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ネットワークエンジニア向け職務経歴書の書き方ガイド|評価される構成・スキルのアピール方法・実績の記載例まで

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ネットワークインフラの設計・構築・運用を担うネットワークエンジニアは、あらゆる業界でニーズが高く、転職市場でも需要の高い職種です。しかし、実際に転職活動を始めるとなると、「ネットワークエンジニアとしてどのように職務経歴書を書けばいいのか分からない」「技術スキルをどこまで詳しく書くべき?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

ネットワークエンジニアの職務経歴書では、担当した業務の規模・役割・使用機器やスキルセットを明確に記載することが重要です。また、自己PRやスキル欄に工夫を加えることで、書類選考を通過しやすくなります。

この記事では、「職務経歴書 ネットワークエンジニア」をテーマに、職務経歴書の構成、記載すべきポイント、実際の記載例、採用担当者が注目する部分などを詳しく解説します。


1. ネットワークエンジニアの職務経歴書で重視されるポイント

ネットワークエンジニアの職務経歴書では、以下の要素が特に重視されます:

✅ 担当したフェーズ(設計・構築・運用・保守など)

ネットワークエンジニアといっても、担当範囲は多岐にわたります。自身がどの工程を担当してきたかを明確にすることが大切です。

✅ プロジェクトの規模と環境

ネットワークのユーザー数、拠点数、使用機器、通信量など、業務の規模感を伝える情報を数字で補足しましょう。

✅ 使用機器・ツール・スキル

Cisco、YAMAHA、FortiGateなどの機器や、プロトコル(TCP/IP、BGPなど)、監視ツール(Zabbix、Nagiosなど)の経験はしっかり記載します。

✅ チーム構成・自身の役割

何人のチームで、どのポジションだったか(例:構築メンバー/リーダー/顧客折衝担当など)を明記します。


2. 職務経歴書の基本構成(ネットワークエンジニア向け)

職務経歴書は一般的に以下のような構成でまとめます:

  1. 職務要約
  2. 職務経歴(プロジェクト単位)
  3. スキル・使用技術一覧
  4. 資格
  5. 自己PR

3. 職務要約の書き方(記載例)

職務要約は、これまでのキャリアを3~5行程度で簡潔にまとめたパートです。

記載例:

ネットワークエンジニアとして7年間の経験を持ち、主に企業向けのインフラ設計・構築・運用に従事してきました。Cisco機器を中心としたネットワーク環境の構築およびトラブル対応に強みがあり、要件定義から設計、ベンダー調整まで幅広く対応可能です。現在はリーダーとしてメンバー指導やプロジェクト進行も担当しています。

4. 職務経歴の書き方(プロジェクト単位で)

プロジェクトごとに、以下のように記載すると分かりやすくなります:

▼ 記載テンプレート

【プロジェクト名(期間)】  
プロジェクト概要:大手通信会社向けネットワーク更改  
業務内容:要件定義、設計書作成、L2/L3スイッチ設定、拠点間VPN構築、試験実施、ベンダー折衝など  
担当フェーズ:要件定義〜構築〜テスト  
規模:全国30拠点、ユーザー数約3,000名  
使用機器/技術:Cisco Catalyst 9200、ASA5506、FortiGate、TCP/IP、OSPF、VLAN、Zabbix  
チーム構成:5名(リーダー1名、メンバー4名)

5. スキル・使用技術の一覧(表形式がおすすめ)

カテゴリ内容
使用機器Cisco Catalyst 2900/9200、YAMAHA RTX、FortiGate
プロトコルTCP/IP、OSPF、BGP、EIGRP、VLAN、STP
ツール・ソフトZabbix、Tera Term、SolarWinds、Wireshark
OS・仮想環境Linux、Windows Server、VMware ESXi
クラウド経験AWS(VPC、EC2、Route 53)、Azure基礎操作
言語・スクリプトBash、Python(簡単な自動化ツール)

6. 資格・認定の記載例

ネットワークエンジニアにとって、資格はスキル証明になります。

よくある資格例:

  • CCNA/CCNP(Cisco)
  • LPIC(Linux技術者認定)
  • CompTIA Network+
  • AWS認定クラウドプラクティショナー/Solutions Architect
  • 情報処理技術者試験(ネットワークスペシャリスト、基本情報など)

記載例:

・CCNP Enterprise(2023年取得)  
・AWS Certified Solutions Architect – Associate(2022年取得)  
・基本情報技術者(2019年合格)

7. 自己PRの書き方(例文)

ネットワークのトラブル対応においては、原因の切り分けとログ解析を迅速に行い、最短時間で復旧に導く判断力に自信があります。また、リーダー業務では、タスク管理やメンバー教育を通じて、チームの品質向上と納期順守に貢献してきました。今後はクラウド技術との連携を強化し、ハイブリッドなネットワーク環境を支えられる技術者を目指します。

8. 書類作成の注意点

  • プロジェクトの守秘義務に注意(企業名・機密情報は伏せる)
  • 数字で規模感を伝える(拠点数/ユーザー数/構築機器台数など)
  • 業務範囲を正確に記載(どこまで自分が関与したかを明確に)

まとめ|ネットワークエンジニアの職務経歴書は「技術+実績+貢献」で魅せる

職務経歴書 ネットワークエンジニア」という視点で見たとき、職務経歴書は単なる経歴の羅列ではなく、あなたの専門性と成果、チームやプロジェクトにどう貢献したかを伝える戦略的なツールです。

✅ フェーズ・スキル・使用機器を具体的に明記
✅ 数値と役割でスケール感を示す
✅ 自己PRでは“強み”と“将来の方向性”をセットで伝える

転職市場で求められるネットワークエンジニアになるために、あなたの経験を最大限にアピールできる職務経歴書を作成しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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