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職務経歴書における「職務経歴」と「自己PR」の違いと書き分け方

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転職活動と応募書類における「違い」の理解

転職活動で職務経歴書を作成する際、「職務経歴」の欄と「自己PR」の欄に、それぞれ何を書くべきか、その違いは何かと悩む方は少なくありません。職務経歴書は、採用担当者に自身の能力と価値を伝えるための重要な書類です。この二つの項目の役割の違いを明確に理解し、効果的に書き分けることが、書類選考を通過する鍵となります。

「職務経歴」欄の目的。過去の「事実」と「実績」

職務経歴書の中心となる「職務経歴」欄は、応募者が過去に「何をしてきたのか」という客観的な「事実」を記載する場所です。いつ、どの会社で、どのような部署に所属し、どのような業務内容を担当してきたのかを、時系列あるいはキャリア式で具体的に示します。また、その業務を通じてどのような「実績」を上げたのか、可能であれば数値を用いて客観的に記述することも含まれます。ここは、自己PRの根拠となる「証拠」を提示する部分と言えます。

「自己PR」欄の目的。経験に裏付けられた「強み」と「貢献意欲」

一方、「自己PR」欄は、職務経歴欄で示した「事実」に基づき、自身がどのような「強み」を持っているのか、そしてその強みを活かして応募先企業でどのように「貢献できるのか」という未来への「意欲」をアピールする場所です。職務経歴欄が「過去(事実)」を語る部分であるのに対し、自己PR欄は、その事実を応募者自身の言葉で解釈し、「現在(強み)」と「未来(貢献)」につなげる部分となります。

明確な違い。「事実」の羅列と「強み」の抽出

この二つの最も明確な違いは、職務経歴欄が「業務内容の羅列(事実)」になりがちなのに対し、自己PR欄は、その羅列された業務経験の中から、応募先企業が求める人物像と合致する「強み(スキル、スタンス)」を意図的に抽出し、強調する点にあります。職務経歴欄だけでは伝わりにくい、自身の「課題解決能力」や「主体性」といった抽象的な能力を、具体的なエピソードの要約として提示するのが自己PRの役割です。

職務経歴と自己PRの連動性が説得力を生む

「職務経歴」と「自己PR」は、決して独立したものではありません。二つの内容が密接に「連動」していることが、説得力のある職務経歴書を作成する上で不可欠です。例えば、自己PRで「調整能力の高さが強みです」とアピールするのであれば、職務経歴欄のどこかに、その調整能力を発揮した具体的な業務エピソード(例。複数の部署と連携しプロジェクトを推進した、など)が記載されている必要があります。この根拠があるからこそ、自己PRの「強み」に信頼性が生まれます。

役割の違いを理解し、書類選考を通過する

職務経歴書を作成する際は、「職務経歴」欄で客観的な事実と実績を具体的に示し、その内容を「自己PR」欄で自身の強みとして集約し、入社後の貢献イメージを提示するという、二つの項目の役割の違いを意識することが重要です。この違いと連動性を理解し、書き分けることが、採用担当者にとって読みやすく、評価しやすい職務経歴書となり、書類選考の通過につながります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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