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履歴書の「自己紹介(自己PR)」書き方と例文集!転職成功へのアピール術

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転職活動において、履歴書はあなたの第一印象を決める重要な書類です。その中でも、採用担当者が特に注目するのが、あなたの強みや人柄を伝える「自己紹介(自己PR)」の欄です。

しかし、限られたスペースの中で何をどう伝えればよいのか、悩んでしまう方は少なくありません。面接での自己紹介とは異なり、履歴書では「読ませる」ための工夫が必要です。

ここでは、採用担当者に「会って話を聞きたい」と思わせるための、履歴書における自己紹介(自己PR)の書き方のコツと、職種・状況別の具体的な例文を紹介します。


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履歴書の「自己紹介」と「自己PR」の違いとは?

まず前提として、一般的なJIS規格の履歴書には「自己紹介」という欄はなく、主に「志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど」という自由記述欄や、「自己PR」欄が設けられています。

転職活動の履歴書において「自己紹介を書いてください」と言われた場合、それは単なる挨拶や趣味の話ではなく、「あなたの強み(自己PR)」と「職務の要約」を組み合わせたものを求められていると考えましょう。

  • 面接での自己紹介: 氏名、経歴の概要、挨拶が中心
  • 履歴書での自己紹介(自己PR): 企業に貢献できる「強み」と「実績」が中心

採用担当者に響く3段構成の書き方

限られたスペースで効果的にアピールするためには、以下の3つのステップで文章を構成するのが鉄則です。

  1. 結論(強みの提示): 「私の強みは〇〇です」と言い切る。
  2. 根拠(エピソード): その強みが発揮された具体的な場面や実績(数字など)を書く。
  3. 貢献(結び): その強みを活かして、応募先でどう貢献したいかを伝える。

この構成を守ることで、論理的で説得力のある文章になります。


【職種別】履歴書に使える自己紹介(自己PR)例文

それでは、職種ごとにそのまま参考にできる例文を紹介します。ご自身の経験に合わせてアレンジして活用してください。文字数は履歴書の枠に合わせて200文字から300文字程度を目安にしています。

1. 営業職の例文

【アピールポイント】 課題解決力、行動量、数字へのコミットメント

私の強みは、徹底した顧客分析に基づく課題解決型の提案力です。

前職の法人営業では、単に商品を売るのではなく、顧客の業界動向や経営課題をリサーチした上で、コスト削減や業務効率化につながる提案を行ってまいりました。その結果、顧客からの信頼を獲得し、昨年度は部内トップとなる売上目標比120%を達成いたしました。

貴社においても、顧客の潜在的なニーズを引き出し、最適なソリューションを提案することで事業拡大に貢献したいと考えております。

2. 事務・管理部門の例文

【アピールポイント】 正確性、業務効率化、サポート力

私は、正確な業務遂行能力と、周囲の状況を先読みして動くサポート力に自信があります。

現職の営業事務では、月間約300件の受発注処理を担当しておりますが、独自のチェックリストを作成して運用することで、3年間入力ミスゼロを継続しております。また、営業担当者が商談に集中できるよう資料作成やスケジュール調整を自発的に行い、部署全体の残業時間を月平均10時間削減することに成功しました。

貴社においても、正確性とホスピタリティを活かし、縁の下の力持ちとして組織の生産性向上に貢献いたします。

3. 接客・販売・サービス業の例文

【アピールポイント】 ホスピタリティ、観察力、ファン作り

私の強みは、お客様一人ひとりに寄り添い、期待以上のサービスを提供するホスピタリティです。

アパレル販売員として勤務する中で、お客様の表情や会話から潜在的なニーズを汲み取り、ライフスタイルに合わせたコーディネート提案を徹底してまいりました。その結果、「あなたに選んでもらいたい」という指名客を50名以上獲得し、店舗の個人売上目標を連続で達成いたしました。

この対人スキルと提案力を活かし、貴社のお客様満足度向上と売上拡大に貢献したいと強く志望しております。

4. ITエンジニア・技術職の例文

【アピールポイント】 技術探究心、業務改善、チームワーク

私は、新しい技術を積極的に習得し、業務改善につなげる探究心を持っています。

前職のシステム開発においては、開発効率の低下が課題となっていたため、新しいフレームワークの導入を提案し、チーム内での勉強会を主催しました。その結果、開発工数を約20%削減することに成功しました。

技術はあくまで手段であるという意識を持ち、貴社のプロジェクトにおいても、技術力を活かしてビジネスの課題解決に貢献したいと考えております。


【状況別】履歴書に使える自己紹介(自己PR)例文

1. 未経験職種へ転職する場合

【ポイント】 前職の経験から「ポータブルスキル(持ち運び可能な能力)」を見つけてアピールします。

(販売職から事務職へ)

私の強みは、相手の立場に立って考え行動するコミュニケーション能力です。

前職のアパレル販売では、お客様の要望を正確に把握し、柔軟に対応することで信頼関係を築いてまいりました。また、在庫管理や売上報告書の作成業務を通じて、数字を扱う責任感と正確性も身につけております。

事務職は未経験ですが、販売職で培った「相手が何を求めているかを察知する力」は、社内調整や電話対応において必ず活かせると確信しております。早期に業務を習得し、貴社の円滑な業務運営に貢献いたします。

2. 転職回数が多い場合

【ポイント】 豊富な経験と「環境適応能力」を強みとしてアピールします。

私は、新しい環境や業務フローに即座に適応し、早期に戦力となる柔軟性を持っています。

これまでに3社の企業で営業支援や顧客対応業務を経験してまいりました。それぞれの企業で異なるシステムやルールがありましたが、常にメモを取りマニュアル化することで、入社1ヶ月以内には独り立ちし、即戦力として業務を遂行してきました。

複数の現場を知っているからこそ、業務の無駄に気づき改善提案を行うことも得意としています。これまでの経験を総動員し、貴社の事業成長に貢献したいと考えております。


履歴書の自己紹介で避けるべきNGポイント

最後に、せっかくのアピールを台無しにしないための注意点を確認しましょう。

  • 「勉強させていただきます」という受け身の姿勢企業は学校ではありません。「学びたい」ではなく「経験を活かして貢献したい、その上で成長したい」という能動的なスタンスで書きましょう。
  • 具体性のない抽象的な表現「コミュニケーション能力があります」「やる気があります」だけでは伝わりません。「誰と、どのような場面で、どう発揮したか」を具体的に記述してください。
  • 空欄や短すぎる文章空白が目立つと「志望度が低い」と判断されます。枠の8割以上は埋めるようにしましょう。逆に、文字が小さすぎて読めないのもNGです。

履歴書の自己紹介(自己PR)は、あなたの「顔」となる部分です。

例文を参考にしつつ、あなた自身の言葉で熱意と実績を伝え、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる履歴書を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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