職務経歴書のWordでの書き方完全ガイド|構成・見出し・記載例まで徹底解説
Wordで作る職務経歴書、書き方に迷っていませんか?
転職活動で必ず提出が求められる職務経歴書。履歴書と違って自由形式で書くことが多いため、「どのように書けばいいのか分からない」「Wordでのレイアウトや構成はどうするの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
実際、Microsoft Word(ワード)はビジネス文書作成に最適なツールで、職務経歴書を作るうえでも最も一般的かつ効果的な手段です。この記事では、Wordを使った職務経歴書の書き方を、初心者でも分かりやすいようにステップごとに解説していきます。
Wordで作る職務経歴書|基本構成とレイアウトのポイント
まずは、職務経歴書に必要な基本構成を理解しましょう。Wordで作成する際は、以下のような見出し+本文形式が読みやすくて好印象です。
■ 基本構成の見出し例
- 職務経歴書(タイトル)
- 氏名・作成日
- 職務要約
- 職務経歴(会社ごとに記載)
- 保有資格・スキル
- 自己PR・今後の目標
書き方のポイント①:タイトル・氏名・日付
最上部に「職務経歴書」と記載し、右上に「氏名」と「作成日」を記載します。
職務経歴書
氏名:山田 太郎
作成日:2025年3月25日
※Wordで作成する際は、中央揃え・右揃えなどの整列を使って見た目を整えることが重要です。
書き方のポイント②:職務要約(キャリアの概要)
ここは、あなたのキャリアのハイライトを3~5行程度で簡潔にまとめるパートです。
例文:
営業職として6年間、法人向けソリューション提案に従事。新規顧客開拓および既存取引先との関係構築を通じて、年間売上目標を120%以上達成。チームリーダーとしてマネジメント業務にも携わる。
書き方のポイント③:職務経歴(会社ごとに詳細記載)
会社ごとに、以下の要素をまとめて記載しましょう。Wordでは「太字」「インデント」「箇条書き」「表形式」などを使うと、視認性が上がります。
書き方フォーマット例:
■ 株式会社〇〇(2018年4月~2023年3月)
【雇用形態】正社員
【所属部署】営業部/法人営業担当
【業務内容】
・中小企業向けのIT商材の提案営業
・提案書・見積書・契約書の作成
・既存顧客のアフターフォローおよび深耕営業
【主な実績】
・2022年度 売上達成率125%、部内1位
・クレーム対応フローの見直しにより顧客満足度向上
ポイント:
- 会社名と期間は見出し的に太字で書く
- 実績には可能な限り「数字」を使う
- 箇条書きを使ってスッキリ見せる
書き方のポイント④:保有資格・スキル
業務に関連する資格や、業務で使用しているITスキルなどを記載します。WordやExcelなど、使用頻度の高いソフトの習熟度も忘れずに!
記載例:
【保有資格】
・日商簿記2級(2020年取得)
・MOS Word / Excel Expert(2019年取得)
【PCスキル】
・Word:文書作成、スタイル・目次機能、差し込み印刷活用
・Excel:関数(VLOOKUP・IF・SUMIF)、ピボットテーブル、データ分析
・PowerPoint:営業資料・社内プレゼン資料作成
書き方のポイント⑤:自己PR・今後のキャリア展望
あなたの強み・仕事への姿勢・転職後の目標などを記載します。こちらも3~5行程度が読みやすく、具体性のある内容が好まれます。
自己PR例:
顧客の課題を正確に把握し、提案からフォローまで一貫して行うことに強みがあります。実績に裏打ちされた信頼関係の構築を通じて、長期的な取引を実現してきました。今後はチームリーダーとして組織全体の成果にも貢献したいと考えています。
Wordで職務経歴書を作る際のテクニック
● フォント選び
- 推奨フォント:MS明朝、MSゴシック、游明朝、メイリオ
- 本文サイズ:10.5~11pt、見出しは12~14ptで太字
● 行間・余白設定
- 行間:1.15~1.5倍
- 余白:上下左右20mm程度が標準
- セクションごとの**空行(1行以上)**を入れると見やすくなる
● 書類提出時はPDF変換がおすすめ
Wordで作成した職務経歴書は、**「ファイル → エクスポート → PDF形式で保存」**で提出用に変換しましょう。レイアウト崩れや文字化けを防げます。
まとめ|Wordで職務経歴書を書くなら「読みやすさ」「構成」「丁寧さ」がカギ
Wordで職務経歴書を作成する場合、単に内容を詰め込むだけではなく、見た目の整ったレイアウトと、読み手への配慮がとても大切です。
✅ 見出しと本文を明確に分ける
✅ 箇条書きや表で見やすく整理する
✅ フォントと行間を整え、プロらしく仕上げる
✅ 実績には数字を入れて説得力を出す
このような工夫を取り入れるだけで、Wordで作った職務経歴書は「読まれる・評価される」書類になります。あなたのキャリアを正確かつ魅力的に伝える一枚を、ぜひ丁寧に仕上げてください。