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美容師の職務経歴書で書類選考を突破する職務要約の書き方とキャリア別例文集

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美容師の転職活動において、技術やセンスは面接や実技試験でアピールできますが、最初の関門である書類選考を通過するためには、職務経歴書の「職務要約」であなたの実力を数値やビジネススキルとして言語化する必要があります。多くの美容師が「カットやカラーをしていました」という業務内容の羅列にとどまりがちですが、採用担当者が知りたいのは、どれだけの売上を作れるか、どのような接客でお客様をリピーターにしたかという実績です。ここでは、美容師としての経験を魅力的に伝え、希望するサロンや異業種への転職を成功させるための職務要約の書き方のポイントと、キャリア別の具体的な例文を紹介します。

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美容室の採用担当者が職務要約で重視する3つのポイント

採用担当者(オーナーや店長)は、即戦力として活躍できるか、またはお店の雰囲気に合っているかを短時間で判断しようとします。職務要約では以下の3点を明確にする必要があります。

  1. 店舗規模と客層の具体性勤務していたサロンの規模(セット面数、スタッフ数)や立地、メインの客層(年齢層、男女比)を記載します。これにより、回転率重視の店でスピードを磨いたのか、高単価の店で接客を磨いたのかといった「得意なスタイル」が伝わります。
  2. 数値実績(指名数・売上・リピート率)「お客様に喜ばれた」という定性的な表現だけでなく、客観的な数字が必須です。月間の個人売上、指名客数、リピート率、店販商品の販売実績など、サロンの利益に貢献できる根拠を示します。
  3. 技術以外の貢献(マネジメント・教育・集客)スタイリストとしての業務以外に、後輩の技術指導、材料の発注管理、SNSを活用した集客活動、ホットペッパービューティーのブログ更新など、店舗運営のために能動的に動いた経験は高く評価されます。

職務要約の適切な文字数と構成テクニック

職務要約の最適な文字数は200文字から300文字程度です。以下の3つの要素を組み込むことで、読みやすく説得力のある要約になります。

  1. 誰に(どこで):サロンの規模、客層、経験年数、役職(スタイリスト、店長など)。
  2. 何を(業務):得意な技術(ショートカット、デザインカラー)、担当客数。
  3. どうやって(実績):指名数を増やす工夫、リピート率向上の施策、教育実績。

【スタイリスト・同業種へ】技術と指名実績をアピールする例文

別のサロンへ転職する場合は、即戦力であることを示すために具体的な数字と得意技術をアピールします。

例文

美容専門学校卒業後、都内の美容室(セット面8席)にて6年間勤務し、アシスタントを経てスタイリストとして4年間従事してまいりました。

月間約120名のお客様を担当し、特に骨格に合わせたショートカットと透明感のあるカラー施術を得意としております。カウンセリングを重視した提案により、指名売上100万円、リピート率85パーセントを1年間継続して達成しました。また、インスタグラムを活用した集客にも注力し、SNS経由で月間15名の新規顧客を獲得しました。これまでの技術と集客ノウハウを活かし、貴店の新規顧客獲得と売上拡大に貢献したいと考えています。

【店長・マネージャー】店舗運営と育成をアピールする例文

店長経験がある場合は、個人の売上だけでなく、店舗全体の目標達成に向けたマネジメント能力をアピールします。

例文

地域密着型の美容室にて8年間勤務し、直近の3年間は店長として店舗運営およびスタッフ6名のマネジメントに従事してまいりました。

個人の指名売上を維持しながら、店舗全体の売上管理、材料費のコストコントロール、スタッフの技術指導を担当しました。特に失客率の改善に注力し、接客マニュアルの見直しや次回予約の提案強化を行った結果、店舗のリピート率を10パーセント向上させました。また、定期的な面談を通じてスタッフのモチベーション管理にも尽力しました。これまでの店舗経営の経験を活かし、貴社の新店舗展開における責任者として貢献します。

【アシスタント・Jrスタイリスト】向上心とサポート力をアピールする例文

経験が浅い場合は、技術習得への意欲や、スタイリストをサポートしてサロンを回す「気配り」「行動力」をアピールします。

例文

美容師免許取得後、大型サロンにて2年間、アシスタントとして勤務してまいりました。

シャンプー、カラー塗布、ブローなどのヘルプ業務に加え、ヘッドスパの指名獲得に注力しました。お客様の疲れを癒やす丁寧な施術と会話を心がけ、アシスタントながら月間20件のスパ指名をいただきました。また、スタイリストがスムーズに施術できるよう、清掃や準備を先回りして行う段取り力を磨いてまいりました。現在はスタイリストデビューに向けてカットモデルでの練習を重ねております。持ち前の明るさと向上心で、貴店の営業をサポートしながら早期に戦力となれるよう努力します。

【異業種へ転職】接客力と体力をアピールする例文(営業・販売・事務)

美容師から異業種へ転職する場合は、長時間労働に耐えうる体力や精神力、そしてお客様の要望を引き出すコミュニケーション能力をビジネススキルとしてアピールします。

例文

美容師として5年間、接客および施術業務に従事してまいりました。

お客様の悩みや希望を短時間で聞き出し、プロとして最適なスタイルを提案する「課題解決型のコミュニケーション」を実践してきました。その結果、信頼関係を築き、指名リピート率80パーセントを達成しました。また、1日10時間以上の立ち仕事を行いながら、営業終了後も練習に励むなど、目標達成に向けた体力と忍耐力には自信があります。美容師として培った「傾聴力」と「目標達成意欲」を活かし、貴社の営業職として顧客との信頼構築と売上拡大に尽力します。

美容師の職務要約を書く際の注意点

美容師の職務要約を書く際によくある失敗として、専門用語(スライシング、ウィービングなど)を多用しすぎることが挙げられます。同業種への転職であれば問題ありませんが、異業種へ転職する場合は伝わりにくい可能性があるため、「カラー技術」や「特殊技術」といった一般的な言葉に置き換える配慮が必要です。また、「手荒れがひどくて」「休みがなくて」といったネガティブな退職理由は要約には書かず、「新しい環境でスキルを伸ばしたい」「ビジネススキルを身につけたい」といった前向きな意欲を伝えるようにしてください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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