職務経歴書の「行間」設定で印象が変わる!|読みやすく整った書類にするためのコツとおすすめレイアウト
職務経歴書における「行間」の重要性とは?
転職活動で提出する職務経歴書は、あなたのこれまでの職歴やスキル、成果を伝える大切な書類です。多くの方が内容にばかり意識を向けがちですが、「行間(ぎょうかん)」の設定ひとつで、読み手の印象は大きく変わります。
「文字が詰まりすぎていて読みづらい」
「行間が広すぎて空白が目立つ」
そんな見た目の印象が、職務経歴書の評価を左右することもあるのです。
本記事では、職務経歴書の適切な行間設定の目安や設定方法、読みやすくするための工夫、行間と文字サイズ・余白のバランスについて詳しく解説します。
行間とは?なぜ職務経歴書において重要なのか
「行間」とは、文章の行と行の間にあるスペースのこと。WordやGoogleドキュメントなどで文書を作成する際に、「行間設定」や「行送り」などの項目で調整できます。
職務経歴書で行間が重要な理由:
- 読みやすさが格段に向上する
- 情報が整理されて見え、プロフェッショナルな印象を与える
- 採用担当者の目にやさしく、内容が伝わりやすくなる
- 書類全体のバランスが整い、印象アップにつながる
適切な行間の目安は?
✅ 1.15~1.5倍が最適
多くの採用担当者にとって「読みやすい」とされるのは、行間1.15~1.5倍程度です。行間が狭すぎると詰まって見え、広すぎると間延びした印象を与えるため、1.15~1.5倍を目安に調整するとバランスが良くなります。
行間設定 | 印象 |
---|---|
1.0(固定) | 詰まっていて読みづらい |
1.15 | スッキリ整っていて読みやすい |
1.5 | 少し余裕があり、落ち着いた印象 |
2.0以上 | スカスカに見えて空白が目立つ |
Wordでの行間設定方法
Wordで職務経歴書を作成している場合、以下の手順で行間を設定できます。
【手順】
- 行間を調整したい範囲を選択
- ホームタブ →「行と段落の間隔」アイコンをクリック
- 「1.15」または「1.5」を選択(または「行間オプション」でカスタム設定)
- 「段落後の間隔」も「0pt」または「6pt」に設定すると整う
行間以外に意識すべきレイアウトのポイント
行間の設定とあわせて、以下のレイアウト要素にも注意することで、より読みやすく、好印象な職務経歴書に仕上がります。
✅ 文字サイズ:10.5~11pt(本文)
見出しは12~14ptでメリハリをつけるのがおすすめ。
✅ 余白(マージン):上下左右2cm程度
余白が狭すぎると詰まって見えるため、適度な余白があるとバランスが良い。
✅ フォント:明朝体 or ゴシック体(統一感重視)
定番は「MS明朝」「MSゴシック」「游ゴシック」「メイリオ」など。
✅ 箇条書きを活用
項目が多い場合は、段落ごとに箇条書きを使うと視認性がアップします。
実例:行間を変えた職務経歴書の印象の違い
【行間1.0】
株式会社〇〇(2019年4月~現在)
法人営業を担当し、新規開拓・既存顧客フォロー・提案営業・アフターフォローなどを一貫して対応。年間売上目標120%達成。
→ 行と行の距離が近すぎて詰まって見える。読み手が疲れる印象。
【行間1.5】
株式会社〇〇(2019年4月~現在)
法人営業を担当し、新規開拓・既存顧客フォロー・提案営業・アフターフォローなどを一貫して対応。
年間売上目標120%達成。
→ ゆとりがあり、読みやすい。段落ごとの意味も伝わりやすくなる。
行間の調整は「伝わる職務経歴書」の第一歩
行間設定は、単なる見た目の問題ではなく、採用担当者に内容をきちんと伝えるための重要な要素です。せっかくの経験や実績も、読みづらいレイアウトでは魅力が伝わりません。
行間を最適に設定し、見た目にも中身にも自信の持てる職務経歴書を作り上げましょう。
まとめ|行間が整えば、職務経歴書の印象は一段上がる
✅ 職務経歴書の行間は「1.15~1.5倍」が読みやすいベスト設定
✅ WordやGoogleドキュメントで簡単に調整可能
✅ 行間とあわせて「余白」「文字サイズ」「フォント」も意識
✅ 読み手の立場で“読みやすさ”を追求することが評価につながる
行間を整えることで、あなたの職務経歴書が見た目も内容もグッと引き締まります。細部に気を配った書類こそが、内定への第一歩をつくるのです。