職務経歴書の書き方・Webデザイナーのスキルと実績を伝える方法
Web業界、特にWebデザイナーの転職活動において、職務経歴書はご自身の専門性を証明する非常に重要な書類です。採用担当者は、応募者が持つデザインスキルとテクニカルスキルが、自社の求める基準に達しているかを厳しく見ています。ご自身の能力を具体的に、かつ分かりやすく伝えることが求められます。
使用可能なツールとスキルを具体的に明記する
Webデザイナーの業務に不可欠なソフトウェアや言語の習熟度を明記します。例えば、「Photoshop、Illustrator、Figmaを使用したデザインカンプ作成」や「HTML5、CSS3(Sass)、JavaScript(jQuery)を用いたコーディング」といった形です。使用歴や、どの程度のレベルで扱えるのかを補足すると、スキルの深さがより明確に伝わります。
担当したプロジェクトの概要とご自身の役割
これまでに携わったWebサイトやプロジェクトについて、その概要(例:〇〇業界のコーポレートサイトリニューアル)を記載します。その中で、ご自身がどのような立場(例:メインデザイナー、コーディング担当)で、どの範囲の業務(例:トップページデザイン、下層ページデザイン)を担当したのかを明確にします。
業務内容を具体的に記述する
職務経歴の詳細欄では、具体的な業務内容を書き出します。「ワイヤーフレームの作成」「クライアントとのデザイン打ち合わせ」「バナー制作、画像加工」「レスポンシブデザイン対応」など、ご自身が実際に行った作業を詳細に記述することで、業務遂行能力が伝わります。
デザインの意図や成果を言語化する
単に制作物を羅列するだけでなく、そのデザインに至った「意図」や「工夫」を補足することが効果的です。例えば、「ターゲット層である若年女性に響くよう、明るい配色と可読性の高いフォントを選定した」といった背景説明は、ご自身の思考プロセスを示します。可能であれば、「デザインリニューアルにより、直帰率が〇%改善した」などの成果も記載します。
ポートフォリオとの連携を忘れない
Webデザイナーの転職活動において、ポートフォリオ(作品集)は職務経歴書と並んで、あるいはそれ以上に重要です。職務経歴書には、ご自身の制作実績をまとめたポートフォリオサイトのURLを明記し、採用担当者がすぐに実際のデザインを確認できるように誘導することが不可欠です。職務経歴書とポートフォリオの内容を一致させることも大切です。





