エン転職の職務経歴書フォーマットは使えるか。ダウンロード方法と書類選考通過のための活用術
転職サイト大手「エン転職」は、求人情報だけでなく、応募書類の作成支援ツールやノウハウの提供にも力を入れています。中でも職務経歴書のフォーマット(テンプレート)は種類が豊富で使いやすいと評判ですが、単にダウンロードして埋めるだけでは書類選考を通過することはできません。エン転職が提供するフォーマットの特徴を理解し、自分のキャリアに合わせて最適化することが内定への近道です。ここではエン転職の職務経歴書フォーマットの入手方法や特徴、そして採用担当者に評価されるための活用テクニックについて解説します。
エン転職の職務経歴書フォーマットの特徴とメリット
エン転職が提供している職務経歴書フォーマットには、他のサイトにはないいくつかの特徴があります。これらを理解して使用することで、作成効率を大幅に上げることができます。
1. 職種別のテンプレートが豊富
営業職、事務職、エンジニア、販売職など、職種ごとに特化したテンプレートが用意されています。それぞれの職種でアピールすべき項目(営業なら売上実績、エンジニアなら開発環境など)があらかじめ見出しとして設定されているため、未経験者でも何をかけばよいか迷わずに済みます。
2. プロのアドバイス付きで見本が充実
エン転職のフォーマットには、単なる空欄のものだけでなく、具体的な記入例(サンプル)がセットになっているものが多くあります。「ここは数字で書く」「ここは意欲をアピールする」といったキャリアアドバイザーの視点による解説が含まれているため、職務経歴書を初めて書く人にとってのガイドブックとしても機能します。
3. Word形式で編集しやすい
基本的にはMicrosoft Word形式で提供されており、ダウンロード後に自分のPCで自由に編集・保存が可能です。レイアウトが標準的で見やすいため、どのような企業に応募する場合でも失礼にならず、汎用性が高いのがメリットです。
フォーマットのダウンロードと入手方法
エン転職の職務経歴書フォーマットは、主に以下のルートで入手可能です。
公式サイトの「転職ノウハウ」コーナーから
エン転職に会員登録していなくても、公式サイト内の「転職大辞典」や「応募書類の書き方」といったコラムページから、標準的なフォーマットや職種別のサンプルを無料でダウンロードできる場合があります。Word形式のファイルをPCに保存し、編集して使用します。
会員限定の「レジュメ作成機能」から
会員登録を行いログインすると、Web上でプロフィールや職歴を入力するだけで、自動的に整ったレイアウトの職務経歴書を作成できる機能が利用できます。これはPDF形式などで出力できるため、スマホで作成したい場合や、Wordを持っていない場合に便利です。
エン転職フォーマットを使って書類選考を通過するコツ
便利なフォーマットですが、そのまま使うだけでは不十分です。採用担当者に「会ってみたい」と思わせるためには、以下のカスタマイズが必要です。
1. 「職務要約」を必ず自分の言葉で書き換える
テンプレートの冒頭には「職務要約」の欄が設けられていますが、サンプルの文章を一部変えるだけでなく、自分の経歴年数や具体的な実績に合わせて完全に書き換えてください。ここが採用担当者が最初に読む最も重要なパートです。
2. 不要な項目は削除してレイアウトを整える
職種別テンプレートには、自分には当てはまらない項目が含まれていることがあります。例えば「マネジメント経験」がないのに、空欄のまま項目を残しておくと「経験なし」が強調されてしまいます。該当しない項目は行ごと削除し、その分「自己PR」や「得意分野」のスペースを広げるなど、自分の強みが目立つようにレイアウトを調整してください。
3. フォントと文字サイズを統一する
Web上のツールやテンプレートを使って編集していると、コピー&ペーストをした際にフォントの種類やサイズがバラバラになってしまうことがあります。完成後は必ず全体を選択し、ビジネスに適したフォント(明朝体やゴシック体)とサイズ(10.5ptから11pt)に統一してください。
提出時は必ずPDF形式に変換する
エン転職のフォーマットはWord形式が基本ですが、企業に提出する際はWordのまま送らないように注意してください。Wordファイルは閲覧するPCの環境によってレイアウトが崩れたり、文字化けしたりするリスクがあります。作成が完了したら、必ず「名前を付けて保存」から「PDF」形式を選択して保存し、そのPDFファイルを提出するようにしましょう。
エン転職以外のフォーマットを使うべきケース
エン転職のフォーマットは「標準的で丁寧」な作りが特徴ですが、クリエイティブ職やエンジニアなど、ポートフォリオや技術スキルを一覧で見せたい場合は、レイアウトが少し保守的すぎてアピール不足になることがあります。その場合は、より自由度の高い「キャリア式」のフォーマットを別のサイトで探すか、自分で項目を追加してカスタマイズすることをおすすめします。
どのフォーマットを使うにせよ、重要なのは「読み手(採用担当者)が見たい情報が、見やすい場所に書かれているか」です。エン転職のフォーマットという信頼性の高い枠組みを利用しつつ、中身はあなたオリジナルの実績と熱意で満たすことで、内定を勝ち取る書類を完成させてください。





