【職務経歴書を郵送する際の添え状(送付状)の正しい書き方】マナー・構成・例文を詳しく解説
転職活動において、企業へ職務経歴書を郵送で提出する際に欠かせないのが「添え状(送付状)」です。
添え状は単なるカバーレターではなく、あなたのビジネスマナーや丁寧さ、誠意を伝える大切な一枚。たとえ職務経歴書の内容が優れていても、添え状の不備や形式の乱れがあると、マイナスの印象を与えてしまうこともあります。
この記事では、「職務経歴書 郵送 添え状」というキーワードをもとに、郵送時の添え状の役割・正しい書き方・構成・具体的な記載例を丁寧に解説します。
1. 添え状(送付状)とは?なぜ必要なのか
✅ 添え状の目的
- 誰が、どんな目的で、何の書類を送ったかを簡潔に伝える
- 採用担当者への丁寧な挨拶・印象づけ
- ビジネス文書の基本マナーを示す
添え状は、職務経歴書や履歴書の“案内状”としての役割を持っています。書類の内容に入る前に、まず送り主の礼儀正しさや対応力が垣間見える部分なのです。
2. 添え状の基本構成(A4/1枚)
添え状はWordなどで作成し、職務経歴書や履歴書と同じA4サイズに統一します。
✅ 構成要素
- 日付
- 宛名(会社名・部署名・担当者名)
- 差出人情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス)
- 挨拶・応募の目的
- 同封書類の案内
- 結びの挨拶
- 同封書類の明細(箇条書き)
3. 添え状の書き方:例文付きフォーマット
以下は、職務経歴書を郵送する際の添え状として使えるテンプレートです。
添え状(送付状)例文:
2025年3月25日
株式会社〇〇〇〇
人事部 採用ご担当者様
〒123-4567
東京都千代田区丸の内1-2-3
山田 太郎
電話:090-1234-5678
メール:taro.yamada@example.com
拝啓 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたびは、貴社の求人に応募させていただきたく、履歴書および職務経歴書を送付いたします。
これまでの経験を活かし、貴社に貢献できるよう努めてまいりたいと考えております。
ご多用の折、大変恐縮ではございますが、何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
【同封書類】
・履歴書 1通
・職務経歴書 1通
📌 ポイント:文章は過度に堅くなりすぎず、丁寧かつ簡潔に。
採用担当者が読みやすいよう、1枚以内に収めることが大切です。
4. 添え状を郵送するときの注意点
✅ 書類の並べ方(封筒に入れる順)
- 添え状(送付状)
- 履歴書
- 職務経歴書
※この順番で、すべてをA4サイズのクリアファイルに入れてから、封筒に封入するのがベストです。
✅ 封筒について
- 使用封筒:角形2号(A4書類が折らずに入るサイズ)
- 表面左下に「履歴書在中」を赤文字で記載
- 裏面に差出人情報を記入し、封はのり付け&「〆」マークを
✅ 印刷方法と署名の必要性
- 添え状はパソコンで作成・印刷するのが一般的(手書きでなくてOK)
- 署名(手書きのサイン)は不要。文末に氏名を明記するだけで十分です
5. よくある質問(Q&A)
Q. メールやWeb応募のときにも添え状は必要?
▶ Web応募では不要な場合が多いですが、メール添付で職務経歴書を送る際には、本文が添え状の代わりになります。
その場合も、応募の意思や同封書類の明記を忘れずに。
Q. 添え状の内容に自己PRを書いてもいい?
▶ 簡潔に触れるのはOKですが、詳細な自己PRは職務経歴書または履歴書内で展開する方が効果的です。添え状では“入り口”としての役割を意識しましょう。
まとめ|職務経歴書の郵送には、添え状で「第一印象の質」を上げる
「職務経歴書 郵送 添え状」というキーワードからもわかるように、添え状はただの付け足しではなく、あなたの丁寧さとビジネス意識を伝える重要な書類です。
✅ 最後のチェックポイント
- 添え状はA4サイズ・1枚で簡潔に
- 「応募目的」「感謝の気持ち」「同封書類」の3要素を忘れずに
- 書類の順番は【添え状 → 履歴書 → 職務経歴書】
- すべてをクリアファイルに入れ、角形2号封筒で郵送
- 封筒には「履歴書在中」と赤字で明記する
添え状をしっかり整えて送ることは、誠実な人柄を伝える小さなチャンスです。ぜひ丁寧な一枚を添えて、職務経歴書の魅力を最大限に引き立てましょう。