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【本当?】人事は6秒しか職務経歴書を見ていない?|真実とその理由、通過するための書き方とは

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「人事は職務経歴書をたった6秒しか見ていない」――この話、聞いたことはありませんか?

転職活動をしていると、ネットやSNSでたびたび見かけるこのフレーズ。
「人事は1枚1枚ちゃんと見てくれているはず」と思いたい一方で、「6秒なんて本当に?」と疑問を感じる方も多いでしょう。

実はこの「6秒説」、根拠のあるデータに基づいているものなのです。

この記事では、「6秒しか見ていない」という言葉の意味と背景、なぜそうなるのか、そして“その6秒で目に留まる職務経歴書の作り方”まで、具体的に解説します。


✅ 「人事は6秒しか見ていない」の出典と意味

この話の根拠は、アメリカの人材会社が行った**視線トラッキング調査(Eye-tracking study)**です。

2012年、大手人材サービス企業「The Ladders」の調査によると、採用担当者が応募者の履歴書・職務経歴書を見る際、**最初にかける時間は平均「6秒」**という結果が出ました。

▶ どういう意味?

これは、「たった6秒で合否を判断する」という意味ではなく、
最初の6秒で「読むかどうか」を判断しているということ。

つまり――

最初の6秒で「この人は読み進める価値がある」と思われなければ、先に進まれない。

この“第一印象の6秒”をクリアすることが、書類選考の最初のハードルというわけです。


🔍 なぜ人事は6秒しか見ないのか?その理由

現代の採用現場では、応募者数が非常に多く、限られた時間内で大量の職務経歴書に目を通さなければなりません。

採用担当者が6秒で見るポイント:

  • 氏名・年齢・勤務地・連絡先
  • 最終職歴と直近の職歴
  • 職務要約・スキル・実績の見出し
  • レイアウトやフォーマットの印象(見やすさ)

**これらをざっと見て、「読めそう」「期待できそう」と判断されなければ、**その後しっかり読まれることはありません。


📝 6秒で目に留まる職務経歴書の作り方

1. 職務要約は“最初に・わかりやすく”書く

職歴が長くても、「結局何が強みの人なのか」が最初に伝わる構成が重要。

例:

営業職として15年の経験を有し、IT・製造・流通業界など幅広い分野で法人営業を担当。プレイヤーからマネージャーまでの経験を持ち、直近では売上前年比130%達成。チーム育成・新規開拓の両面で成果を挙げてきました。


2. 見出しとレイアウトは“パッと見”を意識

  • フォントは統一(10.5〜11pt推奨)
  • 重要な項目に見出しをつける(職務要約/実績/スキル)
  • 箇条書きを活用し、ブロックごとに余白を持たせる
  • ページ番号を入れて整った印象を与える

3. 実績は数字+効果で具体的に

→ 数字があるだけで説得力が増します。

NG例:

営業成績が良かった。

OK例:

年間売上:前年比120%を達成(2022年度)


4. 長すぎない!職務経歴書は2〜3枚が目安

6社以上の職歴や専門性が高い場合でも、2〜3ページにまとめて要点を絞るのが基本。
それ以上だと、読み手に“読むのが面倒”と思われ、6秒で終了する可能性が高まります。


✅ 6秒にかけるべき本当の意味とは?

この「6秒しか見ていない」は、裏を返せばこういうことです。

6秒で読ませる工夫ができれば、先に進む可能性が上がる!
つまり、読みやすさ・要点の整理が何より重要。

職務経歴書は、「たくさん書くこと」よりも、「伝わるように書くこと」が選考突破の鍵です。


✅ まとめ|6秒で「読まれる書類」にするためのポイント

  • 人事は“最初の6秒”で読み進めるかを判断している
  • 職務要約・レイアウト・数字の実績がカギ
  • 2〜3ページにまとめ、見やすさと要点重視
  • 情報は「網羅」ではなく「選択と集中」で伝える

あなたの実績と魅力が伝わる職務経歴書は、“6秒”をクリアできるかどうかがスタート地点です。
読み手の目線を意識したレイアウト・構成にすることで、あなたの書類はグッと通過率が上がります。

今すぐ職務経歴書を見直して、「6秒に勝てる書類」に仕上げてみましょう。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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