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職務経歴書作成に役立つ「知恵」とは?|通過率を上げるための工夫・視点・考え方を徹底解説

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職務経歴書を“通る書類”にするには「知恵」が必要

「職務経歴書を書いてみたけど、なぜか書類選考に通らない…」
「どんなに丁寧に作っても、内容が薄いと感じてしまう…」
こんな悩みを持っている人は少なくありません。

その原因の多くは、「事実を書く」だけで終わってしまっているから
職務経歴書で本当に求められるのは、単なる履歴の羅列ではなく、**“戦略的に自分の強みを伝える知恵”**なのです。

この記事では、書類通過率を高めるために必要な「職務経歴書作成の知恵」について、視点の変え方、構成の工夫、表現の選び方などを具体的に解説します。


1. そもそも職務経歴書とは?履歴書との違いも知っておこう

まず基本をおさらいしましょう。

書類名内容目的
履歴書学歴・職歴・連絡先などの「事実情報」応募者の基本情報を把握するため
職務経歴書職務内容・実績・スキル・強みなどの「詳細」能力・適性・志向性を判断するための資料

つまり、職務経歴書は自分の“強み”や“再現性のあるスキル”を企業にアピールする場。ここに「知恵」が必要とされるのです。


2. 職務経歴書作成に必要な“5つの知恵”

✅ 知恵①:自分の経歴を「価値」に変換する視点を持つ

たとえば、「電話応対をしていた」だけでは単なる作業の羅列です。
これを、「クレームの初期対応をマニュアル化し、対応時間を平均30%短縮」と言い換えることで、再現性と成果がある経験として評価されるようになります。

知恵のポイント:作業を“成果”に変換する言葉を探そう。


✅ 知恵②:企業目線で構成を練る

採用担当者は、数十~数百人分の書類を確認します。
その中で目に留まる職務経歴書とは、「読みやすい」「わかりやすい」「整理されている」もの。

構成例(ベーシック)

  1. 職務要約(3〜5行)
  2. 職務経歴(会社名/在籍期間/業務内容/実績)
  3. 保有スキル・資格
  4. 自己PR

知恵のポイント:第一印象を制するために、構成は“シンプルかつ論理的”に。


✅ 知恵③:数字と具体例で“見える実績”をつくる

「頑張りました」では評価されません。評価されるのは、「何を、どれだけ、どうやって」行ったかが見える実績です。

×:売上向上に貢献
◎:新規開拓営業で、6か月間で15社を契約。前年同期比150%の売上増加。

知恵のポイント:数字・件数・割合・期間など、“見える化”が命。


✅ 知恵④:スキルを“使える場面”で説明する

「Excelが使えます」だけでは不十分。
「売上データを週次で集計し、ピボットテーブルで分析。営業会議資料に活用」といったように、“スキルをどう活用していたか”まで書くと説得力が増します。

知恵のポイント:ツールや知識は“活用事例”とセットで語る。


✅ 知恵⑤:自己PRは“過去・現在・未来”でつなぐ

自己PRでは、単に性格や長所をアピールするのではなく、

  1. 過去:どんな経験をし
  2. 現在:何を学び、何が強みとなり
  3. 未来:それをどう活かして働きたいか

という構成でストーリーを作ると、読む人の心に残ります。

知恵のポイント:「今まで何をして、これからどうしたいか」を自然にリンクさせる。


3. 職務経歴書に“知恵”を活かした記載例(営業職)


■ 職務要約
新卒で入社後、法人営業として3年間勤務。既存顧客のフォローを中心に、解約率の低減と追加契約の提案営業に注力。相手の課題を引き出すヒアリング力と、資料作成・説明力を武器に、年間売上前年比120%を達成。


■ 職務経歴
株式会社メディアリンク(2020年4月〜2023年3月)
【業務内容】
・中小企業向けWeb広告サービスの営業(新規2割/既存8割)
・定期訪問、アクセス解析結果に基づいた改善提案
・契約更新手続き・請求管理・クレーム対応

【実績】
・既存顧客継続率92%以上を2年連続で維持
・自作の改善提案資料テンプレートを部内標準化し、業務効率向上に貢献


■ スキル・資格
・Excel(VLOOKUP、ピボットテーブル、グラフ作成)
・PowerPoint(営業資料作成)
・Google Analytics/Chatwork
・日商簿記3級、普通自動車第一種運転免許


■ 自己PR
営業職として大切にしてきたのは「お客様が本当に求めているもの」を深く掘り下げることです。ヒアリングやデータ分析を通じて提案の質を高め、リピート率の向上に繋げてきました。今後は、この経験と“顧客視点”をさらに強化し、より高い価値提供ができる営業を目指していきたいと考えています。


まとめ|職務経歴書に活かすべきは「経験」だけでなく「知恵」

✅ 職務経歴書は、ただの作業履歴ではなく、自分をプレゼンする「企画書」
✅ 視点を変える知恵・数字を使う知恵・構成を整理する知恵で、書類の通過率は大きく変わる
✅ 企業目線で「何が評価されるか」を考え、経験を“伝わる形”に変換しよう

「何をしてきたか」だけではなく、「どう伝えるか」に知恵を使えば、あなたの職務経歴書は格段に魅力的になります。
採用担当者の目に留まり、面接につながる一通の書類を、自分の“知恵”で作り上げましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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