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転職回数「何回」から不利になる? 採用担当者の本音と、多さを“武器”に変える書類テクニック

keireki0530
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「転職が今回で4回目。さすがに多すぎて書類で落とされるかも……」

「履歴書の職歴欄が足りない。こんなに辞めている看護師を雇ってくれる病院はあるの?」

転職を繰り返していると、回数を重ねるごとに**「次はないかもしれない」**という不安が大きくなりますよね。

ネット上では「転職は3回まで」「5回以上はブラックリスト」なんて噂も飛び交っていますが、果たしてそれは真実なのでしょうか?

結論から言えば、今の看護業界において、転職回数だけで即不採用になることはありません。

人手不足という背景もありますが、それ以上に重要なのは「回数」そのものではなく、そこに**「納得できるストーリー」**があるかどうかです。

本記事では、採用担当者が気にする「回数のボーダーライン」と、転職回数が多い看護師さんが書類選考を突破するための「書き方戦略」について解説します。


1.採用担当者の本音。「何回」から警戒される?

採用担当者が応募書類を見た時、無意識に警戒レベルが上がる「回数の目安」は存在します。

あくまで一般的な感覚値ですが、年代別に見てみましょう。

年代「多いな」と感じ始める回数採用担当者の心理(懸念点)
20代3回目〜「忍耐力がないのでは?」「嫌なことがあるとすぐ辞める癖がある?」
30代5回目〜「キャリアに一貫性がないかも」「人間関係トラブルメーカー?」
40代以降7回目〜「スキルはあるだろうけど、当院のやり方に馴染めるか?(プライド)」

しかし、これはあくまで「懸念」です。

書類の中でこの懸念を払拭できれば、むしろ「経験豊富な即戦力」としてプラス評価に転換することも十分に可能です。

2.履歴書の「職歴欄」が足りない! 省略していいの?

転職回数が多い人が最初にぶつかる壁が、「履歴書の行数が足りない」問題です。

「短期間で辞めた病院は書かなくていいですか?」という質問もよくありますが、回答は**「NO」**です。

原則:履歴書は「すべて」書く

履歴書は公的な書類としての性質を持つため、入退職の事実を隠すと「経歴詐称」のリスクがあります。社会保険の手続き等で後からバレる可能性が高いため、省略せずに書きましょう。

対策:職歴欄が多いフォーマットを使うか、「別紙参照」にする

  • 行数が多いテンプレートを探す:学歴・職歴欄が広く取られている履歴書を選びます。
  • 「職務経歴書」に誘導する:どうしても書ききれない場合は、履歴書の職歴欄の最後に**「※詳細は職務経歴書に記載」**とし、職務経歴書の方ですべて網羅する方法もあります(ただし、主要な経歴は履歴書にも書くのがベターです)。

3.回数が多い人の必勝法。「キャリア式」職務経歴書

転職回数が多い人が、一般的な「時系列(古い順)」で職務経歴書を書くと、退職の文字ばかりが目立ち、読む気を削いでしまいます。

そこでオススメなのが、**「キャリア式(編年体式ではなく職能別)」**の書き方です。

「病院ごと」ではなく「経験分野ごと」にまとめる

「A病院で2年」「B病院で1年」と書くのではなく、**「外科経験 通算5年」「在宅経験 通算3年」**という風に、経験した領域でグルーピングして見せます。

【書き方のイメージ】

■ 経験領域1:周術期看護(経験通算:6年)

  • A総合病院(20xx年〜)、C大学病院(20xx年〜)
    • 消化器外科における術前術後管理
    • ストーマケア、ドレーン管理

■ 経験領域2:訪問看護(経験通算:2年)

  • B訪問看護ステーション(20xx年〜)
    • 在宅における医療処置、看取りケア

こうすることで、「転職回数の多さ」というデメリットが隠れ、**「幅広い経験を持っている」**というメリットが前面に出ます。

4.「飽きっぽい」と言わせない。志望動機のポジティブ変換術

回数が多い理由を「人間関係が悪かった」「給料が安かった」と正直に書いてはいけません。

すべての転職に**「前向きな目的(一貫した軸)」**があったかのように、ストーリーを再構築します。

ケース①:人間関係や環境が合わずに辞めたことが多い

  • × 言い訳: 「人間関係が複雑で働きにくかったため」
  • ◎ 変換後: 「よりチームワークを重視した看護を実践するため」「これまでは個人の業務遂行が優先される環境でしたが、貴院のようなPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を導入し、スタッフ同士が連携して患者様を支える環境でこそ、私の協調性が活かせると考えました。」

ケース②:色々な科を転々としている

  • × 言い訳: 「自分に合う科が分からなくて」
  • ◎ 変換後: 「多角的な視点を持つジェネラリストを目指すため」「急性期、回復期、在宅と、患者様の回復フェーズをトータルで経験してまいりました。この多様な経験により、『退院後の生活を見据えた急性期ケア』ができる点が私の強みです。今後はこの経験を統合し、貴院の地域包括ケア病棟にて力を発揮したいと考えております。」

5.最後のひと押し。「腰を据える覚悟」を見せる

採用担当者が一番恐れているのは「またすぐに辞めるのではないか」ということです。

応募書類の最後(自己PRの結びや本人希望欄)に、**「ここが最後の転職です」**という意思表示を添えるだけで、通過率は劇的に上がります。

【キラーフレーズ】

「これまではスキルアップのために環境を変える選択をしてまいりましたが、様々な経験を経た今、自身の看護観に最も合う貴院にて、腰を据えて長く貢献したいと強く考えております。」

6.まとめ:回数は「傷」ではなく「勲章」にできる

「転職回数が多い=悪いこと」と決めつけているのは、案外自分自身だけかもしれません。

採用担当者は、回数そのものよりも**「そこから何を学び、ウチでどう活躍してくれるか」**を見ています。

  • 履歴書は正直に、職務経歴書は戦略的に。
  • 「辞めた理由」ではなく「求めてきた環境」を語る。
  • 「長く働く意思」を最後に添える。

この3つのポイントを押さえれば、あなたの転職回数は「飽きっぽさの証明」ではなく、**「豊富な経験と適応力の証明」**に変わります。

堂々と、あなたのキャリア(歴史)をアピールしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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