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履歴書の「無期雇用派遣」の書き方。正社員との違いと職歴欄の記載ルール

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「無期雇用派遣」とは何か

働き方の一つとして「無期雇用派遣」という形態でキャリアを積んできた方は多くいます。これは、派遣会社(派遣元)と「期間の定めのない」雇用契約(無期雇用)を結び、派遣会社(派遣元)の正社員、またはそれに準ずる立場で、様々な派遣先企業で就業する働き方です。

一般的な「登録型派遣」(有期雇用)とは異なり、派遣先での業務が終了しても、派遣元との雇用関係は継続します。しかし、履歴書作成においては、「派遣先(実際に働いた会社)の正社員」ではないため、その書き方に悩むのは当然のことです。

履歴書の職歴欄。派遣元と派遣先、両方の記載が必須

中途採用(転職)の履歴書において、採用担当者が知りたいのは「誰に雇われ(雇用契約)」、「どこで、どんな業務を(実務経験)」していたか、という点です。

無期雇用派遣の場合、あなたの雇用主はあくまで「派遣元」の派遣会社です。したがって、職歴欄にはまず、派遣元である派遣会社との雇用関係を明記する必要があります。

しかし、それだけでは、あなたが実際にどのような環境で、どのようなスキルを磨いてきたのかが全く伝わりません。そのため、「派遣先(実際に勤務した会社)」と、そこでの「具体的な業務内容」も、セットで記載するのが必須のルールとなります。

職歴欄への具体的な書き方(記載例)

職歴欄には、まず派遣元である派遣会社に入社した事実を記載します。この際、「無期雇用派遣」であったこと、あるいは派遣元の「正社員」であったことを明記するのが、最も正確で丁寧な書き方です。

(記載例)

〇〇年〇月 〇〇派遣株式会社 入社(無期雇用派遣社員として)

その上で、時系列に沿って、実際に勤務した「派遣先」の情報を記載していきます。

(記載例:派遣先が一社の場合)

〇〇年〇月 〇〇派遣株式会社 入社(無期雇用派遣社員として)

〇〇年〇月 株式会社△△(派遣先)へ派遣

(〇〇部にて、〇〇業務に従事)

(※現在も派遣中の場合は、その下に「現在に至る」と記載します)

派遣先が複数ある場合の書き方

無期雇用派遣の場合、同じ派遣元から複数の派遣先に勤務することもよくあります。その場合は、原則としてすべての派遣先を時系列で記載します。

(記載例:派遣先が複数の場合)

〇〇年〇月 〇〇派遣株式会社 入社(無期雇用派遣社員として)

〇〇年〇月 株式会社△△(派遣先)へ派遣

(〇〇部にて、営業事務に従事)

〇〇年〇月 派遣期間満了

〇〇年〇月 株式会社□□(派遣先)へ派遣

(〇〇部にて、経理補助業務に従事)

現在に至る

無期雇用派遣の「退職」の書き方

職歴の最後をどう締めくくるかも重要です。

派遣先での業務が終了した場合は「派遣期間満了」と記載します。

もし、派遣元である派遣会社そのものを辞めた(雇用契約を終了した)場合は、「一身上の都合により退職」と記載します。

転職で「無期雇用派遣」はどう評価されるか

「派遣」と書くと不利になるのではないか、と不安に思う必要はありません。「無期雇用派遣」は、登録型派遣とは異なり、派遣元企業に「正社員(または準ずる立場)」として採用されているため、「安定性・継続性」の面で高く評価されます。

同時に、様々な派遣先企業で勤務した経験は、「多様な環境への適応力(順応性)」や「短期間で新しい業務を習得する吸収力」を持っていることの証明にもなります。

経験を強みに変えるアピール術

無期雇用派遣の経験をアピールする際は、履歴書の「自己PR」欄や「職務経歴書」が重要です。

単に「派遣されていました」ではなく、「A社では〇〇のスキルを、B社では〇〇の知識を学び、特に〇〇の業務(応募先に関連する業務)において成果を出した」といった形で、多様な経験の中から、応募先企業で活かせる「強み」を具体的に抜き出してアピールしましょう。

「どのような環境(社風)でも、即戦力として適応できる柔軟性」も、大きなアピールポイントとなります。

結論。正確な記載が信頼の第一歩

履歴書において、「空白期間」を作ることや、経歴を曖昧にすることが、最もマイナスの印象を与えます。

「無期雇用派遣」という働き方は、あなたのキャリアプランに基づいた立派な「職歴」です。

「派遣元」と「派遣先」、そして「無期雇用であった事実」を正確に記載すること。その誠実な姿勢が、採用担当者からの信頼を得るための鍵となります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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