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履歴書の「語学スキル」の書き方完全ガイド。TOEICスコアなしでも実務能力をアピールする表現術

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グローバル化が進む現代のビジネスシーンにおいて、語学力は転職活動における強力な武器となります。しかし、いざ履歴書や職務経歴書を作成しようとしたとき、「資格を持っていない場合はどう書けばいいのか」「『日常会話レベル』とは具体的にどこまでを指すのか」と迷ってしまう方は少なくありません。

語学スキルの書き方は、単に「英語が話せます」と書くだけでは不十分です。採用担当者が知りたいのは、「その語学力を使って、自社の業務で何ができるか」という実用性です。ここでは、履歴書における語学スキルの正しい書き方や、資格がない場合のアピール方法、そしてレベルの目安となる表現について詳しく解説します。

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語学スキルを記載すべき場所と「資格」と「実務能力」の違い

まず、語学力を履歴書のどこに書くべきかを整理しましょう。保有している資格の有無によって記載する場所が変わります。

1. スコアや合格証書がある場合

「免許・資格」欄に正式名称で記載します。

  • 記載例: 令和〇年〇月 実用英語技能検定 準1級 合格
  • 記載例: 令和〇年〇月 TOEIC Listening & Reading Test 800点 取得

2. 資格はないが、話せる・読み書きできる場合

「特技・スキル」欄、「自己PR」欄、または「職務経歴書の活かせる知識・技術」欄に記載します。資格欄は公的な証明を書く場所ですので、自己評価であるレベル表記(日常会話レベルなど)は、原則として資格欄には書きません。

履歴書で使うべき「語学レベル」の定義と書き方目安

資格がない場合や、資格以上に実務能力をアピールしたい場合は、「〇〇レベル」という言葉を使って表現します。しかし、この基準は曖昧になりがちです。ビジネスシーンで通用する一般的な定義を知り、誤解のないように伝えましょう。

ネイティブレベル (Native Level)

  • 定義: 母国語として使用している、またはそれに匹敵するレベル。専門的な議論や微妙なニュアンスの伝達、文化的な背景理解も含めて支障がない状態。
  • 書き方例: 英語:ネイティブレベル(幼少期に米国に10年間滞在)

ビジネスレベル (Business Level)

  • 定義: 業務において、専門用語を用いた折衝、電話対応、メール作成、会議での議論が円滑に行えるレベル。辞書を使わずに業務を遂行できることが前提です。
  • 書き方例: 英語:ビジネスレベル(前職にて海外顧客との価格交渉、契約業務に従事)

日常会話レベル (Daily Conversation Level)

  • 定義: 海外旅行で困らない、挨拶や自己紹介、身の回りの話題について会話ができるレベル。ビジネスで使うには不十分だが、電話の取次ぎや簡単なメール読解なら可能というニュアンスが含まれます。
  • 書き方例: 英語:日常会話レベル(TOEIC 600点相当、電話の取次ぎや英文メールの読解が可能)
  • 注意点: 英語を必須とする求人に対して「日常会話レベル」と書くと、スキル不足と判断されるリスクがあります。その場合は、現在学習中であることを書き添えるなどの工夫が必要です。

TOEICスコアは何点から履歴書に書くべきか

英語力を測る指標として最もポピュラーなTOEICですが、点数によっては書かない方が良いケースもあります。

  • 一般企業・未経験職種の場合: 600点以上が目安600点は「基礎的な英語力がある」とみなされるラインです。これ以下だと「英語が苦手」という印象を与えかねないため、あえて記載しないという選択肢もあります。
  • 外資系・英語必須の職種の場合: 700点〜800点以上が目安業務で英語を使う場合は、最低でも700点、即戦力としては800点以上が期待されます。

もしスコアが低い場合でも、現在勉強中でスコアアップを目指している場合は、現在、TOEIC 700点取得に向けて学習中(直近スコア:550点)と記載することで、意欲をアピールすることができます。

職務経歴書で「使える語学力」を具体的にアピールする

履歴書でレベルの概略を伝えたら、職務経歴書では「具体的にどのような場面で使っていたか(使用頻度と用途)」を記述します。採用担当者はスコアよりも「実務経験」を信頼します。

【アピール例文】

  • メール・文書作成:「海外拠点(アメリカ・シンガポール)とのメール対応(毎日10件程度)、仕様書の翻訳業務を担当。」
  • 会話・折衝:「週1回の定例会議にて、英語での進捗報告および質疑応答を担当。海外ベンダーとの納期調整を電話にて遂行。」
  • 接客:「外国人観光客への接客販売(英語・中国語)。商品提案から免税手続きまでを一人で担当。」

英語以外の言語(中国語など)の書き方

中国語や韓国語など、英語以外の言語についても書き方のルールは同じです。

  • 中国語(HSK): 履歴書には級数だけでなく点数も書くと親切です。ビジネスレベルはHSK5級・6級が目安です。
  • 記載例: 中国政府認定 漢語水平考試(HSK) 6級 合格

語学スキルは、正しく伝えることで強力な武器になります。「レベル」という曖昧な言葉に頼りすぎず、「何ができるか」という事実をセットで記載することで、書類選考の通過率を高めてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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