師になりたいと考えております。貴店の『髪の悩みに寄り添う』というコンセプトに共感し、私の得意なヘッドスパやケア知識を活かして、お客様のライフスタイルをサポートしたいと考え志望しました。」

実際に客として来店したことがある場合は、その時のスタッフの対応や技術への感動を盛り込むと、説得力が格段に増します。

【自己PR】技術以外の「人間力」もアピールする

技術は練習すれば身につきますが、人柄はなかなか変えられません。採用担当者は、技術以上に「一緒に働きたいと思えるか」を見ています。

  • 協調性とチームワーク:「忙しい時こそ周りを見て動くことを心がけています」「後輩の練習を毎日見ていました」など、チームへの貢献姿勢。
  • 接客へのこだわり:「お客様の好みをメモに残し、次回の提案に活かしていました」「聞き上手と言われることが多く、カウンセリングには時間をかけています」など、指名を増やすための工夫。
  • 発信力(SNS):「Instagramのフォロワーが〇〇人おり、集客につなげています」といったSNS運用能力は、現代の美容室経営において強力な武器になります。アカウントを記載するのも一つの手です(ただし、内容がビジネスに適している場合に限ります)。

美容師の履歴書は、あなたの「技術者としての腕」と「接客者としての心」を伝えるツールです。美しい文字とレイアウトで作成し、自信を持って提出してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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