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転職の職務経歴書。よくある疑問と採用担当者に伝わる書き方

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職務経歴書作成における様々な疑問

転職活動において、職務経歴書は自身のキャリアとスキルを伝えるための非常に重要な書類であります。この書類の作成にあたり、「このような場合はどう書けば良いのか」「これを記載すると不利になるのではないか」といった、様々な疑問や不安が生じることは少なくありません。書き方に迷い、インターネットの質問サイトなどで情報を探す方もいらっしゃるでしょう。職務経歴書は、採用担当者が応募者の実務能力を判断する上での基盤であり、その記載内容一つで選考結果が左右されることもあります。

転職回数が多い場合の記載方法

転職回数が多い経歴は、採用担当者に「定着性」への懸念を抱かせる可能性があります。この場合、全ての職歴を時系列で淡々と並べる「編年体式」のフォーマットでは、転職の多さが目立ってしまうこともあります。

対策として、職務内容やスキル(例。「営業経験」「マネジメント経験」)ごとに、これまでの経験をまとめて記載する「キャリア式」のフォーマットを用いるのも有効な手段です。所属した企業が複数であっても、一貫して特定の分野で専門性を高めてきたことや、多様な環境で培った適応能力をアピールすることが重要です。

短期間の職歴の記載について

入社後、数ヶ月といった短期間で離職した経歴がある場合、それを記載すべきか悩むかもしれません。しかし、たとえ短期間であったとしても、社会保険の加入履歴などで後から発覚する可能性もありますので、職務経歴書には原則として全ての職歴を記載する必要があります。

意図的に省略することは経歴詐称とみなされるリスクが伴います。重要なのは、その短期間で何を学び、どのような理由で転職を決意するに至ったのかを、面接などで問われた際に、前向きな言葉で説明できるように準備しておくことです。

アピールできる「実績」が思いつかない場合

職務経歴書に記載する「実績」と聞くと、売上〇〇%達成といった華々しい成果を想像しがちでありますが、決してそれだけではありません。採用担当者は、応募者が主体的に業務に取り組んでいたかを知りたがっています。

日々の業務の中で行った「工夫」や「改善」も、立派な実績としてアピールできます。例えば、「業務フローを見直し、月間の残業時間を〇時間削減した」や、「独自のチェックリストを作成し、ミスの発生率を〇%低減させた」といった具体的な取り組みは、自身の問題解決能力や主体性を示す強力な根拠となります。

退職理由の記載は必要か

職務経歴書において、退職理由は必須の記載項目ではありません。しかし、転職回数が多い場合や短期間の離職がある場合など、採用担当者が疑問に持ちそうな部分については、簡潔に補足することで懸念を和らげる効果も期待できます。

その際、人間関係や待遇への不満といったネガティブな理由は、採用担当者に同様の懸念を抱かせるため、記載は避けるべきです。「新たなスキルを習得するため」「より専門性を高められる環境を求めて」といった、自身のキャリアプランに基づいた前向きな表現に変換することが賢明です。

経歴の「嘘」や「省略」に関する重大なリスク

応募書類の選考を通過したいという思いから、事実と異なる内容(嘘)を記載したり、不利に感じる経歴を意図的に省略したりすることは、絶対に行うべきではありません。選考中や、入社手続きの際の社会保険の履歴確認などで発覚する可能性は高く、経歴詐称と判断された場合、内定取り消しや、入社後であっても懲戒処分となる重大な問題につながります。誠実さが信頼の基本であります。

疑問の解消と誠実な書類作成

職務経歴書の作成で疑問が生じた際に、情報を収集し、一つ一つ解消していく姿勢は重要です。しかし、どのような場合であっても、自身の経験を誠実に見つめ直し、採用担当者(読み手)の視点に立って、自身の強みや貢献意欲が分かりやすく伝わるように努力することが、何よりも大切であります。自身のキャリアに正直に向き合い、丁寧に作成された書類が、転職成功の鍵となります。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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