お役立ち情報
PR

美容師の職務経歴書で指名と採用を勝ち取る自己PRの書き方とキャリア別例文集

keireki0530
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

美容師の転職活動において技術試験や面接が重要視されるのは事実ですが、人気のサロンや大手企業あるいは異業種への転職を成功させるためには、最初の関門である書類選考を突破しなければなりません。しかし美容師の多くは「技術やセンスを言葉で伝えること」に苦手意識を持っており、職務経歴書の自己PRが抽象的になりがちです。採用担当者は「カットが上手いか」だけでなく「売上を作れるか」「店に馴染めるか」あるいは「ビジネスマンとしての適性があるか」を見ています。ここでは美容師が自身の経験を魅力的なスキルとして言語化し、書類選考を通過するための自己PRの書き方のポイントと状況別の具体的な例文を紹介します。

スポンサーリンク

美容師の採用担当者が自己PRで重視する3つの評価ポイント

サロンオーナーや採用担当者が応募書類を見る際、特に重視している要素は以下の三つです。

  1. 定量的な実績(数字での証明)スタイリストであれば「月間個人売上」「指名客数」「指名率」「客単価」「店販比率」などの具体的な数字が最も説得力を持ちます。数字は実力の証明であり、即戦力かどうかの判断基準となります。
  2. 接客スタイルとファン化のプロセス技術力が高いのは前提として、どのようにお客様の悩みを聞き出し、提案を行い、リピーター(ファン)になってもらったかというプロセスが評価されます。カウンセリング能力やホスピタリティの高さが問われます。
  3. 組織への貢献と協調性アシスタントの教育やチームワークの向上、SNS運用による集客など、個人の施術以外で店にどのような貢献をしたかも重要です。小規模な組織が多い美容業界では、人間関係を円滑にする協調性が必須となります。

「センス」や「技術」をビジネス用語に変換するテクニック

自己PRを作成する際、「カットが得意です」や「おしゃれが好きです」という感覚的な言葉を、ビジネスに貢献するスキルとして変換して伝えることが大切です。

  • お客様と仲良くなるのが得意→ 「潜在ニーズを引き出すヒアリング能力」「信頼関係構築による顧客ロイヤリティの向上」
  • カットが早い、手際が良い→ 「予約枠を最大化するタイムマネジメント能力」「生産性の高い業務遂行力」
  • トレンドに敏感→ 「市場ニーズを捉えた提案力」「SNSマーケティングによる集客力」
  • 練習を毎日欠かさなかった→ 「目標達成に向けた継続力」「プロフェッショナルとしての向上心」

【サロン間転職】スタイリストが売上と得意技術をアピールする例文

スタイリストとしての転職では、数字を用いた実績と、自身の強み(カラー、ショートカットなど)を明確にアピールします。

私は、徹底したカウンセリングに基づく提案力と、SNSを活用した集客力により、個人の売上目標を達成し続ける実力を持っています。現職のサロンでは5年間スタイリストとして勤務し、特にショートカットとハイライトカラーを強みとしてブランディングを行いました。Instagramで毎日スタイルを発信し、DMでの事前カウンセリングを丁寧に行うことで、月間新規客数を平均20名獲得しました。また、施術中の会話からライフスタイルに合わせた次回の提案を行うことで、リピート率を85パーセントまで引き上げ、月間個人売上150万円をコンスタントに達成しています。貴店においても、即戦力として顧客満足度の向上と売上拡大に貢献したいと考えています。

【サロン間転職】アシスタントがポテンシャルとサポート力をアピールする例文

アシスタントやジュニアスタイリストの場合は、技術習得への意欲はもちろん、店を回すためのサポート力や販売力(店販)をアピールします。

私は、スタイリストが施術に集中できる環境を作るサポート力と、商品知識に基づいた店販販売力に自信があります。現在のアシスタント業務では、常にサロン全体の状況を把握し、お客様の待ち時間を減らすための先回りした行動を心がけてきました。シャンプー指名数は店舗内で1位を獲得しており、リラックスできる空間作りには定評があります。また、店販商品については成分まで勉強し、お客様の髪質に合ったシャンプーやトリートメントを提案することで、月間店販売上10万円を達成しました。貴店においては、チームワークを大切にしながら、早期のスタイリストデビューを目指して技術研鑽に励みます。

【異業種への転職】美容師から営業・事務へ挑戦する例文

美容師から一般企業(営業職、事務職、販売職など)へ転職する場合は、体力、コミュニケーション能力、目標達成意欲をポータブルスキルとしてアピールします。

私の強みは、お客様の言葉にならない要望を汲み取る傾聴力と、目標達成に向けて努力を継続する忍耐力です。美容師として5年間勤務する中で、老若男女問わず幅広い層のお客様と接し、短時間で信頼関係を築くコミュニケーション能力を磨いてまいりました。特にお客様の悩みを聞き出し、プロとして解決策を提案するプロセスは、貴社の営業職における課題解決型の提案にも活かせると考えています。また、アシスタント時代から毎日営業後の練習を欠かさず続け、スタイリストデビューを果たした継続力と体力には自信があります。未経験の業界ではありますが、持ち前のガッツと対人スキルを活かし、早期に戦力となれるよう尽力します。

自己PRを書く際の注意点

美容師の自己PRを書く際によくある失敗として、「感覚的な言葉ばかり並べてしまう」ことが挙げられます。「かわいいスタイルを作るのが好き」だけでは、ビジネスとしての再現性が伝わりません。「なぜそのスタイルを提案したのか」「その結果どうなったか」というロジックを加えることが重要です。また、異業種への転職の場合、「手荒れが辛いから」「立ち仕事がきついから」といったネガティブな退職理由が透けて見えないように注意してください。「接客スキルを活かして、より深く顧客の課題解決に関わりたい」といった前向きなキャリアチェンジであることを強調することで、採用担当者にポジティブな印象を与えることができます。

応募書類の作成を専門家へ相談して転職成功
サイトの目的や、書類作成アドバイスを詳しく知る

応募書類マスター

応募書類マスター
サイトの目的
応募書類マスター
応募書類作成のアドバイス
転職活動の状態ごとに、必要な知識を学べる

おすすめ転職支援サイト

キャリアプランの相談
キャリアプラン案内所
面接のアドバイス
面接のトリセツ
年収交渉アドバイス
給与交渉ナビ
ABOUT ME
ライト
ライト
キャリアアドバイザー
人材会社で15年間、転職・中途採用市場における営業職・企画職・調査職の仕事を経験。
社団法人人材サービス産業協議会「転職賃金相場」研究会の元メンバー
※当サイト記事はリンクフリーです。ご自身のサイトへ自由にお使い頂いて問題ありません。ご使用の際は、文章をご利用する記事に当サイトの対象記事URLを貼って頂ければOKです。
記事URLをコピーしました