履歴書の入手方法。どこで買う? 無料ダウンロード? 転職での最適な選び方
転職活動を始めようと決意した時、最初の一歩として「履歴書」を準備する必要があります。しかし、「履歴書は、今どこで入手するのが一般的なのか?」と迷う方も少なくありません。
一昔前は文房具店で買うのが当たり前でしたが、現在は入手方法が多様化しています。コンビニや100円ショップ、あるいはインターネットでの無料ダウンロードなど、選択肢は豊富です。
ここでは、主な履歴書の入手方法と、中途採用(転職)においてどの方法が最適なのか、その理由と選び方を解説します。
履歴書の主な「入手方法」一覧
履歴書を手に入れる方法は、大きく分けて「購入する」方法と「ダウンロードする」方法の二つがあります。
1. 店舗で「購入する」方法
主に「手書き」で履歴書を作成する場合の入手方法です。
- コンビニエンスストア(セブンイレブン、ローソン、ファミマなど)最も手軽な方法の一つです。24時間いつでも購入できるのが最大のメリットです。
- 100円ショップ(ダイソー、セリアなど)安価に入手できます。封筒やクリアファイルなど、関連する備品も一緒に揃えられるのが便利です。
- 文房具店、書店履歴書の種類が豊富に揃っている場合があります。転職者用、アルバイト用など、用途に合わせたものが選べます。
- スーパー、ホームセンター文具コーナーに置かれていることが多く、日常の買い物のついでに入手できます。
2. インターネットで「ダウンロードする」方法
主に「パソコン(PC)やスマートフォン(スマホ)」で履歴書を作成する場合の入手方法です。
- 転職サイトや各種ポータルサイト多くの転職サイト(タウンワークなど)が、無料の履歴書テンプレート(雛形)を提供しています。
- 厚生労働省のウェブサイト厚生労働省が推奨する、性別欄が任意になるなど、公正な採用選考に配慮した様式のテンプレートもダウンロード可能です。
- WordやGoogleドキュメントの標準テンプレート使用するソフト(アプリ)に、最初から履歴書のテンプレートが用意されている場合もあります。
「購入」と「ダウンロード」。転職活動ではどちらが良いか?
「コンビニで買った履歴書と、無料でダウンロードしたものでは、選考に差が出るのか?」と不安に思うかもしれません。
結論から言いますと、履歴書の「入手方法」が選考で不利になることは一切ありません。
採用担当者が100円ショップの履歴書を見て、評価を下げることはありません。重要なのは、その「中身」と「作成の丁寧さ」です。
ただし、中途採用(転職)の活動においては、インターネットで「テンプレートをダウンロードする」方法を強く推奨します。
なぜ「ダウンロード(PC作成)」が転職に最適なのか
転職活動(中途採用)では、新卒の時とは異なり、履歴書とセットで「職務経歴書」の提出が必須となります。この2点を踏まえると、ダウンロード(PC作成)が合理的です。
1. 職務経歴書と「A4サイズ」で統一できる
職務経歴書は、ビジネス文書の標準である「A4サイズ」で作成するのが一般的です。市販の履歴書はB5サイズも多いですが、PCで作成すれば、履歴書も「A4サイズ」で作成できます。
応募書類全てのサイズを「A4」で統一することは、採用担当者が管理しやすくなるため、ビジネスマナーとして推奨されます。
2. 「パソコン作成」が主流であり、効率的
現代の転職活動では、応募書類をEメール(PDF)やWebフォームから提出することが主流です。手書きの履歴書を郵送するケースは減っています。
パソコンでテンプレート(WordやExcel)に入力して作成する方が、提出もスムーズです。
3. 修正・応募が容易
パソコンでデータ(マスター)を作っておけば、日付や志望動機を応募先ごとに修正するだけで、効率的に応募活動を進められます。手書きのように、一文字間違えただけで最初から書き直す必要がありません。
履歴書テンプレートの「選び方」
インターネットで無料テンプレートを入手すると決めた場合、以下の2つのポイントで選びましょう。
- 「A4サイズ」のテンプレートを選ぶ(前述の通り、職務経歴書とサイズを統一するため)
- 「転職者(中途採用)向け」の様式を選ぶ(新卒用やアルバイト用ではなく、「職歴」欄や「自己PR」欄がしっかりと設けられているもの)
結論。入手方法よりも「中身」と「丁寧さ」
履歴書の入手方法に「正解」や「不正解」はありません。しかし、転職活動(中途採用)の特性を考えると、**「インターネットからA4サイズの転職者向けテンプレートを無料ダウンロードし、パソコンで作成する」**のが、最も合理的かつ効率的な方法と言えます。
もし「手書き指定」がある場合や、急に必要になった場合は、コンビニや100円ショップで購入した履歴書でも全く問題ありません。
大切なのは、どの履歴書を使うかではなく、ご自身の経験や熱意を、いかに「正確」に、かつ「丁寧」にその一枚に込められるかです。





