お役立ち情報
PR

履歴書の「タガログ語」。その希少価値を「強み」に変える書き方

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
スポンサーリンク

転職(中途採用)で「タガログ語」はアピールになるか

転職活動で履歴書を作成する際、「タガログ語(フィリピノ語)」の学習経験や実務経験をどう書けばよいか、悩む方は少なくありません。「TOEICや英検のように、一般的な資格試験ではない」「どう書けばアピールになるのか」と不安に思うのは当然のことです。

しかし、結論から言いますと、タガログ語のスキルは、現代の転職市場において「非常に希少(きしょう)価値が高く、他者と圧倒的な差別化が図れる」強力な武器です。

フィリピンは、英語が公用語であると同時に、多くの日本企業にとって「重要な生産拠点(製造業)」、「ITオフショア開発先」、「観光資源」、そして「介護・看護分野」での人材交流など、非常に結びつきの強い国です。

英語や中国語のように「できる人」が多すぎないため、あなたの「オンリーワン」の強みとなり得ます。

採用担当者は、そのスキル自体だけでなく、**「なぜ、その言語を学んだのか」という「探究心」や「継続力」**にも、応募者としての人格的な強さとして、強い関心を抱きます。

ここでは、あなたの「タガログ語」スキルを、採用担当者に「強み」として正しく伝えるための、履歴書の書き方を詳しく解説します。


履歴書の「どこに」タガログ語スキルを書くか

アピールの仕方によって、記載するのに最適な場所が異なります。

「免許・資格」欄(客観的な資格・検定を持っている場合)

これが、あなたのスキルを客観的に証明する最も強力な場所です。「フィリピノ語技能検定試験」といった資格を持っている場合は、ここに記載します。

「自己PR」欄(資格はないが、実務経験や留学経験がある場合)

資格はなくても、実務(仕事)で使っていた、あるいは留学・在住経験がある場合、この欄で「どのレベルで使えるのか」を具体的にアピールするのが最適です。

「趣味・特技」欄(学習の初期段階・趣味の場合)

まだ学習の初期段階であったり、趣味として学んでいたりする場合でも、「特技」として記載することは有効です。「特になし」と書くより、遥(はる)かに強い印象(知的好奇心、継続力)を残せます。


【最重要】「免許・資格」欄への正しい書き方

履歴書は公的な応募書類です。「免許・資格」欄には、略称ではなく**「正式名称」**で記載するのがビジネスマナーです。

NGな書き方(略称)

(NG例):タガログ語検定 準1級

OKな書き方(正式名称)

「試験」に合格した場合は**「合格(ごうかく)」**という言葉を使います。

【正しい記載例:フィリピノ語技能検定試験】

(※NPO法人 日本フィリピノ語技能検定協会が主催する、日本国内の検定です)

〇〇年〇月 フィリピノ語技能検定試験 準1級 合格


「資格はない」が「スキルはある」場合の書き方

資格を持っていなくても、実務(仕事)で使っていた経験は、資格以上に高く評価されます。

この場合は、「免許・資格」欄ではなく、「自己PR」欄や**「職務経歴書」**で、具体的にアピールします。

採用担当者が知りたいのは、「どのレベルで使えるのか」です。「タガログ語ができます」とだけ書くのはNGです。

「レベル感」を具体的に示す(例文)

(レベル:ビジネス)

「タガログ語(ビジネスレベル:現地法人との交渉・通訳、仕様書の翻訳が可能)」

(レベル:実務)

「タガログ語(実務レベル:Eメールでのコレポン、現地スタッフとの日常会話・指示が可能)」

(レベル:経験)

「フィリピン・マニラにて〇年間の在住(留学)経験あり」


タガログ語の経験を「ビジネススキル」に“翻訳”する

採用担当者が知りたいのは、タガログ語のスキルそのものよりも、その「希少な言語」を習得したあなたの「人間性」や「ポテンシャル」です。

「自己PR」欄などで、以下の「強み」に翻訳してアピールしましょう。

強み1:探究心・主体性

まず、「なぜ、タガログ語を?」という疑問への答えです。「他人とは違う分野」に興味を持ち、自ら学んだ姿勢は「主体性」のアピールになります。

強み2:継続力・忍耐力

日本国内では、タガログ語の学習教材や環境は非常に限られています。それを習得した(または、学習を継続している)という事実は、「困難な目標にも、諦(あきら)めずに取り組める」という「継続力」の最強の証(あかし)です。

強み3:異文化適応力

もし、現地(フィリピン)での居住経験や、JICA(国際協力機構)、NGO活動などで使用したのであれば、それは「全く異なる文化や環境にも飛び込める」という「適応力」の証明になります。


【例文】履歴書への具体的な書き方

ご自身のレベルや、アピールしたい「強み」に合わせて使い分けましょう。

例文1:「特技」欄で、簡潔に「継続力」をアピールする場合

【特技】

タガログ語

(補足:大学時代にフィリピンの文化に興味を持ち、〇年間学習を継続しています。日常会話レベルの会話が可能です。この継続力は、貴社の〇〇業務でも活かせると考えます。)

例文2:「自己PR」欄で、「探究心・継続力」をアピールする場合

【自己PR】

私の強みは、困難な目標にも継続して取り組む**『探究心』です。

学生時代に〇〇(きっかけ)からタガログ語に興味を持ち、日本国内では教材が少ない中、独学とオンラインレッスンで学習を〇年間継続しています。

この「主体的に学び続ける姿勢」と、目標達成までのプロセスを工夫する「継続力」**は、貴社の〇〇(応募職種)においても、新しい知識の習得や、困難な課題への取り組みの面で必ず役立つと考えます。

例文3:「自己PR」欄で、「異文化適応力」をアピールする場合(実務経験者)

【自己PR】

私の強みは、未知の環境にも飛び込み、成果を出せる**『適応力』です。

前職(または〇〇活動)で、フィリピンにて〇年間、現地コミュニティと協働しました。当初は言語の壁がありましたが、タガログ語をゼロから習得し、現地スタッフとの信頼関係を構築したことで、〇〇プロジェクトを円滑に推進できました。

この『異文化適応力』**と課題解決力は、貴社の〇〇(例:新規事業、海外展開)においても必ず活かせると確信しております。


結論。タガログ語は「希少性」と「継続力」の最強の証

採用担当者は、タガログ語のスキルそのものだけでなく、**「なぜ、そんなに習得が困難な言語を学んだのか(目的意識)」「どうやって学んだのか(継続力・主体性)」**に、応募者としての人格的な強さを感じ取ります。

応募先の業務と直接関係がなくても、それは「他人と違う、オンリーワンの武器」であり、あなたの「知的好奇心」や「継続力」を証明する、何よりの証拠です。

資格がないからと謙遜(けんそん)せず、ご自身の「レベル感」と「熱意」を具体的に示し、自信を持ってアピールしましょう。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました