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中途採用の履歴書における特技欄の書き方と面接を盛り上げる活用術

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特技欄は採用担当者との距離を縮めるコミュニケーションツールです

中途採用の履歴書作成において、志望動機や自己PRには力を入れても、「特技」の欄はおろそかになりがちです。「仕事に関係ないから」「書くことがない」と空欄にしたり、「特になし」と書いたりしてしまう方も少なくありません。しかし、採用担当者はこの小さな欄を意外と見ています。中途採用では即戦力としてのスキルが重視されますが、同時に「この人はどのような人柄なのか」「チームに馴染めそうか」という人間性も重要な評価基準となるからです。

特技欄は、あなたのプライベートな一面や、意外な長所を伝えることができる数少ないスペースです。ここを戦略的に活用することで、面接時の緊張した空気を和らげる「アイスブレイク(雑談)」のきっかけを作ったり、継続力や集中力といったビジネスに通じる資質を間接的にアピールしたりすることが可能です。たかが特技と思わず、面接官との会話の糸口を作るためのコミュニケーションツールとして活用する意識が大切です。

「特になし」や空欄は避け、些細なことでも書くべき理由

履歴書において「空欄」や「特になし」という記述は、できる限り避けるべきです。これは「書く手間を惜しんでいる」「自分を開示する意欲がない」といったネガティブな印象を与えてしまうリスクがあるからです。特別な才能や、大会で優勝したような輝かしい実績である必要はありません。日常の些細なことや、長く続けている習慣であれば、十分に特技として記載できます。

例えば、「早起き」や「整理整頓」、「人の顔と名前を覚えること」なども立派な特技です。重要なのは、それが自分にとって自信を持てるものであり、面接で聞かれた際に明るく答えられるものであることです。「毎朝5時に起きてランニングをしています」と書けば、健康管理能力や継続力をアピールできます。ハードルを上げすぎず、自分の生活の中から「得意なこと」「好きなこと」を見つけ出し、それをポジティブな言葉で表現してみてください。

仕事に直結するスキルを特技としてアピールする

中途採用ならではの戦略として、業務に直接役立つスキルを特技欄でダメ押しアピールする方法があります。資格欄に書くほどではないけれど実務で使えるスキルや、職務経歴書では書ききれなかった強みを記載します。

  • PCスキル: 「ブラインドタッチ(1分間に〇〇文字入力可能)」「Excel関数を用いた業務効率化」
  • 語学: 「英会話(日常会話レベル、海外旅行で困らない程度)」「中国語(独学で学習中)」
  • 運転: 「長距離運転(前職で月間2000km走行)」

このように記載することで、即戦力としての基礎能力が高いことを裏付けることができます。特に事務職であればPCスキル、営業職であれば運転やフットワークの軽さなどは、採用担当者にとって安心材料となります。

人柄や意外性を伝えて面接を盛り上げる書き方のコツ

特技欄の最大の目的は、面接官に興味を持ってもらうことです。単に「読書」や「料理」と単語だけを書くのではなく、カッコ書きや一言コメントを添えて具体性を持たせると、話が弾みやすくなります。

【書き方の工夫例】

  • 料理: 「冷蔵庫の残り物で30分以内に3品作ること(段取り力に自信があります)」
  • スポーツ: 「週末のフットサル(チームの調整役を務めています)」
  • 読書: 「ビジネス書を月10冊読破(要点をまとめて実務に活かすのが得意です)」
  • その他: 「美味しいラーメン屋巡り(都内500軒以上訪問、リサーチ力には自信あり)」

このように、「具体的なエピソード」や「そこから得たスキル(段取り力、継続力、リサーチ力など)」を付け加えることで、単なる趣味の話からビジネススキルのアピールへと昇華させることができます。面接官が「それはすごいね」「詳しく聞かせて」と質問したくなるようなフック(引っかけ)を用意することがポイントです。

避けるべきNGな特技とギャンブル・宗教等の扱い

どれほど得意であっても、ビジネスの場にふさわしくない特技は書くべきではありません。特に注意が必要なのは、ギャンブル系(パチンコ、競馬、競輪など)です。これらは金銭感覚や生活習慣に対する不安を抱かれるリスクが高いため、避けるのが無難です。ただし、エンタメ業界やアミューズメント業界への応募であれば、業界研究の一環として許容される場合もあります。

また、政治や宗教に関する活動、過激な思想を感じさせるものも、採用選考における公平性の観点から避けるべきトピックです。さらに、「寝ること」や「お酒を飲むこと」といった、生産性を感じさせないものや健康面での不安を感じさせるものも、プラス評価にはつながりにくいため控えたほうが良いでしょう。あくまで「一緒に働きたいと思える健全な人物像」をイメージさせる特技を選ぶことが大切です。

嘘はつかずに等身大の自分を表現する

特技欄を埋めるために、全く経験のないことや、少ししかできないことを大げさに書くのは厳禁です。面接のアイスブレイクで「実は私もその趣味があるんですよ、詳しく教えてください」と深掘りされた際に、答えられずに嘘が露呈してしまうと、一気に信頼を失います。

履歴書は信頼関係の第一歩です。派手な特技でなくても構いません。「ウォーキング」や「節約料理」といった地味なものであっても、それを楽しんで継続している姿は、その人の真面目さや人柄を表します。等身大の自分を表現し、面接官との会話を楽しむためのツールとして、特技欄を有効活用してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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