職務経歴書で「次のページ」へのつなぎ方と見やすいレイアウトの工夫|複数ページでも読みやすく魅せるテクニック
転職活動で提出する職務経歴書は、基本的にA4サイズで1〜2枚にまとめるのが理想とされています。しかし、職歴が長い方や実績・スキルが豊富な方の場合、**「職務経歴書が1ページに収まらない」**ということも珍しくありません。
そこで気になるのが、「職務経歴書の次のページはどう扱うべきか?」という問題です。ページをまたぐと読みにくくなったり、印象が悪くなったりするのでは…と不安になる方も多いでしょう。
この記事では、「職務経歴書 次のページ」というキーワードに沿って、複数ページの職務経歴書を見やすく・丁寧に仕上げるコツ、次ページへの自然なつなぎ方、レイアウトの注意点まで詳しく解説します。
そもそも職務経歴書は何ページまでOK?
職務経歴書のページ数に明確な決まりはありませんが、一般的にはA4用紙1~2枚が適切とされています。内容が簡潔で要点がまとまっていれば、1枚でも十分評価されますし、職歴が長い場合や管理職・専門職では、2枚になっても問題ありません。
ただし、3ページ以上になると注意が必要です。
- 長すぎると要点が伝わりにくくなる
- 読み手の集中力が切れてしまう
- 印象が薄くなる可能性がある
そのため、「次のページ」にまたがる際は、読みやすさ・流れ・見栄えに十分配慮する必要があります。
「次のページ」へ自然につなぐための3つのポイント
① ページ下部で中途半端に切らない
たとえば「業務内容」の途中や、箇条書きの真ん中で改ページしてしまうと、読みづらくなります。改ページする際は、できるだけ項目の切れ目で次ページに移るように調整しましょう。
NG例(途中で途切れる)
■ 株式会社ABC(2018年~2022年)
【業務内容】
・法人営業(新規開拓・既存顧客対応)
・見積作成、受注対応、納品後の・・・
―― 次ページに続く ――
OK例(項目単位で改ページ)
■ 株式会社ABC(2018年~2022年)
【業務内容】
・法人営業(新規開拓・既存顧客対応)
・見積作成、受注対応、納品後のフォローアップ
・社内のエンジニアと連携した提案支援
―― 改ページ ――
【実績】
・年間売上目標120%達成(2021年度)
・受注率 前年比+15%アップ
② ページ番号とヘッダーを入れる
複数ページになる場合は、ページ番号やヘッダーを記載するのが基本マナーです。これにより、採用担当者がページ順や内容を把握しやすくなります。
例:
職務経歴書 氏名:山田 太郎 1 / 2
職務経歴書 氏名:山田 太郎 2 / 2
ヘッダーやフッターで自動的にページ番号を設定できるので、WordやGoogleドキュメントで作成する際には活用しましょう。
③ 見出しを次ページにも繰り返すと親切
次のページに移っても、見出しを再掲することで読み手の理解を助けることができます。
たとえば、職務経歴が複数社ある場合、次の企業の見出しを明確に記載すると、流れが自然になります。
例:
■ 株式会社ABC(2018年~2022年)
【業務内容】
...
【実績】
...
―― 次ページ ――
■ 株式会社XYZ(2022年~現在)
【業務内容】
...
職務経歴書で「次のページ」になりやすい内容
以下のような場合は、2ページに分けても構いません。
- 職歴が3社以上ある
- 自己PRやプロジェクト実績が豊富
- スキルや資格が多く、箇条書きが長い
- 管理職・技術職・専門職などでアピールポイントが多い
ただし、「何でも全部書く」姿勢ではなく、読み手の負担を減らすために情報を取捨選択することが大切です。
PDFで提出する場合の注意点
パソコンで職務経歴書を作成したら、PDF形式に変換して提出するのが一般的です。その際、以下の点に注意しましょう。
- ✅ 改ページがずれていないか確認する
- ✅ すべてのページにページ番号があるか
- ✅ レイアウトが崩れていないか(フォントや余白)
事前にプリントプレビューでチェックしてから保存すると安心です。
まとめ|職務経歴書が次のページに続くときは「見やすさ」「つながり」を意識しよう
職務経歴書が複数ページになること自体は問題ありませんが、ページをまたいでも読みやすい構成に整えることが非常に重要です。
✅ 改ページは項目の切れ目で
✅ ページ番号・氏名を必ず記載
✅ 見出しは各ページに明記
✅ 全体のバランスを見て情報を取捨選択
こうした工夫を取り入れることで、採用担当者にとって「読みやすく、伝わりやすい職務経歴書」に仕上がります。
1ページで収めようと無理に情報を詰め込むよりも、2ページに整理して丁寧に作るほうが、あなたの魅力はしっかり伝わります。
「次のページ」にも気を配りながら、完成度の高い職務経歴書を目指しましょう。