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転職10回。職務経歴書で懸念を払拭し経験を強みに変える書き方

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転職10回という経歴と採用担当者の視点

転職回数が10回、あるいはそれに近い多数に上る場合、職務経歴書の作成は非常に慎重に進める必要があります。採用担当者は、応募者の職歴の多さから、まず「定着性(入社してもすぐに辞めてしまうのではないか)」という点を強く懸念します。同時に、「キャリアに一貫性がないのではないか」「専門性が身についていないのではないか」といった点にも注目します。職務経歴書は、これらの懸念を先回りして払拭し、自身の経験を「強み」として提示するための極めて重要な書類となります。

職務経歴書フォーマットの戦略的選択。キャリア式の活用

転職回数が10回にもなると、全ての職歴を時系列に沿って記載する「編年体式」のフォーマットでは、職歴の多さや在籍期間の短さが際立ってしまい、採用担当者の懸念を助長しかねません。

このような場合に有効なフォーマット(形式)が、「キャリア式」です。キャリア式とは、時系列ではなく、職務内容や専門分野(例。「営業経験」「マネジメント経験」「〇〇分野の専門スキル」など)ごとに経歴をまとめて記載する形式です。これにより、たとえ所属した企業が10社と多くても、一貫して特定の分野でスキルを磨いてきたことを視覚的にアピールできます。

キャリア式での具体的な記載方法

キャリア式を用いる場合、例えば「法人営業経験」という見出しを立て、その分野に関連する複数の企業での経験と実績をまとめて記載します。どの企業でどのような役割を果たし、どのような成果を上げたのかを具体的に示すことで、その分野における専門性の高さや経験の豊富さを強調します。これにより、採用担当者の視点を「転職回数の多さ」から「スキルの高さ」へと誘導する効果が期待できます。

職務要約でキャリアの「軸」を明確に示す

転職10回という経歴において、職務経歴書の冒頭に記載する「職務要約」は、書類全体の印象を決定づける最重要項目です。ここで、10回の転職を通じて一貫して追求してきた「キャリアの軸」や「専門性」を、簡潔かつ明確に定義する必要があります。

例えば、「一貫して〇〇分野での課題解決に従事し、多様な環境で〇〇のスキルを磨いてきました」といった形で、複数の経験が単なる転職の繰り返しではなく、一貫した目的のもとにあることを示します。

転職理由と経歴の記載について

原則として、職務経歴書には全ての職歴を正直に記載する必要があります。意図的に省略することは経歴詐称とみなされるリスクを伴います。その上で、10回全ての転職理由を詳細に記載するのは冗長になるため、直近の職歴や、キャリアの転機となった部分についてのみ、ポジティブな表現(例。「専門性を高めるため」)で簡潔に補足するのが現実的です。

自己PRで「経験の幅」を「強み」に転換する

自己PR欄は、転職回数の多さを「強み」として積極的にアピールする場です。10社の異なる環境を経験したことは、裏を返せば「非常に高い適応能力」「多様な業務プロセスへの理解」「幅広い業界知識」「多角的な視点に基づく課題解決能力」を身につけている証とも言えます。

これらの強みを具体的なエピソードと共に示し、最後に応募先企業への熱意と、「これまでの経験の集大成として、今後は貴社で長期的に貢献したい」という真摯な意欲を伝えることが、採用担当者の信頼を得る鍵となります。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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