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職務経歴書における「プロジェクトマネージャー」の書き方|役割・成果・スキルを明確に伝える実践ガイド

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「プロジェクトマネージャーとしての経験を職務経歴書でどう表現すればいいのか分からない…」

IT業界をはじめとする多くの分野で重要な役割を担うプロジェクトマネージャー(PM)。経験豊富な方であっても、職務経歴書にそのスキルや成果をどう記載すれば効果的に伝わるのか迷うことは少なくありません。

✅ PM経験はあるが、何を強調して書くべき?
✅ チーム管理・予算管理・納期遵守など、具体的にどう表現する?
✅ マネジメント経験の有無をどこまで明確にすべき?

結論から言えば、職務経歴書においてプロジェクトマネージャーの経験は「プロジェクトの全体像+自分の役割+成果+スキル」の4要素で構成するのが効果的です。

この記事では、プロジェクトマネージャー経験のある方向けに、職務経歴書の書き方のコツや記載例、スキルの見せ方を徹底的に解説します。


プロジェクトマネージャーの職務経歴書に必要な要素とは?

職務経歴書でPMとしての能力を伝えるには、以下の要素をバランスよく盛り込むことが大切です。

✅ 1. プロジェクトの概要

  • 規模(人数、期間、予算など)
  • 業界・目的(業務改善、システム刷新、新規開発など)

✅ 2. 担当した業務と役割

  • プロジェクトの立ち上げ、要件定義、進捗管理、チームビルディング、顧客折衝など

✅ 3. 使用した手法やツール

  • アジャイル、ウォーターフォール、WBS、Redmine、JIRA、Slack、Git、MS Projectなど

✅ 4. 成果・実績

  • 納期通りにリリース、予算内に収めた、チームの離脱率を低下させた、顧客満足度の向上などの定量的成果

プロジェクトマネージャー向け:職務経歴書の構成テンプレート

【職務要約】

プロジェクトマネージャーとして8年間、主に業務系・Web系システムの開発・導入を担当。最大20名規模のチームを統括し、要件定義からリリース、保守運用まで一貫して管理。品質・コスト・納期の3要素をバランス良く統制し、全案件で納期遵守・予算内完了を達成。アジャイル導入やプロジェクト立ち上げ支援にも豊富な経験を持つ。

【職務経歴(プロジェクト単位)】

株式会社テックソリューションズ(2017年4月〜現在)
職種:プロジェクトマネージャー
雇用形態:正社員

プロジェクト1:ECサイト基幹システム刷新(2021年1月〜2022年6月)

  • 概要:流通系企業のECシステムを全面刷新。プロジェクト規模は15名、予算約1.2億円。
  • 役割:プロジェクトマネージャーとして全体統括(進捗・予算・品質管理)、顧客折衝、WBS作成、課題管理、週次報告対応。
  • 手法/ツール:ウォーターフォール、Backlog、MS Project、Slack、GitHub
  • 成果
    • 予定通りのスケジュールでリリース(遅延ゼロ)
    • コスト内での納品達成、クライアントから高評価を獲得
    • 要件追加に対しスコープ調整を柔軟に行い、機能削減をせず完遂

プロジェクト2:社内業務管理ツールのアジャイル導入(2020年1月〜2020年12月)

  • 概要:従来Excelで管理していた業務をWeb化する内製プロジェクト(エンジニア6名)
  • 役割:スクラムマスター兼PMとしてスプリント計画、日次スタンドアップMTGの実施、タスク見積りと進捗確認
  • 成果
    • 開発サイクルの高速化に成功(2週間スプリント×10回)
    • 開発後アンケートにて「操作性の向上」「作業時間20%削減」など高い満足度を得る

【スキル・資格】

  • プロジェクトマネジメント:WBS作成、進捗管理、工数見積、課題・リスク管理、ベンダーコントロール
  • 手法:ウォーターフォール、アジャイル(Scrum)
  • 使用ツール:MS Project、Redmine、JIRA、Backlog、Slack、GitHub、Excel
  • その他:PMP資格取得(2020年)、ITILファンデーション(2019年)

【自己PR】

チーム全体を「導き、支える」ことを意識しながら、開発力と調整力をバランス良く活かしてプロジェクトを推進してきました。特に、メンバーとの対話を通じて課題を早期発見・解決する力に自信があります。変化が激しいプロジェクトにおいても、状況を冷静に把握し、柔軟に対応できる点が強みです。今後はより大規模・複数案件の管理や、若手PMの育成にも携わりたいと考えています。


書き方のポイントまとめ

ポイント解説
✅ プロジェクトの「規模」「目的」「期間」は必ず書く経験の幅を明確に伝えるため
✅ 自分の役割・裁量を明示する単なる進捗管理以上の業務内容を伝える
✅ 成果は定量的に表す数字で示すことで説得力アップ(納期遵守率、コスト削減率など)
✅ 使用手法・ツールを具体的にITリテラシー・プロジェクト管理スキルの証明になる

まとめ|プロジェクトマネージャーの職務経歴書は「管理力×実行力×成果」で伝える

✅ プロジェクトマネージャーは、単なる「管理役」ではなく、成功に導く責任者
✅ 職務経歴書では、「どんなプロジェクトをどのように動かし、どんな成果を得たか」を明確に示すことが重要。
✅ 工数管理・メンバー管理・品質担保など、定量的な成果・リスク対応・顧客満足の実績を積極的に記載
✅ PMPやアジャイル経験、プロジェクト手法の知識なども、あなたの市場価値を高めるポイント。

プロジェクトを成功に導いてきたあなたの経験を、職務経歴書で**「戦略的かつ具体的」に可視化**することで、次のキャリアチャンスを確実に掴みましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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