1999年(平成11年)生まれの履歴書年号早見表と転職活動における書き方のポイント
転職活動で履歴書を作成する際、意外と時間を取られてしまうのが「入学・卒業年度の計算」です。「平成何年だったか」「西暦だといつか」を指折り数えていると、ミスが起きやすく、また作成の効率も下がってしまいます。
1999年(平成11年)生まれの方は、現在20代半ばを迎え、第二新卒から中堅社員へとキャリアのステップアップを図る重要な時期に差し掛かっています。ここでは、1999年生まれの方に向けた正確な年号早見表と、履歴書作成時の注意点、そしてこの年代ならではのアピールポイントについて詳しく解説します。
1999年(平成11年)生まれの学歴・入学卒業年度早見表
履歴書の学歴欄を記入する際は、以下の早見表を参考にしてください。1999年生まれの方は、生まれた月日によって学年(年度)が異なります。「4月2日以降生まれ」か「早生まれ(1月1日~4月1日)」かを確認の上、該当する表を使用してください。
※留年や浪人がないストレートの場合の年月です。
【4月2日~12月31日生まれ】の場合
(1999年度生まれ/卯年・辰年)
| 学歴 | 入学・卒業 | 西暦 | 和暦 |
| 中学校 | 卒業 | 2015年 3月 | 平成27年 3月 |
| 高等学校 | 入学 | 2015年 4月 | 平成27年 4月 |
| 卒業 | 2018年 3月 | 平成30年 3月 | |
| 短期大学・専門学校(2年制) | 入学 | 2018年 4月 | 平成30年 4月 |
| 卒業 | 2020年 3月 | 令和2年 3月 | |
| 大学(4年制) | 入学 | 2018年 4月 | 平成30年 4月 |
| 卒業 | 2022年 3月 | 令和4年 3月 |
【1月1日~4月1日生まれ】の場合
(1998年度生まれ/早生まれ/卯年)
※学年が一つ上になります。
| 学歴 | 入学・卒業 | 西暦 | 和暦 |
| 中学校 | 卒業 | 2014年 3月 | 平成26年 3月 |
| 高等学校 | 入学 | 2014年 4月 | 平成26年 4月 |
| 卒業 | 2017年 3月 | 平成29年 3月 | |
| 短期大学・専門学校(2年制) | 入学 | 2017年 4月 | 平成29年 4月 |
| 卒業 | 2019年 3月 | 平成31年 3月 | |
| 大学(4年制) | 入学 | 2017年 4月 | 平成29年 4月 |
| 卒業 | 2021年 3月 | 令和3年 3月 |
※大学卒業時、早生まれの方は「令和3年」となりますが、4月2日以降生まれの方は「令和4年」となります。
1999年生まれの現在の年齢とキャリアステージ
履歴書に記載する「満年齢」は、提出日(投函日または面接日)時点の年齢を記入します。
2025年(令和7年)11月時点での年齢は以下の通りです。
- 誕生日が来ている方:26歳
- 誕生日がまだの方:25歳
社会人としての立ち位置
大卒でストレートに入社した場合、4月2日以降生まれの方は社会人4年目、早生まれの方は社会人5年目(2025年現在)となります。
この年代は、新入社員としての研修期間を終え、一通りの業務を一人でこなせるようになっている時期です。転職市場においては「第二新卒」の枠を卒業し、即戦力の手前である「若手経験者(ポテンシャル層)」として扱われることが多くなります。
単なるやる気だけでなく、これまでの3〜4年で「どのような実績を出したか」「どのようなスキルを身につけたか」が具体的に問われるフェーズに入っています。
履歴書作成時に間違いやすいポイントとマナー
正確な年号を把握した上で、履歴書を完成させるために注意すべきポイントをまとめました。
1. 西暦と和暦(元号)は統一する
履歴書全体を通して、年号の表記は統一するのが基本ルールです。
- 西暦で書く場合:「2018年」「2022年」で統一
- 和暦で書く場合:「平成30年」「令和4年」で統一
どちらを使っても問題ありませんが、外資系企業やIT企業では西暦が好まれる傾向にあり、歴史ある日系企業や公的機関では和暦が好まれる傾向があります。迷った場合は、提出する他の書類(職務経歴書など)とも合わせやすい方を選びましょう。なお、和暦を使う際は「H」や「R」と略さず、「平成」「令和」と漢字で記載します。
2. 浪人・留年・留学期間の調整
上記の早見表はストレートの場合です。浪人や留年、休学をした経験がある場合は、その年数分だけ後ろにずらして計算してください。
特に「平成」から「令和」への改元(2019年5月1日)を跨ぐ時期に卒業・入学が重なる場合(留年等で2019年度卒業になった場合など)は、「平成31年4月入学」「令和2年3月卒業」といった表記になるため注意が必要です。
3. 「令和元年」の表記
2019年5月1日以降の日付を和暦で書く場合は、「令和1年」ではなく**「令和元年」**と書くのが一般的で美しいとされています。
- 2019年4月に入学・入社した場合 → 「平成31年4月」
- 2019年5月以降に入学・入社した場合 → 「令和元年〇月」
まとめ
1999年生まれの方は、平成から令和へと時代が変わる中で学生時代を過ごし、社会人としての基礎を固めてきた世代です。履歴書の学歴欄は、あなたの歩んできた歴史を証明する大切なデータです。
早見表を活用して正確な年月を記載し、誤字脱字のない丁寧な書類を作成することで、採用担当者に「仕事も丁寧確実に行ってくれるだろう」という信頼感を与えることができます。基礎的な部分でミスをしないよう、提出前の最終確認を忘れずに行ってください。





