お役立ち情報
PR

マーケティング職の職務経歴書で採用担当者を唸らせる自己PRの書き方と領域別例文集

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

企業の売上を左右するマーケティング職は求職者からの人気が非常に高く競争率の激しい職種です。そのため職務経歴書の自己PRにおいて単に「マーケティングが好きです」や「色々な施策を経験しました」と書くだけでは採用担当者の目に留まりません。マーケティングの世界では結果がすべて数字で表れるため自己PRも徹底的に「数値的根拠」と「論理的思考」に基づいて構成する必要があります。採用担当者は応募者がどのような仮説を立て施策を実行し結果をどう分析して次に繋げたかというPDCAサイクルの質を見ています。ここではマーケティング職への転職を目指す方が書類選考を通過するために知っておくべき自己PRの書き方のポイントとWebマーケティングやSNS運用など領域別の具体的な例文を紹介します。

スポンサーリンク

マーケティング職の採用担当者が自己PRで評価する3つの実務能力

マーケティング職の採用選考において企業側が応募者に求めている能力は大きく分けて三つあります。一つ目は「数値へのこだわりと分析力」です。PV数やCVRあるいはROASといったKPIに対してどれだけ執着しデータを読み解いて改善策を導き出せるかが問われます。二つ目は「仮説構築力と戦略的思考」です。闇雲に施策を打つのではなく「なぜそのターゲットにその訴求が響くと思ったのか」というロジックが重要視されます。三つ目は「トレンドへの感度と学習意欲」です。アルゴリズムの変化や新しいツールの登場など変化の激しい業界であるため常に最新情報をキャッチアップし実務に取り入れる柔軟性が評価されます。これらの要素を具体的な成功体験と共に伝えることで即戦力としての価値を証明します。

数字と論理で説得力を高める「再現性」のアピール

自己PRに説得力を持たせるためには「再現性」を示すことが不可欠です。たまたまヒット商品に関わっただけではないことを証明するためにプロセスを詳細に記述します。構成としてはまず冒頭で「私の強みはデータ分析に基づいたCVR改善能力です」といったように結論を端的に述べます。次にその強みが発揮されたエピソードとして「当時の課題(例:CPAの高騰)」「立てた仮説(例:LPのファーストビューでの離脱)」「実行した施策(例:訴求軸のABテスト)」「得られた成果(例:CVR1.5倍、CPA20パーセント削減)」を記述します。最後にその経験を活かして応募先の企業でどのように貢献したいかという抱負で締めくくります。専門用語は適切に使用しつつ相手企業の業界に合わせて分かりやすく伝える配慮も必要です。

Webマーケティング・広告運用で数値成果をアピールする例文

リスティング広告やSNS広告などの運用型広告経験者は具体的な改善数値と運用規模を提示し分析の深さをアピールします。

私は徹底した数値分析と高速なPDCAサイクルにより広告効果を最大化する運用力に自信があります。前職のEC事業会社では月間予算500万円のリスティング広告およびSNS広告の運用を担当しておりました。当時はCPAの高騰が課題となっていましたが私はユーザーの検索クエリとLPの訴求内容の乖離に着目し広告文とLPの整合性を高める改善を行いました。またマイクロコピーのABテストを週次で実施しクリエイティブの勝ちパターンを蓄積しました。その結果半年間でCVRを1.2パーセントから2.0パーセントへ引き上げCPAを30パーセント削減することに成功しました。貴社においてもデータドリブンな運用を行いROIの最大化に貢献したいと考えています。

コンテンツマーケティング・SEOで資産性をアピールする例文

オウンドメディア運営やSEO対策の経験者は短期的な数字だけでなく中長期的な集客基盤を構築した実績をアピールします。

私はユーザーの検索意図を深く洞察したコンテンツ企画とSEO対策により持続的な集客チャネルを構築する力を持っています。現職ではBtoB向けオウンドメディアの編集長としてキーワード選定から記事制作のディレクションまでを統括してきました。ビッグワードでの上位表示だけでなくコンバージョンに近いロングテールキーワードを網羅的に対策することで顕在層の獲得に注力しました。また過去記事のリライトを定期的に行い情報の鮮度を保つ運用フローを確立しました。その結果立ち上げから1年で月間PVを1万から30万へ成長させ自然検索からのリード獲得数を月間50件で安定化させました。貴社においても資産となるコンテンツを積み上げ事業成長に貢献します。

SNS運用・広報でファン作りと定性効果をアピールする例文

SNS運用や広報活動ではフォロワー数などの定量面に加えユーザーとのエンゲージメントやブランド認知への貢献をアピールします。

私はSNSを活用したファンベースの構築とUGC(ユーザー生成コンテンツ)を創出する企画力に自信があります。前職では自社ブランドのInstagramアカウント運用を担当し一方的な情報発信ではなくフォロワーとの双方向コミュニケーションを重視しました。具体的にはストーリーズのアンケート機能を活用して商品開発にユーザーの声を反映させる企画を実施し共感を集めました。またインフルエンサー施策ではなく一般ユーザーによる投稿キャンペーンを仕掛けることでリアルな口コミを拡散させました。これにより1年間でフォロワー数を1万人増加させエンゲージメント率を業界平均の2倍に維持しました。貴社においても熱量の高いファンコミュニティを形成しLTVの向上に寄与したいと考えています。

未経験(営業職など)からマーケティングへ挑戦する場合の例文

異業種からマーケティング職を目指す場合は「顧客視点」や「数字への強さ」をポータブルスキルとしてアピールします。

私の強みは営業職で培った徹底的な「顧客視点」と目標達成に向けた「仮説検証能力」です。これまでは法人営業として顧客の潜在的な課題をヒアリングし解決策を提案してまいりましたがこの「誰に何を届けるか」という思考プロセスはマーケティングの根幹と共通していると考えています。実際に営業活動においても失注理由を分析し商談資料の訴求軸を変えることで成約率を15パーセント改善した経験があります。マーケティングの実務は未経験ですが現在はGA4の個人資格を取得し自身でブログ運営を行いながらSEOの基礎を学んでおります。営業現場で培った肌感覚としての顧客理解を活かしデータと現場感の両面から成果を出せるマーケターになりたいと考えています。

自己PRを書く際の注意点

マーケティング職の自己PRを書く際によくある失敗として「実績の羅列」だけで終わってしまうことが挙げられます。「PVを2倍にしました」という結果は素晴らしいですが採用担当者が知りたいのは「なぜ2倍になったのか」という理由です。その理由が説明できなければ「たまたまバズっただけではないか」と判断されかねません。必ず施策の意図と結果の因果関係を論理的に説明するようにしてください。また具体的な数字を出す際は社外秘の情報漏洩にならないよう「数千万円規模」といった表現に留めるなどの配慮もビジネスパーソンとしての信頼性を高めるポイントです。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました