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経理の職務経歴書で評価される自己PRの書き方と厳選例文

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経理職は専門性が高く、企業の経営基盤を支える重要なポジションです。そのため、書類選考を突破するには、単に「業務をこなせます」というだけでなく、どのようなスキルで組織に貢献できるかを具体的にアピールする必要があります。

採用担当者は、正確性やスピードはもちろんのこと、業務効率化への意識や、周囲と円滑に業務を進めるコミュニケーション能力を職務経歴書の自己PRから読み取ろうとしています。

ここでは、経理職の転職において採用担当者の目に留まる自己PRの書き方のポイントと、経験者や未経験者など状況別の具体的な例文を紹介します。

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経理の採用担当者が自己PRで重視する3つの評価ポイント

自己PRを作成する前に、企業側が経理職に求めている要素を整理しておくことが大切です。以下の要素を意識して文章を構成することで、説得力のある自己PRになります。

実務経験の幅と深さを明確にする

経理と一口に言っても、日次業務から月次決算、年次決算、税務申告、連結決算、開示資料作成まで業務範囲は多岐にわたります。採用担当者は、あなたがどこまでの業務を「一人で完結できるか」、あるいは「補助として経験しているか」を知りたいと考えています。担当していた業務の範囲と、その習熟度を明確に伝えることが、即戦力としての評価につながります。

正確性に加えてスピードと効率化の実績を示す

経理業務において正確性は大前提ですが、それだけではアピールとして弱くなりがちです。評価されるのは、正確性を担保しつつ、いかにスピーディーに業務を処理できるか、そして業務フローを改善して効率化を図れるかという点です。決算の早期化に貢献した経験や、システム導入による工数削減の実績などは、コスト意識の高い人材として高く評価されます。

専門用語を使わず他部署と連携できるコミュニケーション能力

経理は管理部門の中に閉じこもって仕事をするわけではありません。現場社員への経費精算の督促や、他部署への予算管理の依頼など、社内調整を行う場面が多々あります。専門用語を並べるだけでなく、数字や会計のルールを分かりやすく説明し、現場の協力を得られるコミュニケーション能力は、経理担当者にとって重要な資質です。

評価される自己PRを構成する基本ステップ

読みやすく説得力のある自己PRにするためには、論理的な構成で伝えることが鉄則です。思いついたことをそのまま書くのではなく、以下の流れで文章を組み立てることをおすすめします。

自分の強みを一言で定義する

まず、「私の強みは〇〇です」と一言で言い切ります。これにより、読み手は何に注目して読めば良いかが明確になります。「決算早期化を実現する業務改善力」や「現場と円滑に連携する調整力」など、キャッチーな言葉で表現します。

具体的なエピソードと数字で根拠を示す

次に、その強みが発揮された具体的な業務内容や実績を記述します。ここでは可能な限り数字を用いて、客観的な成果を示します。例えば、「月次決算を5営業日から3営業日に短縮した」「経費精算の差し戻し率を20パーセント削減した」といった具体的な数値が入ることで、エピソードの信憑性が高まります。

入社後の貢献イメージで締めくくる

最後に、その強みを活かして、応募先の企業でどのように貢献したいかで締めくくります。過去の実績を語るだけでなく、新しい環境での再現性をアピールすることが重要です。

【経験者向け】経理の自己PR例文

決算業務と業務改善をアピールする場合の例文

私は、正確な実務遂行能力と、現状に満足しない業務改善力に自信があります。前職では、月次決算の取りまとめおよび年次決算の補助業務を担当しました。当時、経費精算業務が手作業で行われており、月次決算の遅延要因となっていました。そこで私は、経費精算システムの導入プロジェクトに参加し、現場社員向けのマニュアル作成や説明会を主導しました。その結果、入力ミスが大幅に減少し、月次決算の確定を平均2営業日早めることに成功しました。貴社においても、正確な決算実務を遂行するとともに、より効率的な経理体制の構築に貢献したいと考えています。

マネジメント経験と組織強化をアピールする場合の例文

私の強みは、チーム全体の生産性を向上させるマネジメント能力です。現職では経理課長として、5名のメンバーの指導・育成を担当しています。業務が属人化しやすいという経理特有の課題に対し、業務フローの可視化と多能工化(ローテーション)を推進しました。これにより、特定の担当者が不在でも業務が滞らない体制を構築し、部署全体の残業時間を月平均20時間削減しました。プレイングマネージャーとして自ら手を動かすことはもちろん、組織全体のパフォーマンス最大化に貢献できるリーダーとして、貴社の成長を支えたいと強く志望しております。

【未経験者・微経験者向け】経理の自己PR例文

営業事務から経理へ転職する場合の自己PR例文

私は、数字に対する責任感と、正確かつスピーディーな事務処理能力に自信があります。現職の営業事務では、月間約300件の請求書発行や売掛金管理を担当してまいりました。1円のズレも許されない環境下で、ダブルチェックの徹底と独自のチェックリスト運用を行うことで、3年間請求ミスゼロを継続しております。また、Excelの関数(VLOOKUP等)を活用して集計業務を自動化するなど、効率化にも取り組んできました。経理の実務は未経験ですが、現在取得中の日商簿記2級の知識と、持ち前の正確性を活かし、早期に戦力となれるよう誠実に業務に取り組みます。

簿記資格と学習意欲をアピールする場合の例文

私の強みは、目標に向かって計画的に努力を継続する学習意欲です。現在、経理職へのキャリアチェンジを目指し、日商簿記2級を取得しました。資格学習を通じて、企業の活動を数字で捉えることの重要性と面白さを学びました。前職の販売職では、売上目標の達成に向けて日々の数値を分析し、行動計画を立てて実行するプロセスを大切にしてきました。実務経験はありませんが、この数字への意識と学習意欲を活かし、仕訳入力や小口現金管理などの基礎業務から確実に習得し、貴社の経理部門を支える存在になりたいと考えています。

自己PRをブラッシュアップするためのチェックポイント

受け身の姿勢ではなく能動的な貢献意欲を示す

自己PRを作成する際、「勉強させていただきます」「色々な業務を経験したいです」といった受け身の姿勢が目立つ内容は避けるべきです。企業は学校ではないため、自ら学び、貢献するという能動的な姿勢を示すことが大切です。「自ら課題を見つけて改善する」「知識を習得して還元する」といった表現を用い、自身の強みが企業の利益や効率化にどうつながるかを具体的にイメージさせる自己PRを作成してください。誤字脱字がないか、専門用語を使いすぎていないかといった基本的なチェックも忘れずに行い、自信を持って提出できる書類に仕上げてください。

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キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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