お役立ち情報
PR

履歴書の志望動機で「よく利用している」は武器になるか。ファン心理を貢献意欲に変える書き方と例文

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

転職活動において、自分が普段から愛用している商品や、よく利用しているサービスを提供する企業に応募することは非常に自然な流れです。実際にその企業のファンであることは、企業文化への理解や熱意の裏付けとなり得るため、採用選考においてもプラスの要素となり得ます。しかし、履歴書の志望動機欄に単に「御社の商品をよく利用しており、ファンだからです」と書くだけでは、採用担当者に響くアピールにはなりません。

企業が求めているのは、商品を購入してくれる顧客ではなく、自社の利益に貢献してくれるビジネスパートナーです。ここでは、「よく利用している」という事実を、単なるファン心理で終わらせず、説得力のあるビジネスライクな志望動機へと昇華させるための書き方とテクニックについて解説します。

スポンサーリンク

「よく利用している」だけでは不採用になる理由

採用担当者は日々多くの履歴書に目を通していますが、「昔から御社のお菓子が好きでした」や「御社のアプリを毎日使っています」といった志望動機は、非常によく見かけるものです。しかし、これだけでは「入社して何ができるのか」という肝心な部分が見えてきません。

ビジネスの場において、サービスを受ける側(消費者)の視点しか持っていない人材は、仕事の厳しさや裏側の努力を理解していないと判断されるリスクがあります。「好きだから関わりたい」という動機は、裏を返せば「嫌なことがあったら辞めてしまうのではないか」「理想と現実のギャップに苦しむのではないか」という懸念を採用側に抱かせる可能性があります。したがって、利用経験があることはあくまで「きっかけ」に留め、そこから「提供する側」の視点へと論理を展開する必要があります。

消費者目線を提供者目線に切り替える変換テクニック

「よく利用している」という事実を効果的なアピールにするためには、なぜその商品やサービスが優れていると感じたのかを分析し、その魅力を自分の手で広めたい、守りたいという意欲に変換することが重要です。

具体的には、以下の3つのステップで思考を整理してみてください。

  1. なぜ利用しているのか(魅力の分析)単に「好き」ではなく、競合他社と比較して何が優れているのか、どのような点が顧客満足につながっているのかを言語化します。(例:接客のスピードが早い、商品の機能性が高い、UIが使いやすいなど)
  2. 自分のスキルとの接点を見つけるその魅力を維持・発展させるために、自分のこれまでの経験やスキルがどう活かせるかを考えます。(例:接客経験を活かして顧客満足度を高める、営業経験を活かして販路を拡大する)
  3. 貢献意欲として表現する「感動した経験があるからこそ、今度は自分が作り手(売り手)となって、多くのお客様に同じ感動を届けたい」という決意で締めくくります。

店舗やサービス業における志望動機例文

飲食店や小売店、ホテルなど、接客を伴う業種に応募する場合の例文です。利用時の感動体験を、自身の接客スキルで再現したいという流れを作ります。

例文

以前より客として貴店を利用させていただく中で、スタッフの方々の温かい笑顔と、阿吽の呼吸とも言えるスムーズな連携に感銘を受け、志望いたしました。忙しい時間帯であっても、お客様への気配りを忘れないプロフェッショナルな姿勢は、まさに私が目指す接客像そのものです。前職ではホテルスタッフとして3年間、お客様一人ひとりに合わせたきめ細やかな対応を心がけてまいりました。貴店のようなお客様もスタッフも大切にする環境の中で、培った接客スキルと観察力を活かし、お客様に心地よい時間を提供できるスタッフとして成長したいと強く願っております。

メーカーや商品への愛着を伝える志望動機例文

食品、化粧品、アパレル、家電など、特定の商品を扱うメーカーに応募する場合の例文です。製品への信頼をベースに、営業や販促として貢献する姿勢を示します。

例文

私は長年、貴社のスキンケア製品を愛用しており、肌の悩みが解消されたことで自信を持てるようになったという原体験があります。製品の品質の高さと、使う人のことを第一に考えた開発姿勢に深く信頼を寄せております。前職では美容部員として、お客様のカウンセリング販売に従事してまいりましたが、自身の最も情熱を注げる貴社製品の魅力を、より多くの方に広めたいという思いが強くなり志望いたしました。ユーザーとしての実感と、前職で培った提案力を活かし、貴社ブランドのファンを増やすことに貢献したいと考えております。

ITサービスやアプリのユーザーであることを伝える志望動機例文

Webサービスやアプリの運営企業に応募する場合の例文です。利便性への共感と、改善や運営への意欲を伝えます。

例文

貴社が運営する家計簿アプリを学生時代から利用しており、直感的な操作性と、ユーザーの生活を可視化してサポートする機能性に魅力を感じておりました。IT技術が日常の課題を解決する力に感銘を受け、今度は自分が開発側としてサービスの成長に寄与したいと考え、エンジニア職を志望いたしました。前職で培ったJavaでの開発経験を活かし、ユーザー視点を忘れずに、より使いやすく愛されるサービスの機能改善や安定稼働に尽力いたします。

「上から目線」の評論家にならないよう注意が必要です

「よく利用している」ことをアピールする際に注意すべき点は、評論家のような上から目線の発言を避けることです。「ここのサービスはもっとこうした方がいい」「ここが使いにくい」といった改善提案は、面接で聞かれた場合には有効なアピールになりますが、履歴書の段階で書くと「扱いにくい人物」と思われるリスクがあります。

あくまで応募者は「入社させていただく立場」です。現状のサービスや商品へのリスペクトを示した上で、自分が加わることでさらに良くしていきたいという謙虚さと熱意をバランスよく伝えることが大切です。利用経験があることは強力な武器になりますので、それを「ビジネスとしての貢献意欲」にうまく変換して、採用担当者に信頼感を与えられる志望動機を作成してください。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました