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職務経歴書における「研修期間」の書き方|記載のポイントと評価される伝え方

keireki0530

1. はじめに

職務経歴書を作成する際に、「研修期間は書くべきか?」「どこまで詳細に記載すれば良いか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。

✅「職歴として短い研修期間も記載すべき?」
✅「研修中に退職した場合、職務経歴書にどう書く?」
✅「研修期間に学んだことをアピールする方法は?」

この記事では、職務経歴書における研修期間の書き方や判断基準、書くときの注意点、そして採用担当者に好印象を与える伝え方まで詳しく解説します。


2. そもそも「研修期間」は職歴に含まれる?

✅ 原則として、「雇用契約を結んだ時点」で職歴に含めてOK

研修中でも、企業と正式な雇用契約を結んで給与が支払われていた場合は、それは立派な職歴と見なされます。

ただし、以下のようなケースでは注意が必要です。

状況職歴に含めるべき?備考
雇用契約あり+給与あり✅ 記載する正社員・契約社員・パート・アルバイトなど形態は問わない
内定者研修・無給インターン❌ 記載不要あくまで学習活動であり職歴には含めない
試用期間中に退職✅ 記載するが補足も必要「試用期間中に退職した理由」を説明できると◎

3. 研修期間を記載するべきか?判断基準

以下のようなケースでは、研修期間を職務経歴書に記載する方が望ましいです。

✅ 記載すべきケース

  • 研修期間中に業務に一部従事していた(OJT含む)
  • 短期離職であっても、職歴を隠すと職歴詐称になる可能性がある
  • 次の仕事に活かせる内容を学んだ研修だった

❌ 記載しなくてもよいケース

  • 入社前のプレ研修、アルバイト研修(職歴にしなくても問題ない)
  • 数日間のみの参加で、職務実績も学びもほぼない場合

原則は「雇用契約+給与の有無」で判断し、迷ったら簡潔にでも記載するのが安全です。


4. 職務経歴書での「研修期間」の記載方法

✅ 記載例(研修期間中に退職した場合)

株式会社〇〇(2023年4月〜2023年5月)  
雇用形態:正社員(試用期間中)  

【業務内容】  
入社後1ヶ月の研修期間において、社会人マナー研修、基本的な業務フローの学習、ロールプレイングなどを受講。電話応対・接客研修などの基礎教育を経て、OJTとして先輩社員の業務に同行。

【備考】  
自己の適性を見直した結果、早期に退職を決断。

➡ 正直に記載しつつ、「何を学んだか」を書いておくことで誠実さと意欲が伝わります。


✅ 記載例(研修期間後に本配属された場合)

株式会社△△(2019年4月〜2022年3月)  
雇用形態:正社員  

【研修期間】2019年4月〜2019年6月  
・新人研修(社内規則、ビジネスマナー、Word・Excel研修)  
・OJT(営業同行、電話応対、見積書作成)

【本配属後の業務】  
2019年7月より営業部に正式配属。法人顧客へのルート営業を担当し、年間売上目標を2年連続で達成。

「研修期間」と「本配属後」を分けて記載すると、キャリアの流れがわかりやすくなります。


5. 研修期間を強みに変える!書き方の工夫ポイント

✅ ① 研修内容を「スキル習得」として伝える

→ ビジネスマナー・ツール操作・業界知識など、学んだことを具体的に書く。

例:
「研修にてExcel(関数・表計算)の操作方法を習得し、資料作成業務にも活用」


✅ ② OJT(実務同行)があれば、その経験を活かす

→ 実務的な経験がある場合、それはアピールポイントになります。

例:
「先輩社員の商談に同行し、ヒアリング方法や提案資料の作成フローを学習」


✅ ③ 短期離職でも「学びの姿勢」をアピール

→ 早期退職の場合でも、前向きな学習姿勢が伝われば印象は悪くなりません。

例:
「短期間ではありましたが、基本的な接客マナーや業界知識を得ることができ、今後のキャリアに活かしていきたいと考えております。」


6. 面接で研修期間について聞かれたときの回答例

質問例:「研修期間中に退職されていますが、理由を教えてください。」

✅ 回答例(誠実かつ前向きな内容に)

はい、入社後1ヶ月の研修を通じて、実際の業務内容や求められるスキルとのギャップを感じ、自身のキャリア方向性を見直しました。結果として、長く続けることが難しいと判断し、早期の段階で退職を決断いたしました。
研修ではビジネスマナーや社会人としての基礎的なスキルを学ぶことができ、今後の仕事にも活かしていきたいと考えております。


7. まとめ|研修期間は「書き方次第」で十分に活かせる!

研修期間も、雇用契約・給与が発生していれば「職歴」として記載してOK
短期で退職した場合は、事実を簡潔に記載しつつ前向きな姿勢を伝える
OJTや学んだスキルがある場合は、職務経歴書に明確に書く
無理に隠すより、誠実に伝える方が採用担当者の印象は良くなる


📌 研修期間は、短くてもあなたの成長の一部です。
正直に、前向きに表現することで、職務経歴書の信頼性と説得力を高めましょう! 💼✨

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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