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転職回数が多い人の職務経歴書の書き方|採用担当者に伝わるコツと注意点を徹底解説

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「これまでに何度も転職してきたけれど、職務経歴書にどう書けばいいのか分からない…」
「転職回数が多いことがマイナスに働くのでは?」

そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。確かに、職務経歴書に転職が多い経歴を記載する場合、伝え方を工夫しなければ採用担当者にネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。

ですが安心してください。転職回数が多くても、「納得感のある理由」や「それぞれの職場で得た経験」を正しく伝えることで、あなたのキャリアを前向きにアピールすることは可能です。

この記事では、「職務経歴書 転職多い」というキーワードをもとに、転職回数が多い方でも説得力のある職務経歴書を作成するためのポイント・書き方・注意点・実例をわかりやすく解説します。


転職が多いと不利になるのか?

結論から言えば、「単に転職が多い」という事実だけで不採用になるわけではありません。採用担当者が注目するのは以下の点です。

  • なぜ転職を繰り返したのか(納得できる理由か)
  • それぞれの会社で何を学び、何を成し遂げたのか
  • 今後のキャリアに一貫性があるか

つまり、職務経歴書の中で「転職理由」や「経験の積み重ね」をどう表現するかがカギになるのです。


転職が多い人の職務経歴書|書き方のコツ

① すべての職歴を正直に記載する

転職回数が多いからといって、職歴を省略したりごまかしたりするのはNGです。職務経歴書では、すべての勤務先と在籍期間を正確に記載することが信頼性を高めます。

ただし、「短期のアルバイト」「試用期間内の退職」など、記載が必須でない場合は省略しても差し支えないこともあります。


② 各職場での経験と成果をコンパクトにまとめる

職歴が多い人ほど、ダラダラと長文になりがちです。各社での担当業務や成果は3〜5行程度に収めるのが理想です。箇条書きやフォーマットの統一で、読みやすさも意識しましょう。


③ 転職理由やキャリアの一貫性を簡潔に補足する

書ききれない背景や理由は、職務要約や自己PRでまとめて伝えるのが効果的です。転職を繰り返した理由に「キャリアアップ」「環境変化」「スキル習得」など、前向きな意図があることを示しましょう。


④ 共通するスキル・強みを強調する

複数の職場で活かしてきた共通スキルや成長ポイントを強調すれば、「経験の積み重ね」が伝わります。


書き方の実例(職歴が多い場合)

【職務要約】

販売・接客、営業事務、営業職と、さまざまな業種・職種を経験し、柔軟な対応力と対人コミュニケーション力を培ってきました。職場ごとの課題に真摯に向き合い、常に前向きにキャリアを築いてきたことが強みです。今後はこれまでの経験を活かし、長期的に腰を据えてスキルアップできる職場を希望しています。


【職務経歴(抜粋)】

■ 株式会社A(2023年4月~2024年3月)
職種:営業事務
【業務内容】
・受発注管理、納期調整、請求書発行
・電話・メール対応、顧客データ管理

【退職理由】
契約満了に伴い退職。正社員登用がなかったため、長期雇用を希望して転職活動を開始。


■ 株式会社B(2021年6月~2023年3月)
職種:アパレル販売スタッフ
【業務内容】
・接客・レジ業務・商品管理
・新人スタッフの教育指導

【退職理由】
コロナ禍による店舗統廃合により退職。


■ 株式会社C(2019年4月~2021年3月)
職種:法人営業
【業務内容】
・中小企業向けのOA機器提案営業
・新規開拓、アフターサポート、プレゼン資料作成

【退職理由】
営業職よりもバックオフィス業務に関心が強まり、キャリアチェンジを決意。


【自己PR】

私は多様な業種・職種を経験してきた中で、臨機応変な対応力と、相手のニーズをくみ取る力を磨いてきました。業務の吸収が早く、どの職場でも即戦力として戦力化されてきた実績があります。今後は一つの分野で専門性を高め、組織に安定して貢献できる人材を目指したいと考えております。


転職回数が多い人が気をつけるべきポイント

注意点解説
❌ ネガティブな退職理由をそのまま書かない「合わなかった」「人間関係」などは避け、前向きな表現に言い換える
✅ 空白期間は理由を簡潔に説明する「資格取得の勉強期間」「介護」「自己研鑽」など明確な理由を添える
✅ 書き方・レイアウトを統一する職務内容・実績の記載パターンは全社共通にすることで読みやすくなる

まとめ|転職が多くても、伝え方次第で「経験の幅」に変わる

転職回数が多いこと自体を過剰に気にする必要はありません。大切なのは、「職務経歴書でどう伝えるか」という点です。

  • ✅ 各職場での経験・成果を簡潔に整理
  • ✅ 転職理由に一貫性と前向きな意図を持たせる
  • ✅ 自己PRで“多様な経験が強みである”ことを明確に伝える

転職が多いという経歴を、**「柔軟性」「適応力」「成長意欲」**といったプラスの印象へと変換することができれば、職務経歴書はあなたの強い味方になります。
採用担当者が「この人と話してみたい」と思うような、伝わる書き方を意識して作成しましょう。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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