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コールセンターの職務経歴書で書類選考を突破する職務要約の書き方と業務別例文集

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コールセンターやカスタマーサポートの求人は常に豊富ですが、時給の高い案件や正社員登用ありの人気求人、あるいは大手企業のSV(スーパーバイザー)職を勝ち取るためには、職務経歴書の冒頭にある職務要約で明確な差別化を図る必要があります。多くの応募者が「電話対応をしていました」という事実だけを書いてしまいがちですが、採用担当者が求めているのは「数字で成果を出せる能力」や「ストレス耐性」、「業務効率化への意識」です。ここではコールセンターへの転職を目指す方が自身のスキルを効果的にアピールし、書類選考を通過するための職務要約の書き方のポイントと、インバウンド・アウトバウンドなどの業務形態に合わせた具体的な例文を紹介します。

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コールセンターの採用担当者が職務要約で重視する3つのポイント

コールセンターの運営管理者や採用担当者が応募書類を見る際、職務要約を通じて確認したいのは「即戦力性」と「定着性」です。具体的には以下の3点を数値や実績とともに見極めようとしています。

1.担当業務の種類と規模感

受信(インバウンド)か発信(アウトバウンド)かによって求められるスキルは全く異なります。また1日あたりの受電件数や架電数、対応していた商材(通信、金融、通販など)を具体的に書くことで、どの程度の業務負荷に耐えられるかを判断します。

2.KPI(重要業績評価指標)への意識

コールセンターは全てが数値化される職場です。応答率、平均処理時間(AHT)、獲得件数、顧客満足度(CS)、一次解決率などの数字を意識して業務に取り組み、どのような成果を出したかが最も重要な評価ポイントになります。

3.PCスキルと事務処理能力

電話対応と同時に履歴を入力するマルチタスク能力が必要です。ブラインドタッチができることや、ショートカットキーを活用して後処理時間(ACW)を短縮できることは、生産性の高さを示す大きな武器になります。

職務要約の最適な文字数と構成テクニック

職務要約の適切な文字数は200文字から300文字程度です。採用担当者が30秒程度で読み切れる分量にまとめるのが理想的です。以下の3つの要素を組み込むことで、読みやすく説得力のある要約になります。

1.誰に(どこで):勤務したセンターの規模、席数、商材、経験年数。

2.何を(業務):インバウンドかアウトバウンドか、具体的な対応件数。

3.どうやって(実績):KPI達成のための工夫、表彰歴、PCスキル。

【インバウンド・受信】効率と満足度をアピールする例文

カスタマーサポートやテクニカルサポートなどの受信業務では、顧客の課題を解決する力と、一件あたりの対応時間を短縮する効率性を両立できることをアピールします。

例文

通信販売会社のカスタマーサポートセンターにて4年間、注文受付および問い合わせ対応業務に従事してまいりました。

1日平均80件の受電に対応し、お客様の話を遮らずに聞き出す傾聴力と、システム照会を迅速に行う並行処理能力を磨きました。特によくある質問については辞書登録機能を活用して入力時間を短縮し、チーム内で平均処理時間(AHT)を1分短縮することに貢献しました。またクレーム対応においては、事実確認と共感を徹底することで二次クレームへの発展を防ぎ、顧客満足度の維持に努めました。これまでの経験で培った「迅速な解決力」と「事務処理能力」を活かし、貴社のセンター運営に貢献します。

【アウトバウンド・発信】獲得数と粘り強さをアピールする例文

テレアポや契約促進などの発信業務では、断られることを前提とした精神的なタフさと、目標数字を達成するためのトークスキルの改善プロセスをアピールします。

例文

通信回線のアウトバウンドセンターにて3年間、個人宅への新規獲得営業に従事してまいりました。

リストへの架電を通じてアポイント獲得および契約促進を担当しました。当初は即切電されることに苦戦しましたが、冒頭10秒でメリットを伝えるトークスクリプトを自作し、相手の反応に合わせて3パターンの切り返しを用意しました。その結果、受付突破率が向上し、月間獲得件数でセンター内1位を2回達成しました。電話という顔の見えない環境だからこそ、声の表情や抑揚を意識して信頼を獲得してきました。貴社においても目標達成への執着心を持ち、売上拡大に貢献します。

【SV・リーダー候補】マネジメントと数値管理をアピールする例文

リーダーやSVを目指す場合は、オペレーターの育成実績や、センター全体のKPI改善(応答率向上や離職率低下など)に取り組んだ経験をアピールします。

例文

金融系コールセンターにて6年間勤務し、直近の3年間はリーダーとして15名のオペレーター管理および二次対応(エスカレーション)業務に従事してまいりました。

応答率が低下している時間帯を分析し、休憩時間のローテーションを見直すことで、放棄呼(あふれ呼)を10パーセント削減しました。また新人オペレーターに対しては定期的なモニタリングとフィードバックを行い、不安を取り除くメンタルケアを徹底することで、入社半年の離職率をゼロに抑えました。数値管理と人材育成の両面からアプローチし、貴社のセンターにおいても高品質で安定した運営を実現したいと考えています。

【未経験・接客/事務から】対応力とPCスキルをアピールする例文

未経験からコールセンターに挑戦する場合は、接客で培ったコミュニケーション能力や、事務で培った入力スピードをポータブルスキルとしてアピールします。

例文

ホテルのフロントスタッフとして3年間、チェックイン業務および電話予約対応に従事してまいりました。

対面での接客はもちろん、電話対応においても「声の笑顔」を意識し、丁寧かつ安心感を与える対応を心がけてきました。また予約システムへの入力業務を通じてブラインドタッチを習得しており、会話をしながら正確に記録を残すスキルには自信があります。コールセンターの実務は未経験ですが、接客業で培ったホスピタリティと、新しい知識を素早く吸収する学習意欲を活かし、早期に独り立ちできるよう努力します。

コールセンターの職務要約を書く際の注意点

コールセンターの職務要約を書く際によくある失敗として、「丁寧な対応を心がけました」という定性的な表現だけで終わってしまうことが挙げられます。丁寧なのは大前提であり、企業が求めているのは「一件でも多く対応すること」や「通話時間を短縮すること」といった効率性です。「丁寧かつスピーディーに対応できる」というバランス感覚を示すことが重要です。またテクニカルサポートなどの場合は、対応可能なOSやソフトウェアの知識を記載することで、教育コストのかからない人材であることをアピールできます。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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