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事務職の職務経歴書で採用を勝ち取る自己PRの書き方と職種別例文集

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事務職は有効求人倍率が低く人気が非常に高い職種であるため、経験者であっても未経験者であっても書類選考の通過は容易ではありません。多くの応募者が「真面目にコツコツ頑張ります」や「コミュニケーション能力があります」といった似通ったアピールになりがちだからです。採用担当者の目に留まるためには、事務職に求められる「正確性」「スピード」「改善能力」を具体的なエピソードと共に提示し、組織の生産性向上に貢献できる人材であることを証明する必要があります。ここでは事務職への転職を目指す方が書類選考を通過するために知っておくべき自己PRの書き方のポイントと、経験や状況に合わせた具体的な例文を紹介します。

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事務職の採用担当者が自己PRで重視する4つの実務能力

事務職の採用選考において企業側が応募者に求めている資質は、単なるデスクワークのスキルだけではありません。具体的には以下の四つの要素が評価の対象となります。一つ目は正確性とスピードです。ミスがないことは大前提であり、その上でいかに効率よく業務を処理できるかが問われます。二つ目はPCスキルとITリテラシーです。ExcelやWordはもちろんのこと、新しいシステムやツールへの適応力が業務効率化の鍵となります。三つ目はコミュニケーション能力とホスピタリティです。社内外の人と円滑に連携し、相手の意図を汲み取って先回りして動くサポート力が重要視されます。四つ目は業務改善能力です。ルーチンワークの中に潜む無駄を見つけ出し、コスト削減や時間短縮に繋げる提案力が即戦力としての評価を高めます。

抽象的な「事務処理能力」を具体的な成果に変換する書き方

自己PRを作成する際によくある失敗として「事務処理能力があります」という抽象的な表現で終わってしまうことが挙げられます。これではどの程度のレベルなのかが伝わりません。説得力を高めるためには、具体的な数字やツール名を盛り込むことが効果的です。例えば「PCスキルがあります」ではなく「ExcelのVLOOKUP関数やピボットテーブルを活用して集計時間を半減させました」と書きます。また「業務改善を行いました」ではなく「ファイリングのルールを見直して書類検索時間を1件あたり5分短縮しました」といったように、小さな工夫であっても数字で変化を示すことで、実務能力の高さとコスト意識を持っていることをアピールしてください。

一般事務・総務で「業務効率化」と「コスト削減」をアピールする例文

一般事務や総務職では、幅広い業務を効率よくこなしながら、会社の経費削減や環境整備に貢献した実績が評価されます。

私は現状の業務フローにおける無駄を省き、仕組み化することで組織の生産性を高める業務改善能力に自信があります。前職の総務部においては、備品の発注業務や請求書処理がアナログな手法で行われており、月末に業務が集中することが課題でした。そこで私は、管理表をクラウド化して各部署が直接入力できる仕組みを構築し、集計作業を自動化しました。また、消耗品の発注ルールを見直して適正在庫を維持することで、年間約20万円のコスト削減を実現しました。この取り組みにより、自身の残業時間を月間10時間削減するとともに、空いた時間で他の社員のサポートを行う余裕を生み出しました。貴社においても、常に改善の視点を持ち、正確かつ効率的な業務運営に貢献したいと考えています。

営業事務で「サポート力」と「数字への貢献」をアピールする例文

営業事務では、営業担当者が売ることに集中できる環境を作ることや、間接的に売上に貢献する姿勢が求められます。

私は営業担当者の動きを先読みして行動するサポート力と、正確な計数管理能力を持っています。前職の営業事務では、10名の営業担当者をサポートしながら、見積書作成や受発注業務を担当してまいりました。単に依頼された資料を作るだけでなく、過去の取引データを分析して提案資料にグラフを追加するなど、受注率を高めるための工夫を自発的に行いました。また、外出の多い営業担当者との連携をスムーズにするために、チャットツールを活用した報告ルールを提案し、連絡ミスによるトラブルを未然に防ぎました。その結果、チームの業務効率が向上し、営業部全体の目標達成に貢献することができました。貴社においても、縁の下の力持ちとして営業活動を強力にバックアップします。

経理・人事労務で「専門性」と「正確性」をアピールする例文

専門事務においては、法改正への対応力や、ミスが許されない業務を完遂する責任感と専門知識をアピールします。

私は専門知識に基づいた正確な実務遂行能力と、法改正や制度変更に迅速に対応する学習意欲を持っています。前職では経理担当として、日次仕訳から月次決算、年末調整業務までを幅広く担当してまいりました。数字の誤りは会社の信用に関わるという強い責任感を持ち、独自のチェックリストを作成してダブルチェックを徹底することで、3年間にわたり計算ミスゼロを継続しました。また、電子帳簿保存法への対応プロジェクトにも参画し、システム導入によるペーパーレス化を推進しました。現在は簿記1級の取得に向けて学習を継続しており、より高度な財務知識を身につけています。貴社においても、正確な実務を通じて経営基盤を支える役割を果たしたいと考えています。

未経験から事務職へ挑戦する場合の例文

異業種から事務職を目指す場合は、前職で培ったPCスキルやコミュニケーション能力、マルチタスク能力をポータブルスキルとしてアピールします。

私の強みは、相手の立場に立った丁寧なコミュニケーション能力と、複数の業務を並行して進めるマルチタスク能力です。これまではアパレル販売店の店長として勤務し、接客業務の傍らで売上管理やシフト作成、日報作成などのPC業務を行ってまいりました。Excelを使用した売上分析表の作成や、Wordでのマニュアル作成も日常的に行っており、事務処理に必要なPCスキルは習得しています。また、忙しい店舗運営の中で優先順位を判断してテキパキと業務をこなす力は、突発的な対応も多い事務職において活かせると考えています。実務経験はありませんが、持ち前の正確性と責任感で、一日も早く貴社の戦力となれるよう努力します。

自己PRを書く際の注意点と心構え

事務職の自己PRを書く際によくある失敗として、「サポートが好きだから」「安定して働きたいから」という受け身の姿勢が見えてしまうことが挙げられます。企業は「楽をしたい人」ではなく「会社を支えてくれる人」を求めています。そのため、サポート業務であっても「主体的に動いた経験」や「効率化への意欲」を強調することが大切です。また、誤字脱字は事務職としての適性を疑われる致命的なミスとなるため、提出前には細部まで入念にチェックを行い、丁寧で誠実な人柄が伝わる職務経歴書を作成してください。

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人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
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