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履歴書の通信欄を有効活用し、採用担当者に好印象の書き方と、状況別の例文

keireki0530
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履歴書の最後にある「通信欄(または本人希望記入欄)」。「特に書くことがないから空欄でいい?」「希望条件を書いてマイナス評価にならないか?」と、扱いに悩む方は非常に多いです。

実はこのスペース、単なる連絡事項だけでなく、採用担当者への**「配慮」や「入社意欲」を伝えるための隠れたアピールポイント**でもあります。

ここでは、履歴書の通信欄を有効活用し、採用担当者に好印象を与えるための書き方と、状況別のそのまま使える例文を紹介します。


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履歴書の「通信欄」には何を書くべきか?

まず大前提として、この欄は「自分の要望を一方的に書く場所」ではありません。採用担当者が選考を進めるにあたり、**「知っておいてほしい前提条件」や「連絡をスムーズにするための補足情報」**を記載するスペースです。

基本的には以下の4つに関する情報を記載します。

  1. 連絡のつきやすい時間帯・方法
  2. 入社可能時期(勤務開始日)
  3. 勤務地や通勤に関する補足
  4. やむを得ない事情(扶養、勤務制限など)

特筆すべき事項がない場合でも、「空欄」は記入漏れとみなされるリスクがあるため、定型句を記載するのがマナーです。


【状況別】通信欄・本人希望欄の例文集

ご自身の状況に合わせて、最適な例文を選んで調整してください。

1. 働きながら転職活動をしている場合(連絡希望)

在職中の場合、平日の日中は電話に出られないことが一般的です。すれ違いを防ぐために、連絡可能な時間帯を明記することは、採用担当者への親切な配慮となります。

【例文】

現在在職中のため、平日の9:00~18:00は電話に出ることができません。

18:00以降、またはお昼休み(12:00~13:00)でしたら対応可能です。

メールでのご連絡は終日確認可能です。何卒よろしくお願いいたします。

2. 入社可能日(退職予定日)を伝える場合

採用側は「いつから働けるのか」を非常に気にしています。引継ぎ期間を考慮し、具体的な時期を伝えると計画性をアピールできます。

【例文A:具体的に決まっている場合】

現在退職手続き中であり、202X年〇月〇日以降であれば入社可能です。

【例文B:相談したい場合】

内定をいただき次第、退職手続きに入ります。引継ぎを含め、内定後1ヶ月〜1.5ヶ月程度で入社可能です。

3. 遠方からの応募・転居を伴う場合

現住所と勤務地が離れている場合、「通えるのか?」という懸念を払拭する必要があります。

【例文A:転居予定の場合】

採用いただけた場合、通勤圏内(〇〇市周辺など)へ転居する予定です。

【例文B:遠距離通勤の場合】

自宅から貴社まで片道約90分かかりますが、前職でも同程度の通勤時間でしたので、勤務に支障はございません。

4. 子供のお迎え等で勤務時間に制限がある場合

子育てや介護などでどうしても外せない制限がある場合は、正直に記載してミスマッチを防ぎます。ただし、「権利の主張」だけにならぬよう、協力体制があることも添えると好印象です。

【例文】

子供の保育園送迎のため、17:30までの勤務(残業なし)を希望いたします。

尚、子供の急病時等は、近居の親族のサポートが受けられる体制を整えております。

【例文:時短勤務希望】

勤務時間につきまして、9:00~16:00の時短勤務を希望いたします。

限られた時間ではございますが、効率的に業務を遂行し貢献できるよう努めます。

5. パート・アルバイトでシフト希望を出す場合

勤務できる曜日や時間帯を明確にすることで、採用後のシフト組みをイメージしてもらいやすくなります。

【例文】

週3日~4日、1日5時間程度の勤務を希望いたします。

平日の10:00~15:00の時間帯であれば、曜日を問わず勤務可能です。

6. 「特に希望がない」場合(必須マナー)

書くことがないからといって、「空欄」や「特になし」とだけ書くのは、ビジネスマナーとして好ましくありません。「会社の条件で問題ありません」という意思を示す定型句を使用します。

【例文】

貴社の規定に従います。

(※「勤務条件等は、貴社の規定に従います」でも可)


通信欄に書いてはいけないNG項目

良かれと思って書いたことが、かえってマイナス評価につながることもあります。以下の内容は避けましょう。

  • 給与や待遇への過度な要望
    • 「年収〇〇〇万円以上希望」「有給消化率100%希望」など、条件面を真っ先に書くと「扱いにくい人材」と判断されるリスクがあります。これらは面接の後半や内定後のオファー面談で調整するのが一般的です。
  • 「特になし」のみ
    • 素っ気ない印象を与えます。前述の通り「貴社の規定に従います」と書きましょう。
  • 志望動機や自己PRの書きすぎ
    • 通信欄はあくまで「事務的な連絡・条件」のスペースです。熱意は「志望動機欄」や「職務経歴書」で伝えましょう。

まとめ:通信欄は「採用担当者への手紙」

履歴書の通信欄(本人希望欄)は、採用担当者との最初の「業務連絡」です。

相手が連絡を取りやすいように配慮したり、懸念点を先回りして解消したりする使い方ができれば、「仕事も円滑に進められそうな人だ」という高評価につながります。

特別な事情がなければ、基本の「貴社の規定に従います」を。連絡や勤務に配慮が必要な場合は、相手に負担をかけない丁寧な表現で記載し、スムーズに面接へと繋げてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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