【職務経歴書】2枚目に続く場合の書き方とマナー|自然で読みやすくするレイアウト術
「職務経歴書が2枚になったけど、2枚目へのつなぎ方って決まりがあるの?」「“2枚目に続く”ってどう書けばいいの?」
職務経歴書は応募者のキャリアを採用担当者に伝える重要な書類です。
経験が豊富な方や、プロジェクト・スキルなど多くの情報を盛り込みたい場合、1枚では収まりきらず2枚以上になることは珍しくありません。
しかし、「2枚目に続く」場面で適切なつなぎ方をしないと、読みづらかったり、誤って途中で読むのをやめられてしまうことも…!
だからこそ、「2枚目に続く」という表記やレイアウトは地味ながら非常に重要なポイントです。
この記事では、職務経歴書が2枚になる場合の正しい構成、2枚目へのつなぎ方、見やすく整えるためのマナーや文書テクニックを解説します。
✅ そもそも「職務経歴書が2枚」になるのはOK?
はい、まったく問題ありません。
職務経歴書は、A4用紙で1〜2枚が適切なボリュームとされており、2枚になるのは自然なことです。
特に以下のようなケースでは、2枚に分けることで内容が伝わりやすくなります。
- 転職回数が2社以上
- 担当業務・プロジェクトの詳細が多い
- 保有スキル・資格・実績が豊富
- マネジメント・管理職経験を記載する場合
「2枚目に続く」の正しい書き方とレイアウトのコツ
✅ 1. 1枚目の末尾に「※2枚目に続く」と明記する
例文:
※次ページに続きます。
※この職務経歴書は2ページ構成です。2枚目をご確認ください。
1枚目の最後にこのような文言を記載することで、読み手に「ページがまだ続いている」という意識を持たせることができます。
✅ 2. ページ番号を記載して全体を把握しやすくする
各ページの下部か右上に、ページ番号を明記しましょう。
記載例:
- ページ下部に →《1 / 2》《2 / 2》
- ヘッダーやフッターでもOK(Word使用時)
これにより、ページの順序がわかりやすくなり、印刷時やPDF閲覧でも安心です。
✅ 3. 2枚目の書き出しに「(前ページからの続き)」と補足するのもおすすめ
2枚目の冒頭に、文脈が切れないような一言を入れておくと、読み手の理解がスムーズになります。
例文:
※前ページより続く:株式会社○○での業務実績について
もしくは、前の段落の見出しを再掲してあげるのも親切です。
【具体例】2枚構成の職務経歴書(つなぎ方あり)
【1ページ目:末尾】
…
【実績】
・売上前年比120%達成(2022年度)
・新規契約件数 月平均8件、部署内1位(2023年)
※この職務経歴書は2ページ構成です。次ページへ続きます。
(ページ番号:1 / 2)
【2ページ目:冒頭】
※前ページより続く:業務実績および保有スキルについて
(ページ番号:2 / 2)
【保有スキル・使用ツール】
- Excel(関数/ピボットテーブル)、PowerPoint、Salesforce
- Adobe XD、Slack、Notion、Zoom など
【資格】
- 日商簿記2級
- ITパスポート
- TOEIC 740点
【自己PR】
これまで法人営業とプロジェクトマネジメントの両軸でキャリアを築いてきました。顧客の声に寄り添いながら、課題解決に繋がる提案を行うことが得意です。今後はさらに多様な業種への対応力を広げ、御社の業務推進に貢献したいと考えています。
NG例|やってはいけない「2枚目へのつなぎ方」
- ❌ 1枚目と2枚目が完全に独立していて、流れがわからない
- ❌ ページ番号が振られていない
- ❌ 2ページ目が“別書類”のようなレイアウトになっている(タイトル・氏名がない)
→ 書類は「一貫した情報」であることが何よりも重要です。
よくある質問(Q&A)
Q. 手書きの職務経歴書でも「2枚目に続く」は書いたほうがいい?
→ はい。手書きの場合も、1枚目の下に「→2枚目に続く」と記載しておくと丁寧です。
2枚目にも必ず名前とページ番号を入れましょう。
Q. 2枚目だけ印刷されなかったらどうなる?
→ 採用担当者にとっては致命的です。PDF提出の場合は1ファイルに統合、紙提出ではクリップやファイルでまとめるのがマナーです。
まとめ|「2枚目に続く」の書き方は、小さな工夫で大きな信頼につながる!
✅ 職務経歴書が2枚になるのは自然なこと。内容を削るより、正しく整理して伝えるのが大切
✅ 「2枚目に続く」旨を明記し、ページ番号を入れることで読みやすさUP
✅ レイアウトや文脈がきちんとつながっていれば、2枚構成でも好印象に!
応募書類は、内容だけでなく**“読み手への配慮”や“見やすさ”も評価の対象**です。
2枚目に続く職務経歴書でも、自然な流れと明瞭な構成で、あなたの誠実さとビジネススキルをしっかりアピールしましょう。