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履歴書の志望動機で「雰囲気が良かった」は通用するのか。採用担当者に好印象を与える言い換え表現と例文

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転職活動において、会社説明会や面接、あるいは店舗見学などを通じて「この会社の雰囲気が良いな」と感じ、それを志望動機にしたいと考える方は少なくありません。直感的に自分に合うと感じることは、長く働く上で非常に重要な要素です。しかし履歴書の志望動機欄にそのまま「雰囲気が良かったので志望しました」と書いてしまうと、採用担当者に「幼稚な印象」や「具体性に欠ける」と判断されてしまうリスクがあります。ここでは「雰囲気が良い」という直感的な理由を、採用担当者が納得するビジネスライクな志望動機に変換するテクニックと、具体的な例文について詳しく解説します。

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雰囲気が良かったとそのまま書いてはいけない理由

採用担当者は志望動機を通じて、応募者が自社の社風にマッチするかどうか、そして入社後に活躍してくれるかどうかを見極めようとしています。その中で単に「雰囲気が良かった」という言葉だけでは、具体的に何が良いと感じたのかが伝わらず、志望度が低いとみなされてしまう可能性があります。また、「楽しそうだから」「優しそうだから」といったニュアンスで伝わってしまうと、仕事の厳しさを理解していないのではないか、人間関係に依存しすぎるのではないかという懸念を抱かせてしまいます。ビジネスの場においては、雰囲気という曖昧な言葉を、具体的な「企業文化」や「働く環境」という言葉に置き換え、それが仕事の成果にどうプラスに働くかを論理的に説明する必要があります。

雰囲気が良いを具体的なビジネス用語に変換する視点

「雰囲気が良い」と感じた要因を分解し、ビジネスシーンに適した言葉に変換することで、説得力のある志望動機になります。以下の3つの視点を参考に、ご自身が感じた魅力を言語化してみてください。

活気があり明るいと感じた場合の言い換え

社員同士が活発に意見を交換していたり、挨拶が元気だったりすることに魅力を感じた場合は、「チームワークを重視する社風」や「社員の士気が高く、切磋琢磨できる環境」と言い換えます。活気がある環境でこそ、自分のコミュニケーション能力や行動力が発揮できると伝えることで、ポジティブな貢献意欲を示すことができます。

落ち着いていて親切だと感じた場合の言い換え

穏やかで丁寧な対応に好感を持った場合は、「顧客一人ひとりに誠実に向き合う姿勢」や「互いを尊重し合う風通しの良い職場環境」と言い換えます。落ち着いた環境だからこそ、業務に集中し、質の高い仕事ができるというアピールにつなげます。

スタッフ間の連携がスムーズだと感じた場合の言い換え

忙しい中でもスタッフ同士が声を掛け合っている姿に感動した場合は、「組織としての連携力の高さ」や「プロフェッショナルとしての協調性」と言い換えます。自分もそのチームの一員として、円滑な業務遂行に貢献したいという意思を伝えます。

会社説明会や面接で感じた雰囲気を志望動機にする例文

選考プロセスの中で社員の人柄や社風に惹かれた場合の例文です。単に優しかったというだけでなく、仕事に対する姿勢に共感したことを伝えます。

例文

会社説明会に参加させていただいた際、社員の皆様が互いに意見を尊重し合い、生き生きと業務に取り組まれている姿に強く惹かれ志望いたしました。特に、若手社員の方も積極的に発言されている様子から、風通しの良さと挑戦を推奨する貴社の企業文化を肌で感じることができました。前職ではチームリーダーとしてメンバーの意見をまとめる役割を担っておりました。貴社のような活気ある環境であれば、私の強みである協調性と主体性を最大限に発揮し、組織の目標達成に貢献できると確信しております。

店舗やサービスを利用して感じた雰囲気を志望動機にする例文

客として利用した際の体験を基にする場合、消費者目線だけでなく、提供者目線での分析を加えることが重要です。

例文

以前より客として貴店を利用させていただく中で、スタッフの方々の温かい笑顔と、阿吽の呼吸とも言えるスムーズな連携に感銘を受け、志望いたしました。忙しい時間帯であっても、お客様への気配りを忘れないプロフェッショナルな姿勢は、まさに私が目指す接客像そのものです。貴店のようなお客様もスタッフも大切にする温かい雰囲気の中で、前職で培った接客スキルと観察力を活かし、お客様に心地よい時間を提供できるスタッフとして成長したいと強く願っております。

NGワードであるアットホームの使い方には注意が必要

雰囲気を表す言葉としてよく使われる「アットホーム」ですが、履歴書の志望動機で使用する際は注意が必要です。アットホームは「親しみやすい」という意味の反面、「馴れ合い」「公私混同」「ぬるま湯」といったネガティブな印象を採用担当者に与えてしまうリスクがあります。特に成果主義の企業や、規律を重んじる業界では避けたほうが無難です。もしアットホームな雰囲気を伝えたい場合は、「社員同士の結束力が固い」「困った時に相談しやすい信頼関係がある」といった具体的な表現に置き換えることで、ビジネスとしての健全な関係性をアピールするようにしてください。

雰囲気への共感を自分の適性につなげることが大切です

雰囲気が良いという理由は、突き詰めれば「自分に合っている」という適性の話になります。その直感は就職活動において非常に大切な指針ですが、履歴書に書く際は、なぜその雰囲気が自分にとってプラスになるのかを論理的に説明することが求められます。「貴社の〇〇な社風は、私の〇〇という性格(または働き方)と合致しており、長く貢献できる環境だと確信しました」という構成にすることで、単なる感想ではなく、定着性と活躍の根拠を示す志望動機へと昇華させてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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